ウイダーFリーグ2013-2014
第21節 11月17日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 vs 名古屋オーシャンズ
前期から続く不敗記録を9に延ばしている町田。名古屋相手にも前期の2試合とも引き分けており、
勝利の期待が高まっている。名古屋も後期開幕戦で府中に破れており、これ以上負けられない。
メディアも大勢集まった注目の一戦は、予想通り僅差の接戦となった。
事前練習に出てきた町田が集まりだした観客に挨拶。この日の入場者は1425名だった。
入場口でキャプテンマークを吉川に付けてあげる旧キャプテンの北原。
クールかと思えばお茶目だったりもする町田キャプテンの横江。
古巣名古屋と対峙する前田。
前節F100ゴールを挙げた本田マルコス(ジャッピーニャ)選手が表彰される。
試合前の集合写真撮影。名古屋の表情は硬くない。
名古屋先発は、サカイ、白方、森岡、ペドロコスタ、GK篠田。
町田先発は、本田、金山、滝田、永島、GKイゴール。
立ち上がり、町田が攻め込む。
開始52秒、町田のコーナーキック。
早いコーナーキックがファーポストに当たって跳ね返ると↓
金山がこれを押し込んでゴールへ!
1分経たないうちに町田が先制!1-0。
先制された名古屋の反撃。森岡のシュートはイゴールがセーブ。
名古屋の攻めに町田が対応してカウンターを仕掛ける。
良く守っている町田。
だが徐々に名古屋の攻撃が町田ゴールを脅かし始める。
9分、渡邉の折り返しに↓
サカイが詰めるが追いつかない。
森岡のシュートは大地がブロック。
さらに森岡の右サイドからのスライディングシュートはイゴールが足で弾く。
12分、また右サイドから森岡が、今度はイゴールを引き出し折り返すと↓
中央に上がったサカイが無人のゴールへシュート↓
惜しくもポスト左へ抜ける。
町田のカウンターはロングボール主体に。名古屋押せ押せの展開。
14分、吉川が倒され町田は5ファール。
15分、左サイドで森岡が切り返して逆サイドへ浮き玉パス↓
これをダイレクトボレーでシンビーニャがゴール右下へ叩き込む。
イゴールもこれは取れず、名古屋が同点に追いつく。1-1。
今年の新戦力シンビーニャ。後期に入ってこれで3試合連続ゴール。
劣勢にまわっていた町田は反撃を仕掛ける。
金山が切り返してのシュート。これもシンビーニャが止める。
シュートを弾いたこぼれ玉に詰める北原とイゴール。
森岡のシュートは大地がブロック。
横江が2人に囲まれながら抜き去りシュートを放つがGK篠田がセーブ。
前半終了。1-1。シュートは町田6本に名古屋21本。町田先制後は名古屋が攻めていたが、
イゴールの守備力を前程に良く守ってカウンターを狙った町田。まだどちらに転がるか分からない好ゲーム。
後半を前に気持ちを高める両チーム。
後半は町田永島のシュートから始まる。
後半開始1分、前線で金山からボールを奪ったサカイがそのまま前をむいてシュート↓
見事にサイドネットを揺らす!
名古屋逆転!1-2。
一瞬の隙をついたサカイ。これで名古屋が勝利に近づいたか?
直後、サカイにボールを奪われた金山が取り返そうと突破を図る。
さらに前田のシュートは篠田がセーブ。
後半5分、激しい試合で接触が増える。森岡が痛んでベンチへ下がると↓
直後、吉川も痛んでタンカで運ばれる。
大事には至らないが緊迫感のあるゲームが続く。
ロングパスに追いつけず悔しがる滝田。
後半8分、中央で永島がシンビーニャのボールを奪いゴールへ向かうと↓
追いかけたシンビーニャが思わず手を掛けて止めてしまう。
決定機阻止で一発レッドカード。名古屋は好調シンビーニャを失い2分間1人少なくなった。
同点に追いつく絶好のチャンスに湧く町田サポーター。
吉川、サカイ、ペドロコスタで守る名古屋を攻め立てる町田。滝田のシュートはGK篠田が弾き出す。
金山のシュートパスはファーで待つ本田の裏を抜ける。
甲斐の強烈シュートも篠田が弾く。
2分間を名古屋は守りきり、5対5に戻る。
しかし5対5に戻った直後、本田のドリブル突破を室田が止めに入る。
またレッドか?とヒヤッとするプレーだったがイエローカード。詫びに入る室田。
業を煮やし自ら上がってシュートを放つイゴール。
全体的に動きのいい町田だが永島の動きも目立った。
残り5分を切ったところで町田は滝田を使ってパワープレー開始。
リスクを掛けるが名古屋の守りの前に決定機までは作れない。
名古屋も守りだけにならず攻撃も仕掛ける。森岡の強烈シュートはイゴールが抑える。
最高のゴールゲッターと最高のゴレイロの攻防に湧く場内。
町田最後の攻撃、甲斐のシュートも篠田が止める。
最後は森岡この日6本目のシュートで試合が終わる。
タイムアップ。1-2、接戦ながら名古屋がしっかり勝利を収めた。
後期開幕戦は落としたがその後2連勝。まだ圧倒的な強さを見せていないが流石に大きく崩れない。すでに3位だ。
町田は10戦ぶりの敗戦。しかし名古屋にも当然のように接戦し、地力があることを感じさせる試合ぶりだった。
ネットをくぐって一番端の観客まで手を伸ばす森谷。
名古屋・ビクトル・アコスタ監督のコメント
今日の試合はタフな試合でしたが、前期唯一勝てなかった相手、最後パワープレーで同点に追いつかれたり、苦い思いをした相手でしたので、タフな試合は予測していました。この試合に向けても、こちらがリードしている状態では最後パワープレーを仕掛けてくるのは分かっていましたが、対策どおり我慢強く対処できた試合だったと思います。私たちの有利といえる内容ではなかったですし、途中でケガ人も出ましたが、互いに支えあってチームで戦った精神が出た良い試合だったと思います。
名古屋・吉川キャプテンのコメント
今日の試合は我慢の試合だったと思います。ロースコアのゲームでしたが、全体を通しては名古屋のペースで進められたと思いますし、チャンスの数からするともう少し点に繋げられれば楽に勝てたんじゃないかなとも思いますが、リーグ戦のなかにはこういう難しい試合もあって、そいう意味では良い経験になったんじゃないかなと思います。
町田・関野監督のコメント
前半ゲームの入り方は良くて、そこで点の取れた試合だったんですが、前半終わりくらいからディフェンスラインが下がってしまったり、相手にペースを握られてしまいました。ハーフタイムにその(デフェンスが下がり過ぎない)点は指示したんですけど、後半後方でのミスで失点してしまって、こういう拮抗したゲームでああいうミスをしてはいけないな、というゲームでした。
ここ9試合負けなしで、このところ3失点以上取られることはなくなっていて、それに関してはチームとして自信を持っていいと思うんですね。しかし知ってのように町田は以前は点の入るチームだったんですが、今期は点を取れなくて、それが前期も最も引き分けが多いチームというところに出ていると思いますし、逆に言えばもう1点取れていれば勝てたわけで、この攻撃面での課題をクリアしていかなければ、最終的な私たちの目標である優勝にたどりつけないと思います。
しかしまだ後期は3試合なので、今日は凄く悔しいですけれども、その辺りを修正し頭を切り替えて今後の勝利につなげていきたいと思います。
<町田・横江キャプテンのコメント>
まあ・・・いま監督が言われたとおりだと思います。完敗かな、と。試合のポイントというか、勝利に持ち込むキーになるポイントはいくつかあったと思うんですけど、そこをしっかりモノにしないといけませんし、我慢すべきところで失点してしまった、逆に言えば、そこをモノに出来るチームと出来ないチームの差が出てしまった試合だなと思います。結果的にロースコアのゲームだったんですけど、互いにもっと点が生まれていてもよかった試合ですし、点が入らななくてもおかしくない試合で、どちらにしてもスコア的に大きな差が出る試合ではなかったと思うんですけど、やはり勝っていくチームとそうでないチームの違いというのを感じます。プレーしている選手だけでなく、ベンチの選手もしっかりアンテナを張って、ピッチに出たときに勝敗のポイントを読んでプレーするようなことがチーム全体で出来るようになっていかないと、ちょっともったいない試合だったかなと思います。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時