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全日本選手権東京都大会 準決勝 駒沢屋内球技場
デルソーレ中野 2−1 小金井ジュール   フォトレポート
                
 全日本選手権、東京都大会準決勝。東京からは3位以上が関東大会への切符を手にするため
 準決勝で勝てば出場が決まる。第1試合は、関東2部のデルソーレ中野vs東京都1部の小金井ジュールの対戦。
 デルソーレは昨年東京都リーグに在籍していた為、互いの戦い方を熟知している仲。
 リーグの上下関係だけでは、試合の優劣は決まらない。

 積極的に攻めるデルソーレ、引いて守るジュール。
 序盤、前線からボールを奪いに行くデルソーレ。ジュールは相手の選手にしっかりとつき、チャンスを作らせない。
 3分、ボールを奪ったジュールの柴が一気に右サイドを駆け上がり逆サイドにパスが渡ると山口が押し込んでゴール。
 小金井ジュールが先制点を得た。
 虚をつかれたデルソーレだが、ボール保持率はこの後も依然として高く、チャンスも多い。
 時間が過ぎて14分、右サイドからデルソーレ安川のシュートが弾かれてこぼれたボールを
 松浦が押し込んで同点。前半はこのまま1−1で終了し後半へ。

 後半では、デルソーレがいきなり優位に立つ。
 21分のデルソーレのコーナーキック。つないで、右サイドへ送られたボールを
 安川がボレーで豪快に決め、デルソーレが2−1と逆転。
 戦い方は互いに前半と同じで、しっかり形を整えてから攻めるデルソーレに、カウンターのジュールという構図。
 ジュールは少ないチャンスをものにしようとアグレッシブに動くが、
 ミスが目立ち、なかなか思うようにはいかない。
 このまま得点は動かず、拮抗した展開が続き、ついにタイムアップ。
 デルソーレが僅差で逆転勝利を納め、決勝進出と関東大会出場を決めた。












ジュールは引いてチャンスを待つも、デルソーレのパス回しに翻弄される場面も。


それでも、カウンターからジュールが先制点を挙げる。











この日のデルソーレは、右サイドからチャンスを作ることが多く見られた。














同点弾を挙げた松浦(No.10)。こぼれ球を見逃さなかった。


この日の1点目を挙げた山口(No.8)。攻守でジュールを引っ張る。








強烈なボレーで逆転弾を決めた安川。ただしこの日はファウルも多かった。








コンタクトも強くなり、激しい競り合いを見せる。早く得点を生みたいジュール。


ファーへ放たれたシュートは惜しくもゴールからそれていく。悔しさをにじませる稲葉(No.6)







ここでタイムアップ! デルソーレが逆転勝利。そして関東大会出場が決定!





応援ありがとうございました! と、毎回サポーターへ感謝を示すデルソーレ。



 ※掲載当初、一部安川選手の表記が安井選手となっておりました。申し訳ありません。



全日本選手権東京都大会 準決勝 駒沢屋内球技場
ゾット早稲田 3(5PK3)3 バンフ東京   フォトレポート
                
 2試合目は関東1部のゾット早稲田、2部のバンフ東京の対戦。
 準々決勝では大量得点で勝利したゾットだが、この日の攻撃は歯切れが悪い。
 ボールが回らないシーンが目立ち、立ち上がりは決して良くなかった。
 それでも12分、バンフゴール前中央から伊藤がシュートを決め、ゾットが先制点を奪い優位に立つ。
 バンフは、キャプテンの小山を中心に攻撃を展開していくが、パスがつながらず
 スピードのある選手などの持ち味を行かした攻撃が思い通りにいかない。
 そして14分、ゾット肥沼が、サイドから中央へ来たパスをしっかりと当てて追加点。
 厳しい展開だったバンフだが前半終了間際、佐野がコート中央やや左前の位置から力強くロングシュートを放つと、
 ディフェンスをすり抜けてゴールへ突き刺さる。なんとか、2−1と前半のスコアを1点差にとどめた。

 後半では、試合の流れがバンフに傾き始める。
 キレの戻ったキャプテンの小山、11番の水口らが、スピードとテクニックでゾットを乱し始める。
 27分、それが結果につなる。小山からボールを受けた水口は、
 敵陣でディフェンス2人の間をスルっと抜けると、その勢いのままシュートをゴールへと突き刺し2−2の同点に。
 続けて31分、今度は小山がコート中央からスピードに乗ったドリブルを披露。
 そのままシュートを叩き込んで2−3と逆転。試合をひっくり返した。

 この後、しばらくはバンフの勢いにのまれかけていたゾットだが、2部に負けられない1部のゾットは
 個人技に頼った強引なプレーを用いてでも、徐々にゴールへ近づくようになる。
 35分、敵陣でボールを回したゾットは、中央から小笹がシュートを放ち、
 弾かれたボールに、詰めた伊藤が流し込んで再び同点へ。泥臭いゴールだが、なんとか追いつくことに成功する。
 残り5分、激しい攻防が続いたが、このまま試合は動かず決着はPKへと流れ込んだ。

 PKでは、緊張の中両者3人まで成功が続く。だが、バンフの4人目小野瀬が失敗。
 チャンスを得たゾットはこの後も伊藤、清野と危なげなく成功し、
 苦戦をしながらも関東大会への出場権を手にした。

序盤はゾットのペース。関東1部の意地を見せたい。











サイドからの突破でゴールへ迫る荒木(No.4)


バンフキャプテンの小山(no.12)は積極的に攻守に絡んでいく。


12分、まずは伊藤(no.6)が決めてゾット先制。





さらに15分に肥沼(No.15)がCKからのパスを押し込んで追加点。相手を突き放す。




前半終了間際、バンフ佐野(No.2)がロングシュートを決めて1点差に迫る。


前半終了。0点のまま試合を折り返すことは避けられた。


後半はバンフが躍動し始める。


競り合う村山(No.14)と長谷川(No.21)。バンフの各選手が前線に顔を出し始める。





後半途中から優れたテクニックを見せ始めた水口(No.11)。相手選手を2人抜き去り…。


そのままシュートを決めて同点弾。喜びに沸くバンフベンチ。


31分には小山(No.12)が加点し逆転へ! 小山、水口の動きにゾットが翻弄されていた。


まだ1点差。渡邊(No.1)が声の少なくなった仲間に気を吐く。


35分、敵陣内を広く使いパスを回していく。中央で小笹(No.9)がシュート。


こぼれ球を再び伊藤(No.6)が押し込んで3対3! 再び同点へ戻す。











試合はこのまま動かず、決着はPKへ。


両者、3人目まではしっかりゴールを決めていくが…


バンフの4人目、小野瀬(No.14)が外してしまう。


ゾットは伊藤、清野と5人目までしっかりと決めて勝負あり。


最後まで苦しい展開が続いたが、なんとかゾットが関東大会出場を決めた。


負けてしまったバンフだが、3位決定戦に、関東大会出場への望みは残っている。



  決勝戦と、関東代表が決まる3位決定戦のレポートも後日掲載します。





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