ウイダーFリーグ2013-2014
第18節 10月11日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 vs アグレミーナ浜松
Fリーグ前期最終節、プレーオフ進出に向け、一つでも順位を上げておきたい町田だが、
なんと浜松にはこれまで0勝2分2敗と一度も勝てていない。F先輩チームとして意地を見せたい町田だが
浜松は相性のいい町田から最後に勝点を挙げようと意気込んで乗り込んできた。
平日の夜開催だが、多くはないが少なくもない915人の観客が集まった。
町田は引き分けは多いがここ6戦負けなしで上昇ムード。ここで勝てば前期5位になる可能性がある。
先発は町田:後呂・本田・金山・滝田:GKイゴール。浜松:剣持・曽根田・三輪・田中・GK赤窄。
ファーストシュートは後呂(町田4)のミドルシュート。
町田は浜松の攻撃をしっかり押さえ、シュートを打たせない。
町田は多くのチャンスを作るが、なかなかゴールネットを揺らせない。
笠井(浜松5)がイゴールと1対1となるが、イゴールがセーブ。
田中(浜松22)もフリーでボールを受けるが、フィニッシュの精度に欠ける。
向島のサイドチェンジから、笠井(浜松5)のシュートもゴールを割れない。
大地(町田14)のミドルシュートはディフェンスに弾かれる。
10分、金山(町田7)の落しから、右に流れた滝田(町田8)が思い切りのいいミドルシュート!
町田が先制。1-0。
町田は追加点を狙う。本田(町田6)のシュートは惜しくも枠外へ。
12分、笠井(浜松5)が倒され本田(町田6)にイエローカード。
浜松のFKは田中→三輪→ゴール前の向島へとチャンスを作るが、ゴールラインギリギリのところで本田が蹴り出す。
17分、町田のフリーキック。左に振って永島(町田11)から篠崎(町田16)のシュートはディフェンスに阻まれる。
1-0で前半の終盤。チャンスの応酬。
滝田(町田8)のシュートはディフェンスに阻まれる。
田中(浜松22)が抜け出すもイゴールが飛び出して弾き出す。
大地(町田14)のシュートもディフェンスがカット。
滝田(町田8)のシュートはわずかにバーの上へ。
前半終了間際、藤井(町田23)がバイスクルシュート。チャンスは町田がかなり多かったが点差は1のまま前半終了。
1-0。ここで勝利しなけれればと逆転に向け気合の入る浜松。
後半。町田は後呂・本田・滝田・横江・GKイゴール、浜松は剣持・曽根田・三輪・田中・GK赤窄でスタート。
後半も町田が仕掛け浜松陣内に攻め込んでいく。
25分、左サイドでボールを受けた森谷が豪快に蹴り込み町田にようやく追加点。2-0。
浜松は守備の時間が続く。
浜松は体を張って守る。
31分、曽根田が横江を倒し、浜松は5ファール。
町田は攻撃の手を緩めない。防戦一方の浜松。
33分、町田がボールを奪いカウンター。右サイドの滝田から↓
ゴール前で受けた金山が蹴りこんで3-0。
35分、藤井が右サイドで仕掛け、放ったシュートが左サイドネットに突き刺さる!4-0。
町田は引き続き集中したプレーを継続。
38分、イゴールからのゴールクリアランスを日根野谷が左サイドで受け、ディフェンスを交わしてシュート。5-0。
町田は最後まで浜松に反撃を許さず。
5-0で試合終了。町田が1年半越しで、ついに浜松から初勝利。雪辱を果たした。
浜松は前期18試合で第1クール町田からの1勝、勝点3のみに留まった。
町田は他チームの結果、前期7位。終盤は好成績。名古屋にも2引き分けだった。後期にプレーオフ進出を掛ける。
浜松・前田監督代行のコメント
僕は(チームを率いて)2試合目となったが、まだまだ全然足りない部分があって、今日の試合では悪い意味でアグレミーナらしさが出てしまい、サポーターの方には申し訳なく思っている。中断期間があるが、その間に悪い部分をどう修正していくか、これからクラブのスタッフと話していく。前半戦18試合行って勝点3しかとれず大変申し訳なく思っているが、応援に来ていただいている皆さんをガッカリさせないよう、後半戦は相手チームの観客やサポーターの皆さんが「アグレミーナ少し変わってきたな」と思ってもらえるように、トレーニングを積んで頑張りたいと思う。
Q:足りないと思う部分は具体的にどの部分か。
僕がこの2試合で感じていることは、以前は勢いでやっていることが多く、あとは気持ちの部分というのが大きく、それでゲームが成り立っていた部分があった。僕がチームを率いてから、ボールを大事にしようということをテーマにフットサルらしさを求めようと思っているが、サッカーをやってきた選手たちと長年フットサルをやってきた選手たちとの会話にギャップが大きすぎて、上手くゲームやトレーニングが成り立たない部分があるのかなと思う。ガミガミ言っても本人の意識が変わらない事には上がってこない。首を切るのは簡単なことだが、それをやっていても同じことの繰り返しになってしまうと思う。やはり選手個人個人も僕自身も、チームが良くなるために自分に何ができるのか、何が足りないのか、どうしなくてはいけないのかということをもっともっと突き詰めて、はじめて色々な話ができるようになっていくと思う。1年経って、多少選手達も変わってはいるが、まだ勢いでやっている選手がいるので、そこが課題だし、そこを何とか変えていかなければならないと思う。他にもフィジカルの部分で足りていないと思うし、良い状態でボールを受けれていないからこそボディコンタクトなども負けていると思う。たくさん課題はあるが、時間がない中で一つずつ何とか解決しないと、昨年や前期の繰り返しになってしまうので、チームとして頑張りたいと思う。
Q:前期を総括すると?
前期、僕はまだ2試合しかやっていないので総括できるような立場ではないが、後期に向けての好材料ということについては、チームとして声が出てくるようになった。フットサルを長くやっている選手から、こうしようという意見が出てきていると思うし、若い選手たちに伝える努力はしている。それを若い選手たちが感じてくれて、対等に話ができるようになったときには、結果に出てくるのではないかと思う。
浜松・三輪キャプテンのコメント
監督も言ったように、フィジカルの部分だったりフットサルの動きの部分だったり、まだまだ全然足りない部分が多い。一人ひとりが責任を感じてトレーニングしていかないと、上には上がっていけない、このまま終わってしまうのかなと思う。今日は悪い部分が出て、正直、完敗だった。それをどう言っても変わらないので、中断期間でその部分を修正して、アグレミーナが後期から変わったと思われるように、気持ちの入ったプレー、責任を持ったプレーができるように、僕も一番上として引っ張っていきたいと思う。
Q:前期の総括と後期に向けた好材料は?
前期を振り返って、他のチームと比べ大きく足りないと思うのは、ゴールへの執念だと思う。1得点が入るところが入らない、ゼロのまま。責任を持ってシュートを打っている選手が何人いるのかなという気持ちの部分になるのかと思う。そういう部分はとても大事だと思う。他のチームで点を取っている選手は、これが決まったら試合が決まると思って、しっかりシュートを打ちきっていると思う。あとは逆にディフェンスの部分で、抜かれたら、裏取られたらと怖がって、スライディングしなくて失点というプレーが多いかなと思う。最後の最後まで悪あがきして入ってしまったら、やられたというところがあると思うが、ここでこうしておけば良かったのにというプレーをしている選手がいると僕は思う。そこの改善を考えないと、こういう結果になる。後期に向けての好材料は、自分が今取り組んでいることは、若い選手・中堅の選手と、どうだったか・どうしたいかなどを話すようにしている。徐々にちょっとずつ若い選手からも意見が出るようになってきて、コミュニケーションが取れてきているので、上手く結果に繋げていければ後期に良い結果が出てくるのではないかと思う。
町田・関野監督のコメント
浜松が参入した昨年からウチが勝てていなかったのが浜松と名古屋だけだった、その一つである浜松に勝つということをクリアできて良かったと思う。ただ、試合の内容としてはパーフェクトではなかった。前半もキーパーと1対1の場面を2・3度作ってしまった。そこは修正しなければならない。あくまでもうちは失点をゼロか多くても1点か2点と考えている。決定機をイゴールが止めてくれているが、そういった場面を作らせないようにやっていかないといけない。後期は絶対に優勝を目指してやるつもりでいる。もっともっと苦しい試合が出てくると思う。大きいのはここ7試合で一度も負けていない無敗という部分と、失点も取られて2点ということで、チーム状態としては決して悪くないと思うし、このまま無敗でいくという記録は意識しつつ、セカンドステージに向かってやっていきたい。
Q:苦手としている浜松に5-0という結果、どこに要因があったか?
苦手という意識はない。選手たちも苦手意識は無いと思う。苦手意識は無かったが、今まではリスク管理がうまくいかなかったので、チャンスを作っても点が取れなかった。今日の前半を見てもらうと、チャンスを作れる回数は他の試合よりも多い。そういった時に前掛りになってカウンターで点を取られてしまっていたことが、浜松に対して焦ってしまう原因かなと思っている。今回は、そういった部分が失点につながらなかった。あとはオフェンスのラインを上げること出来たのが後半勝てた要因だと思う。5点取ったというのも久しぶり。得点力は大きな課題なので、失点を0、最低でも1で抑えていくということをしていきたいと思う。
Q.今日のイゴールは前半のピンチも防いだし、ロングスローも決まり、言うことないですね。
そうですね。シーズンの最初、選手全員が一番後ろにイゴールがいるということでリスクをかけて攻撃できるという意識は持っていた。今ももちろんイゴールに止てもらうということは沢山あるが、イゴールと出ている4枚のディフェンスの連動性というのも少しずつ構築できていると思っている。危ないチャンスも作られているので、まだまだ未熟ではあるが、7試合で最高でも2点しか取られていないというのはイゴールの力もあるし、ディフェンスの集中力・イゴールとの連動性が構築できつつある証しだと思う。シュートを打たせていないという部分もしばらくはずっとリーグNo.1で来れていた。シュートを打たせていないのはイゴールではなくディフェンスの力だと思う。それプラス、イゴールがピンチを防ぐという相乗効果が出来ていることで失点が減っているのだと思う。とは言え、今日のイゴールはパーフェクトだったと思うし、1対1の決定的な場面を止めてくれたので感謝している。
町田・横江キャプテンのコメント
勝つことが全てだったので、数字はどうであれ勝点3を得たということがすごくプラスになった。後半2点目が入るまではしんどいゲームだったが、2点目が入ってからは、少し皆が落ち着いて良いゲーム運びも出来たと思う。ファールやトラブルもなかったので、そういう意味ではすごく集中を切らさない良いゲームができた。もちろん満足できない部分はあるが、こういった結果を得られたことは良かったと思う。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時