関東リーグ2013 第9節 9月7日 大網白里アリーナ
ファイルフォックス府中 3-7 フウガすみだ
フウガ対抗の一番手として開幕から2位につけていたファイルだが、前節カフリンガに今期初の負けを喫し4位に後退。
主力が大量に移籍し若手で踏ん張ってきたファイルだが、この試合に敗れるとシード権も失う状況に追い込まれた。
ファイルは気持ちの入った立ち上がり。2分、フウガ中央の落としから諸江のミドルシュートで先制されるが、
すぐに1分後、ファイルは徳嶽のゴールで同点に追いつく。さらに5分、三木の中央左からの強烈ミドルで逆転。
フウガが先制した試合を逆転されるのは今期初。さすがファイル、フウガ戦は特に違う、と感じさせる。
この後も押し気味に試合を進め、16分、ダイレクトでパスを繋ぎ、最後は中央の吉成が押し込み3-1。
リードを広げるファイル。フウガ2年ぶりの敗戦もありえるかと思わせるが、これでフウガにエンジンがかかる。
タイムアウトを取り攻めに転じると、まず18分、フリーキックを諸江が決め3-2。さらにプレッシャーをかけ
ファイルをゴール前に押しやると、残り30秒、混戦の中を駆け上がった諸江が決めて3-3の同点に。
フウガは2点差をつけられ気持ち的にも押されていた試合を前半のうちに追いつき、強さを見せる。
そして後半ファイルフォックスを悲劇が襲う。まず追いついた勢いそのままにフウガが大攻勢をかける。
23分、ゴール前に入り込んだ諸江が上手く合わせついに3-4と逆転!ここまでのフウガ全4ゴールはすべて諸江!
このあともフウガが猛攻。守備に追われると、厳しく守備にいった田村が足を捻りながら倒れこむ。
田村は負傷退場。今期エース級の活躍を見せてきた田村は左ヒザを痛め、しばらく治療を要する怪我となった。
フウガはファイルに反撃の隙をあたえずに攻めると、29分、パス回しから最後は宮崎が決め3-5。
さらにフウガは35分に宮崎、37分に太見の個人技で追加点を挙げ3-7とする。
1点でも返したかったファイルだが、37分に藤本が2枚目のイエローで退場となるなど、反撃に転じることも出来ず
ライバルフウガの前に完敗。順位は5位、シード権をカフリンガに奪われ、田村も失うという悲劇の週末となった。
2分、左からの折り返しに中央上がっていった諸江が合わせてフウガ先制。0-1。
3分、フウガのパスミスを拾った徳嶽がシュートを決め同点。1-1。
16分、左の山本から中央吉成が決めてファイルがリードを広げる。3-1。
珍しく動揺するフウガはタイムアウトを取って建て直しを図る。
18分、左サイドから諸江のフリーキック。金川が飛び込んで囮になりゴールイン。3-2。
20分、また諸江がゴール前に上がってシュートを決める。同点!3-3。
途中まで狙い通り進めていたが前半のうちに追いつかれてしまったファイル。
後半23分、諸江のこの日4点目で逆転!3-4。
守備に追われるファイル。26分、田村がチャージに行って負傷。交代となる。
フウガの攻撃に耐えるファイル。
28分、金川から宮崎が決め3-5。
田村は左ヒザを負傷。しばらく出場は出来ない模様だ。
35分、宮崎の得点で3-6。
37分、太見の得点で3-7。
さらに37分、藤本が2枚目のイエローで退場。
一人減ったファイルを圧倒的に攻めるフウガ。
3-7。ファイル完敗。シード権も失う結果となった。
フウガは首位独走。全日本選手権関東大会へのシード権はフウガ、ゾット、ブラックショーツ、カフリンガが獲得した。
ここまで若いメンバーと吉成監督が一丸となって古豪らしさを保ってきたファイルフォックス。正念場を迎えた。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時