Fリーグ inゼリー2014 第3節 7月6日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 vs 名古屋オーシャンズ
昨季年間勝点3位、3月の全日本選手権4位、5月のオーシャンカップ準優勝と、非常に好成績の町田。
しかし開幕戦は新規参入の仙台と浜松相手に2試合連続スコアレスドローと相変わらずの脆さも露呈した。
ホーム初戦の相手は王者名古屋。町田は名古屋とオーシャンカップ決勝でも当たり、3-4で惜敗。
その翌週にはプレシーズンマッチで3-1で勝利。しかしなんと公式戦では名古屋に勝ったことがない。
地元で満員の観客に、そろそろ名古屋戦での勝利を披露したいところだが?
2分2秒、左サイドで永島(町田11)がライン際を上がりながらミドルシュートを放つと↓
見事ニアポスト側上段を捕らえる!
早くも町田が先制!1-0。
開幕2試合で1点も取れなかったのに名古屋相手にあっさり得点。この辺が町田らしい。
先制後は名古屋が攻める。
8分、町田に久々のチャンス。横江(町田9)のシュートはGK篠田が弾く。↓
そこで得たコーナーキックから中央へ↓
ディフェンスがコースにいたが篠崎(町田16)のシュートはその横を抜けてポストいっぱいに入る!
2-0、やったぜ篠崎!
名古屋相手に2点リード。今日は行けそう?ほぼ満員の観客も盛り上がる。
さらに町田、滝田(町田8)が右に振って↓
藤井(町田18)が折り返す↓
惜しくもゴール前を抜けていくが、町田のカウンターが機能している。
名古屋としては町田の好きにさせていられない。町田をゴール前に釘付けにする。
14分、名古屋が右サイド、吉川(名古屋15)からサカイ(名古屋4)と繋いで中央へ浮き玉パス↓
中央で待つ森岡(名古屋9)がダイレクトボレーでゴールへ叩き込む!
やっと決まった。名古屋が1点返し2-1。
まだ勝ってる、落ち着いていこう。町田キャプテンの滝田。
引き続き名古屋が次々とシュートを放つ。しかし町田GKイゴールがことごとくセーブ。
町田は引いて守ってカウンター。19分、森谷(町田3)が右ライン際を抜け↓
GKが出てきたところをそのままシュート↓
戻ったペドロコスタ(名古屋14)がヘッドでクリア。
2-1のままハーフタイム。名古屋は攻めてはいたが町田ペースを覆せなかった。
今日は勝つ。真剣に戦術を確認する町田。
後半開始。さっそく町田のロングボール。
滝田、ここは追いつけず。
23分、狩野(町田10)が白方(名古屋8)を抜き去り↓
シュートパスをゴール前へ↓
逆から詰めた横江(町田9)が叩き込む!
町田に追加点!3-1。
これは本当に行けるぜ!ホームの会場は大盛り上がり!
さらに直後、同じ形で今度は横江(町田9)からのクロス↓
ここは何とか白方(名古屋8)がクリアしたが、町田が押せ押せムード。
負けられない。名古屋が目の色を変えて攻める。
町田の集中も切れない。堅い守備とカウンターで対抗する。
時間が過ぎる。名古屋が徐々に焦りだす。
35分、中央で横江(町田9)が囲まれたが↓
反転して抜け出し↓
体勢を崩しながら左足シュート!
ゴールネットを揺らす!
これで4-1!残り5分!満面の笑みで声援に答える。これは勝てるぞ!
町田体育館はお祭り状態!
すぐに名古屋はタイムアウト。
3点差で残り5分、名古屋はパワープレーを開始する。
攻める名古屋、守る町田。
36分10秒、左サイド吉川(名古屋15)の戻しを前鈍内(名古屋12)が左足シュート↓
左下いっぱいでイゴールの手を弾きゴールイン。名古屋1点返して4-2。
2点差で残り4分ならまだまだ行ける。プレー再開を急ぐ名古屋。
ところがその直後、イゴールの超ロングスロー↓
パワープレーで無人の名古屋ゴール前で前鈍内(名古屋12)と金山(町田7)が競り合う↓
そのまま体ごとボールはゴールへ!触れていれば町田の得点だが?
判定は前鈍内が触れたとしてオウンゴール!町田に貴重な追加点が入る!5-2。
競り合ってゴールを呼んだ金山先輩の頭をなでなで。
さらに39分、町田ゴール前の混戦からこぼれ玉を藤井(町田18)がロングシュート↓
ダメ押しの6点目が入る。
そして声援のなかタイムアップ。6-2、町田が名古屋から初勝利を挙げる!
守ってカウンター。アグレッシブなフットサルでないかも知れないが、町田には名古屋からの勝利が必要だった。
待ち望んだ名古屋からの勝利をサポーターと分かち合う。
ついに名古屋に勝利!おめでとう町田サポーター。
名古屋オーシャンズ・ガルシア監督のコメント
今日はとてもタフな試合でした。こういった競技では良い時も悪いときもあります。今日はボールポジェッションも高く、チャンスも多く作れて内容は悪くなかったのですが、町田は非常にタイミングよく点を取り、私たちの流れを作らせなかったのは上手かったと思います。私たちは今日は40本のシュートを打っても入らなかった試合だと思います。(実際公式記録上は42本、町田は20本。) 相手のMVPもGKイゴールでしたし、残念ながらこういう日もあるのかなと思います。
<Q.町田にこのところ苦戦していますが、やり難さがあるのでしょうか?>
どのチームにもチーム戦術というものがあると思います。私たちのチームはアグレッシブなプレーを掲げていますが、町田は(名古屋相手には)守備を固めてカウンターを狙うチームなので、私たちの攻撃が決まらない時には、確かに今日のように苦戦してしまうので、今後戦う時は戦い方を変えないといけないのかな、とも思います。相手はGKの上手さに賭けて、こちらの守りの体勢が整う前にロングボールでワンチャンスを狙ってきたと思いますが、もう少し相手の狙いどころを考えて対策をしてもいいのかな、と考えています。ただ私たちの良さである攻撃的なフットサルを失いたくないというのもあるので、今後はその両方を考えて対応しなければいけないと考えています。
名古屋オーシャンズ・吉川キャプテンのコメント
負けはしましたが、それほど悪い内容の試合ではなかったのかなと思います。でもリーグの中ではこういうゲームもあると思いますし、これでチームがバラバラになるのではなく、切り替えて次の試合にいい準備をして臨みたいと思います。
ペスカドーラ町田・関野監督のコメント
非常にハードな試合でしたが、選手が最後の最後まで団結して同じベクトルで戦えた結果で、正直嬉しいですけど、ただまだ第3節で、僕たちは今期優勝を持ち帰ることを目標に掲げていますので、今日の勝利というのはそのプロセスの一つに過ぎませんから、今日もまだまだいろんなエラーもありましたし、今日の勝利に一喜一憂することなく、次の試合にしっかり繋げて前に進んでいきたいと思います。
ペスカドーラ町田・滝田キャプテンのコメント
今日は難しい試合になるのは分かっていましたし、でも今の僕たちが名古屋に勝つにはこういう方法しかないんじゃないかな、と思っています。本当はもっとやらなければいけないこともありましたし、やるべきこともありましたけど、いまの現状の戦力とチームを作り上げていく過程のなかでは、これがベストゲームだったのではないかなと思います。
同日、同会場で行われたフウガドールすみだvs府中アスレティックFC戦も後日掲載いたします。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時