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  Fリーグ2011 第13節 10月29日 藤沢市秋葉台文化体育館
  湘南ベルマーレ 4−5 バサジィ大分   フォトダイジェスト
                
 前回対戦では4対12という、まさかの大敗を大分に喫してしまった湘南。
 再び敵をホームに迎え、今回こそはビッグウェーブで大分を飲み込むつもりだ。
 前節で湘南は名古屋に負けてしまったが、湘南のホーム勝率は75%を誇る。
 サポーター達の応援を結果につなげる力はリーグでも随一。得点ランク2位のボラを筆頭に、
 するどい攻撃力、得点力を見せつけたい。

 対して、ここまでリーグ3位の大分。
 F初年度はフットサルとは言えない動きだった選手たちも、
 今ではキャプテンの仁部屋も筆頭にリーグ上位を常に争う実力をつけてきた。
 トップへの道を確かにする為に、ここで勝利してさらに勢いをつけたい。

 点取り合戦が必死の一番。湘南の暴れん坊がリベンジをかけ、再び大分に挑んだ。

 


 


 


 

 試合開始。早々から互いに激しい攻防を繰り広げる。
 


 

 岸本(No.31)のカウンターを仁部屋(No.10)がカット。守備でも若きキャプテンが奔走する。
 

 5分、豊島(No.10)が中央から左サイドへ流れ、再び中央へパス。
 

 これを唐澤(No.6)が素早く振り抜いてゴール! 先制は湘南。1−0。
 


 

 大分もディドゥダ(No.11)、アンドレ(No.5)など、高いフィジカルを武器に相手を封じ込める。
 


 

 10分、白方(No.7)のシュートはポストに弾かれ、さらに小曽戸(No.12)がゴレイロを振り切って
 シュートするがこれもポスト。大分はチャンスで決めきれない。
 


 

 だが11分、敵陣中央で仁部屋(No.10)がミドルシュート。これが決まってようやく1-1の同点に。
 


 


 

 追いつかれた湘南。野嶋(No.22)がトリッキーに相手を翻弄する。
 

 大分のゴレイロ清家(No.1)は、気を抜く間もない湘南の攻撃にも集中を切らさない。
 

 13分、右サイドを江藤(No.9)が疾走。これを中央へシュートパス。
 

 再び唐澤(No.6)が合わせようとするも、これは惜しくも届かず。
 

 大分の猛攻を集中して渡邊(No.12)が防ぐ。前半から激しいカウンター合戦が展開。
 

 このま1-1で前半終了かと思いきや、残り39秒でボラが倒されFK。ゴールに近い位置で絶好のチャンスだ。
 

 これを田中(No.20)が直接決めて勝ち越し! これで2-1。
 

 野嶋(No.22)から蹴りの祝福!
 

 ここで前半は終了。湘南が1点リードしているが、両者、素早く力強い攻防で、まったく先が読めない。
 

 後半開始。序盤は大分が攻め込む場面が目立つ。
 


 


 

 24分、右サイドで湘南の岸本(No.31)を小曽戸(No.12)が振り切り強烈なシュート。
 これが決まって大分2-2の同点に追いつく。小曽戸らしい仕掛けからの得点だ。
 


 

 後半、清家と交代して入った大分GKの青柳(No.21) 最後尾から指示を送る。
 


 

 30分、再び大分のチャンス。カウンターからの反撃。
 仁部屋からのパスを左サイドのアンドレ(No.5)が再び仁部屋へ折り返しのパス。
 

 これを仁部屋(No.10)しっかり決め込んでゴール! 2-3と逆転に成功。
 


 

 まだ諦めるには早い湘南。攻勢をかける大分を全員でしっかりとディフェンス。
 

 そして32分、右サイド奥、岸本(No.31)から送られたパスを、豊島(No.10)がミドルシュート!
 

 これが決まって3-3。三度同点へ。湘南ビッグウェーブは決して止んでいない。
 


 

 さらに2分後の34分、ボラが巧みにディドゥダ(No.11)と中村(No.19)の間へパスを通すと↓
 

 走り込んだ田中(No.20)が受け、これをゴールへ押し込んで湘南が逆転仕返す! 4-3と1点をリード。
 

 無邪気に喜ぶ田中(No.20) 重要な場面でこの日2点目を決めた。
 

 だが喜びもつかの間。すぐさま大分ディドゥダ(No.11)が同点弾を決める!
 隙を狙い、ミドルシュートでネットを揺らした。これでまた4-4の大打ち合い。
 

 プレーが激化するピッチ。攻撃の起点、ボラを抑える大分中村(No.19)
 

 湘南GK渡邊(No.12)は必死にゴールを守る。
 


 

 残り時間わずか。しかし大熱戦は同点では終わらない。
 残り1分というところで、ボラ(No.1)からのショートカウンターを大分ディドゥダ(No.11)がカット↓
 

 これをアンドレ(No.5)が素早くドリブルでゴールまで持ち込み↓
 

 ディドゥダ(No.11)とのワンツーから、アンドレ(No.5)が押し込んで勝ち越し!
 絶妙なタイミングで大分が見事に奪った勝ち越し点! これで4-5と再々再逆転だ。
 

 後がなくなった湘南。残り時間わずかだが野嶋(No.22)をゴレイロにパワープレーを仕掛ける。
 


 


 

 だが最後の猛攻も大分必死の守り。
 

 残り0秒。最後のチャンスも青柳(No.21)に潰され勝負あり!
 大分が熱戦をものにし、勝ち点3を手にした。
 


 

 勝ちはしたが、憔悴しきった大分。失点も多い厳しい試合だった。
 


 


 


 大分・館山監督のコメント
 
 今日はチームの勝利だった。カウンター合戦になったが、皆の気持ちが強く、勝ちきってくれた。
 前回の(大勝した)湘南との結果は普通の結果ではなかった。今回の対戦では、
 湘南はプライドを持って強い気持ちをもってくると思っていた。
 今日は互いにミスもあったが、その中で勝てたのは良かったと思う。


 湘南・小野監督のコメント
 
 ゲームとしてはすごくいいゲームだった。
 攻守の切り替えであったり、ゴールシーンも多く生まれ、見てくれたお客さんには
 フットサルの面白さが伝わった試合だったんじゃないかと思う。
 ただ、我々のチームとしては非常にもったいなかった。
 ディフェンスの仕方、攻撃に関してもこれまでの反省を活かして、1つの形を大分戦へ向けて作っていた。
 それは機能したが、ゲームのなかで波に乗り切れなかった。
 最後まで粘り強く戦ったことは選手のメンタル面の強さを感じたが、
 課題はゴールを守ることで、そこをどう改善していくか。
 その点を突き詰め、次の町田戦へ向けて取り組んでいきたいと思う。

 大分・小曽戸選手の話
 
 前回の大勝した湘南戦とは全く違う厳しい試合になるとは思っていました。
 相手が引いて来る中で、今日は仁部屋もよく仕掛けて多くチャンスを作ってくれましたし、
 こういった個人での突破だったりもうちの良さだと思うので、
 今後引いてくる相手であっても、このような形で崩せていければと思います。
 ただ今日は自分たちのミスによる失点が多かった。
 首位に食らいついていく為に今後負けられない戦いが続いていくと思うので、
 もっとミスを減らし、自分たちのフットサルができるようにしなきゃいけない。
 今日の(後半24分の)得点のように、高い位置で1対1での勝負を仕掛けていくのが理想なので、
 今後もああいう形が作れるように、チームとしても、個人としても成長していきたいと思います。


  これで大分は府中に変わって2位に浮上しました。
  次節湘南は11/5(土)ホームで町田、大分は11/6(日)ホームで浦安と対戦します。





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