Fリーグ inゼリー2014 第5節 7月19日 墨田区総合体育館
フウガドールすみだ vs バサジィ大分
フウガドールは第5節にして、いよいよ本拠地での初ゲーム。ここまで2勝2敗で
相手は現在首位の強敵大分だが、待ち望んだ地元のファンに勝利をプレゼントすることが出来るか?
大分も練習前に整列してサポーターに挨拶。
選手入場、先頭はここまで5得点で得点王の大分・小曽戸允哉。
フウガドールはスキマスイッチ常田真太郎さん作曲の新曲「フウガドールアンセム」が流れるなか、GK揚石から入場。
フウガドール胸スポンサーのひがしん(東京東信用金庫)理事長の激励で幕を開ける。
墨田体育館では恒例、だがFリーグに上がっての回る円陣は感慨深い。
フウガドールにとって待ちに待ったホームゲームが始まる。
開始直後、一木(フウガ13)のシュートで幕開け。
序盤は、フウガドールが攻勢を掛ける。
しかし7分、中盤右ライン際から森村のクロスボールに仁部屋(No.10)が反応!ゴール前で合わせる!
大分先制!0-1。
フウガの上がりに厳しいチェックを見せる大分。中盤の攻防が激しくなる。
小曽戸(大分12)のシュートはGK大黒が弾き出す。
そのあとのCKから↓
ゴール前への早いボールに芝野(大分23)が飛び込みネットを揺らす!
大分追加点!好機を確実にものにする上手さを見せて0-2。
期待の若手・芝野は今期早くも4点目の大活躍。
これ以上話されたくないフウガ。攻勢を強めるが大分も対応し、フウガに流れを作らせない。
17分のタイムアウト時のスタンド。多くのフウガサポーターが盛り上げる。
怪我でこの日初出場の諸江、様子を見ながら2ndセットで出場していたが18分、初めて1stセットに組み込まれる。
その直後、宮崎(フウガ6)から前線の太見(フウガ8)へ↓
一旦貯めて戻したボールを上がってきた諸江がシュートを放つ↓
右ポストいっぱいにゴールイン!
やったぜ、諸江!復帰早々にゴールを奪う!
慣れ親しんだ1stセットに戻った途端のゴール。太見と熱い抱擁。
これで2-1、あと1点だ。
前半残り時間、フウガの攻勢が続く。
大分GK青柳の好セーブもあり、大分がリードを保って前半終了。
華やかなハーフタイム。
初ホームは何としても勝ちたい。戦術を確認するフウガドール。
フウガが仕掛けるかと思いきや、後半立ち上がりは大分が前に出る。
24分、後半は諸江と入れ替わって2ndセットのフィクソに入った一木(フウガ13)からゴール前へスルーパス↓
田村(フウガ9)が走りこんで流し込もうとするが大分も付いていってノーゴール。
今度は大分のロングボール。小曽戸が胸トラップから反転してボレーシュートもGK大黒がファインセーブ。
こぼれたボールを小曽戸が再度シュート、は今度は一木がブロック。
30分前後はフウガドールが押し込む。しかし同点ゴールは奪えない。
大分もカウンターを狙う。スコアは動かないが見ごたえのある攻防。
残り3分、フウガドールのタイムアウト。同点弾は生まれるか?
大分はキックインからのシュート、でまたキックインを奪うなど、巧く時間を使う。
太見へ、ディドゥダ(大分11)がショルダーアタック。しかしここはノーファールでボールを奪う。
大分は途中フウガに攻め込まれたが、終了間際はカウンターを有効に使い決定機を作らせない。
ラストは岡山(フウガ16)の飛び込みも及ばず、GK青柳のクリアでタイムアップ。
フウガドール、念願のホーム初戦を飾れず、1-2で大分に敗れる。
接戦ながら冷静に試合を制した大分。勝負を優先した巧さの光った一戦だった。
これで4勝1分の勝点13で1位を確保した大分。名古屋越えの優勝へ向けて順調な序盤戦が続いている。
バサジィ大分・伊藤監督のコメント
まず、自分も関東でやっていましたし、よく知っていますので、フウガという素晴らしいチームがFリーグの仲間に入ってくれたことにおめでとうと言いたいです。それと浜松の保田監督のいち早い復帰を祈っています。
試合ですが、相手のエースの太見選手を十分抑えられませんでしたが、それ以外は先に取って守って帰るというアウェーらしい試合が出来ました。出来ればもう少し早く楽になりたかったですが、そこはフウガさんもよいプレーをしていましたし、勝ったことが重要だと思います。
今日、我々では芝野が点を取りましたし、その他にも若い冨廣、森村が活躍しています。フウガでは田口、田村といった若い選手がいます。いまは経験が少し上な分、少し芝野が得点も多く(4得点)先行しているかとは思いますが、将来はこの5人が代表に入ってくれる日が来るといいと思います。
フウガドールすみだ・須賀監督のコメント
まず、今日という一日は僕らにとって歴史的で大切な一日でした。Fリーグで多くのお客さんが入ってくれたことに感謝していますし、選手、スタッフ、サポーター、支援してくれた多くの人々、皆にとって忘れられない、感動的な一日でした。
試合は先行され、追いかけても追いつけなかった試合でした。ゴール前での決定力はすぐに上がるものではないですが、今日もチャンスは作れていたのでそれはよかったと思います。ただ1点差ですが、しかしこの1点が大きな差なのだと選手たちにも言いました。来週も同じ曜日、同じ時間にホームのここでの町田戦なので、その足りないところを少しでも見直して挑みたいと思います。
本来チーム力と集客力は比例するものだと思いますが、しかし勝つだけではお客さんは来てくれない。一言でいうのは難しいですが、見ていて楽しい、また来ようと思うフットサル、それをいつもフウガらしさと言っている訳ですけれど、それを前面に出して、サブアリーナも含めていっぱいにしたいと思います。
<Q.諸江選手が長期の怪我から復帰して早速点を取りました?>
諸江をいつも僕はピッチ上の監督と称していて、不在なのは本当に苦しかった。まだ十分ではないですが、GK大黒、太見、金川、宮崎、諸江、+半田を併用した1stセットがFリーグで躍動するのを楽しみにしていました。そして今日その片鱗を見ることが出来ました。これからさらにこのセットの調和に期待したいと思います。
<Q.Fリーグで5試合目、疲労を感じる選手やプレーもありましたが?>
とにかく一巡目は全力でいってどういう結果になるか試してみようと思っていました。確かに重い選手もいますが、全部が悪いわけではないですし、今日はそれほど疲れたプレーを感じていません。セントラルの連戦の疲労はありましたが、それ以降は上手くまわっていっていると思います。ここまで2勝3敗ですが、それはFリーグのチームの経験、勝ち方を知っているな、と感じています。それは敗れたチームだけでなく、勝ちましたが府中にも感じました。僕らはいまその経験を積んでいっているところだということです。
最後に、浜松の安田監督はゼブラ時代からの付き合いで、療養に入ってしまったのは残念ですが、先日もメールで連絡を取ったんですけど、一刻も早く回復して一緒に試合をやりたいと思っています。
この試合の前、エキシビジョンマッチとして、フウガドールOB対芸能人チーム
「フウガレジェンズ vs VICTORAIL」が行われました。
フウガレジェンズには関健太朗選手、早川裕樹選手ら、VICTORAILにはレミオロメンの藤巻亮太さん、
やべっちFCでおなじみのラブちゃん、元Jリーガー長谷川太郎選手などが参加しました。
試合はフウガレジェンズが開始早々に茨木選手のゴールで先制。次々に得点を上げますが、
VICTORAILはレミオロメン藤巻さんのハットトリックで反撃。6-3でフウガレジェンズの勝利となりました。
フウガドールすみだは次節・7月26日(土)、墨田区総合体育館でのペスカドーラ町田戦、
バサジィ大分は27日(日)大分県立総合体育館での湘南ベルマーレ戦となります。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時