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関東リーグ2011 1部 第13節 12月11日 寒川総合体育館
第1試合 アルティスタ埼玉 2−3 柏イーグルスTOR'82 フォトレポート
前日Fリーグ準加盟内定が発表された柏イーグルス。現在フウガに続く2位だが
準加盟という立場でもフウガに並んだ。ビッグクラブへ向け優勝を手土産にしたいだけに
ここで負けるわけにはいかない。
一方負ければ降格が決まる可能性があるアルティスタ。7位コロナとの勝点差は2。
関東一部から埼玉県のチームを無くさないために最後の2試合にかける。
立ち上がり、いきなり先制点を奪ったのは柏。細かいパス交換から高村が決め41秒で1点を取る。
アルティスタも3分にPKを得ると加藤が決めて同点。前半は我慢の展開。1−1のまま終了。
後半に入るとアルティスタが攻勢をかける。中盤を支配しシュート数でも柏を上回る。
29分には見事な連携から最後鈴木が押し込んで勝ち越しに成功。
2−1とされ何としても負けられない柏はリスクを覚悟でカサに掛かった攻撃をしかける。
アルティスタをゴール前に押し込むと36分、植崎が左ライン際からミドルシュートを決めて同点。
終了時間が迫る中、同点でも終われない柏はエース特手が狙い済ました見事なループを決めてついに逆転!
そのとき残り時間は10秒だった。
劇的な勝利で優勝へ望みをつないだ柏。トップとの勝点差は2。フウガとの直接対決で勝ち越しているだけに
フウガの最終戦を同点でもいけない状況に追い込んだ。逆転優勝へむけてミラクル柏が
J1柏と同じく一部昇格年優勝へ向け最終節に挑む。
開始すぐ、柏が細かくパスをつなぎ↓
高村が決めて柏先制!
3分、アルティスタ加藤がPKを決めて同点。
ハーフタイム、コロナ大場監督のモップがけ・・・
1−1で後半開始。
後半はアルティスタが攻勢を仕掛ける。
29分、鈴木(No.8)が決めてアルティス勝ち越し!2−1.
このあともアルティスタに勢いが・・・
37分、柏のタイムアウト。残り3分、逆転にかける。
直後、植崎の同点弾!
2−2で終盤へ望みをつないだ。
引き分けでは逆転優勝は消滅する。焦る柏。
残り10秒、特手(No.10・右)がこの位置でディフェンスに付かれながらループシュートを決める!
劇的な勝利で優勝へ望みをつないだ!
苦しくなったアルティスタ。最終節で他力の7位を目指すしかない。
今期、数々のミラクルを起こしてきた柏。最終節にもミラクルが待っている?
最終節、柏は14:40〜対ブラックショーツ戦、アルティスタは12:50〜ファイルフォックス戦です。
関東リーグ2011 1部 第13節 12月11日 寒川総合体育館
第3試合 コロナFC/権田 2−4 カフリンガ東久留米 フォトレポート
現在5位のカフリンガと7位でここで負けると入替戦以下が決まってしまうコロナの対戦。
前年王者ながら5位に甘んじているカフリンガだが、個々の能力の高さは言わずもがな。
ここに来て再度上位との差をつめ、地域チャンピオンズリーグ参加の2位の可能性も残している。
だがこの日の序盤、カフリンガの足取りは重かった。コロナのプレスにボールを失う場面が多く、主導権はコロナ。
9分には秋山からのパスを矢嶋が決めてコロナが先制。12分にも、飯塚からゴール前の山村とつなぎ、
朏島慎が押し込んで追加点。2−0、コロナのリードで前半を終えた。
後半、プレーを修正してきたカフリンガは、個人能力で勝負に出る。
特に、後半目立ったのは坂本。アグレッシブに動き回り、守備で奮闘すれば、攻撃でも起点となった。
26分、コロナから菊池がボールを奪いカウンターから坂本が決めてまず1点。
30分、カフリンガのCKから鰐淵が決めて同点。さらに31分、坂本が前線で山村からボールを奪い、
そのままゴールへ流こんで2−3と逆転。35分には
坂本からのパスを受けた鰐淵がループシュートで流しみ2−4。これで勝負あり。
コロナは7位以下が決定。降格を争うアルティスタも敗れたため、最終戦で降格か入替戦かを争うことになった。
カフリンガは最終戦でフウガと激突する。今期優勝に絡めなかった昨年の王者が、
最後に与えられた大きな役目を果たせるか?
後半怒濤の4得点で逆転勝ちしたカフリンガがフウガとの最終節へ弾みをつけた。
試合序盤は、コロナが優位に立つ。
ディフェンスに追われるカフリンガ。
余裕がない状況に、険しい表情の沖村(シニーニャ)。
9分、コロナの矢嶋(No.30)が決めて先制 !
積極的にシュートを放つ朏島慎(No.10)。
12分、飯塚(No.5)からのパスを…
山村(no.14)が朏島慎(No.10)へつなげ、朏島がゴールへと押し込む。これで2対0。
前半終了。何もできたなかったカフリンガ。後半は修正して臨みたい。
後半、躍動し、コロナを押し始めるカフリンガ。
菊池(no.3)が待望のゴールを決め、1点差に迫った。
そして30分に鰐淵(No.4)が追加点。ついに同点へ追いついた!
さらに1分後には坂本(No.30)がチーム3点目を決める。
コロナのFKは、鰐淵(No.4)の頭に直撃! これは弾かれる。
追いつきたいコロナだが、チャンスを見いだせない。
そして、最後は再び鰐淵(No.4)がループシュートを決めて2−4!
中川(No.17)がゴレイロに、パワープレーを見せるが…
このまま試合は終了。カフリンガが大逆転劇で、試合を制した。
悔しそうな大場監督。この敗戦により7位以下が確定。
自動降格の8位か入替戦の7位か。最終戦は負けられない。
修正が効いたのか、後半追い上げたカフリンガ。ほっとした表情だ。
最終戦、ぶつかるのは優勝のかかったフウガ東京。相手のホームタウンに殴り込みだ。
試合後カフリンガ東久留米 坂本選手にインタビューさせて頂きました。
−−率直に、今日の感想は?
権田に対しては、すごく苦手意識がありました。
前半で2点入れられて意気消沈してしまうかもしれませんでしたが、
選手、そしてサポーター全員の気持ちを1つに、後半1点を返すことができました。
そこからはうまく波に乗れたと思います。
−−前半相手のプレスに引っかかり、上手くいっていなかった?
うちは個人能力が高いチームだと思うし、ボールを持ってから考えるチームなので、
権田の早いプレス、ディフェンスに前が消されて、そこにハマってしまった。
でも、後半はディフェンスの間を狙ったり、ボールタッチを2タッチにしてうまく回避できました。
−−あとはカウンターから、個人能力で押していった形がよかった?
そうですね。
−−最終節はフウガ戦です。
僕たちも2位は狙える位置ですが、それはあまり気にせずプレーしたいと思います。
相手のホームタウンで、フウガに一泡吹かせてやりたいですね。
最終節、カフリンガは16:30〜対フウガ戦、コロナは11:00〜ゾット戦です。
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