Fリーグ inゼリー2014 第7節 8月3日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 vs 湘南ベルマーレ
第6節終了時点で5位の町田と10位の湘南。町田のホームで開催された境川決戦。
町田は6試合戦って失点数6とリーグ最少。
一方、湘南は今季6戦未勝利(3分3敗)で10位と低迷しているが、
開幕前の6月に行われたプレマッチでは町田を下している。
湘南1stセットはGK三浦、岡野、金井、久光(邦)、森。
町田1stセットはGKイゴール、滝田、永島、篠崎、藤井。
序盤は湘南がポゼッション高く、町田陣内に攻め込む。
キックインから滝田(町田8)のゴール前へのパスに↓
藤井(町田18)は合わせられず。
町田2ndセットは横江、狩野、大地、出浦。横江の右サイドからシュートはゴールポストの左。
9分、早くも町田5ファール。
10分24秒、ボールを奪った内村(湘南11)が右サイドを突破してのシュートパスを小野(湘南18)が合わせてゴール!
湘南先制。1-0。
町田も反撃。大地(町田14)の左サイドからのシュートはサイドネット。
10分、町田がタイムアウトを取る。
直後、横江(町田9)のシュート。
さらに直後、左サイドの横江からのシュートパス↓
ファーサイドで狩野(町田10)が押し込む!
同点!1-1。
町田の反撃が続く。イゴールが上がり強烈なミドルシュートを放つが湘南GK三浦がキャッチ。
その後点は入らず、前半は1-1で終了。
後半へ備え、ホーム町田の円陣。
後半開始。岡野(湘南4)と久光(湘南16)で左右に揺さぶるがイゴールがキャッチ。
さらに金井(湘南13)からのパスを受けた久光(湘南16)のシュートは惜しくもポストの右。
23分、左サイドを上がった藤井(町田18)からのシュートパスに横江(町田9)は合わせられず。
24分、こぼれ球を出浦(町田21)が拾い、ディフェンスに来た小野(湘南18)をはがして右足でシュート↓
ゴール左いっぱいに決まる!
町田逆転!2-1。前回はここで名古屋を破っている町田のホームが盛り上がる!
しかし25分、小野(湘南18)が中央に蹴り込んだボールを内村(湘南11)がコースを変えてゴール!
してやったり内村。今度は湘南が同点に追いつく。2-2。
後半は町田が優勢に進めていたが、残り13:10の時点で前半とは逆に湘南が5ファール。
森(湘南19)のシュートはイゴールがセーブ。
永島(町田11)のシュートパスはゴール前を抜けていく。
2-2のまま残り時間が減っていく。
残り4分、出浦(町田21)が左サイドをドリブルで上がり、ルーレットで相手をかわして↓
シュートを放つが三浦に代わった湘南GK冨田が止める。
何度も仕掛けるドリブラー出浦(町田21)↓
しかしここもGK冨田がセーブ。
残り3分39秒、狩野(町田10)が倒され、湘南6つ目ののファール!
しかし町田の第2PK、横江のシュートはポストに弾かれてしまう。
ここで湘南タイムアウト。
次のファールを奪われる前に、湘南は激しく町田ゴールを攻め立てる。
残り2分、今度は町田がタイムアウト。滝田(町田8)をGKにしてパワープレーに出る。
残り46秒、滝田のシュートはバーの上!町田は勝ち越し点を奪えない。
残り8秒では逆に湘南がパワープレーを仕掛けるが決定機は作れず。
タイムアップ!2-2。上位を狙う町田にとっても、今季初勝利を狙った湘南にとっても惜しい引き分け。
町田の引き分けは浜松、仙台に続く3度目。上位に強く下位に弱い、Fの戦力図を惑わすのが町田だ。
MVPは湘南内村と町田イゴールの2人に贈られた。
湘南ベルマーレ・伊久間監督のコメント
攻撃に関しては相手を押し込むところまで出来た。前回の大分戦からカウンター対策など練習してきたことはできたと思うし、町田への対策もできていた。ただ、チャンスを決めきれない部分をどう改善していくかというところが今後の課題だと思う。
試合に関しては、その1本が出れば、1点が入ればうちの勝利だったのではないかと思うが、やはり町田のホームだったので、最終ラインのところで体を張って守られてしまった。
<Q.試合中にGKを交代させた意図は?>
三浦の調子が悪かったわけではないが、相手に対してちょっとバランスを崩したかなという所もあったので。冨田も調子が悪かったわけではないので、5ファールということもあっての交代。第2PKになっときには冨田の方が良いと思うし、それまでピッチにいてPKを受けるのと、突然入って受けるのでは違うと思うので、そういったことを含めての交代だった。
<Q.小野とボラを最初ファーストセットから外したが、あれは体調か、戦術か?>
小野に関しては怪我の状態がもう一つということがあり、ボラに関しては戦術というか、他の4人のセットの方がいいかなということで外していた。ただ、ボラは得点源なので、一番いいところで入れて得点を狙う、という意図もあってそういうセットになった。
<Q.町田への対策とは具体的にどういったことか?>
相手チームのキーマンである永島選手に対してしっかりとボールを収めさせないというところ、篠崎選手に対して左利きの部分をどういうふうにケアするか、かなり調子が良いと思うので、裏のボレーなど、シュートを打たせないように、彼にはパスを出させて、というところ。効いていたと思うので、対策としては間違っていなかったと思う。
<Q.前半11分を残して町田が5ファール、そこから仕掛けが足りなかったような気がするがどうか?>
ピヴォに入れて振り向くように、という指示や、金井にも仕掛けていくよう指示は出していたが、5ファールになってから町田のディフェンスが激しく来ないというか、そこは経験だと思うが、そういうこともあったので6ファール目を取れなかったのだと思う。特に、仕掛けるなと言っていたわけではない。
湘南ベルマーレ・近藤選手のコメント
今日は練習でやったことをピッチで表現できたと思うが、監督も言った通り、勝負どころを決めきれないとこういった結果になるということを再確認できた。また来週の試合にむけてしっかりトレーニングしたいと思う。
ペスカドーラ町田・関野監督のコメント
他チームの結果も含め、ホームゲームということもあり、非常に勝点3が欲しかった試合だった。残念ながら引き分けということで最低限の勝点1は取れたが、僕らが望んでいるのはそこではなく勝点3だったので、達成できなかったことは非常に残念に思う。
ゲームの内容・ゲームの入りも含めて言うと、選手たちがそのように感じているか分からないが、今シーズンのリーグ戦の中で一番よくなかったという印象。コンディションも含め、ゲームの入りもそうだし、前半あっという間に5ファールになったというのは、勿論ジャッジの問題などもあると思うが、ディフェンスのアプローチが本来自分たちが行くタイミングや形で行けなかったりして、5ファールが溜まるのが早かった。いつもより、ゲームの入りの悪さ・コンディションの悪さを感じた試合だった。
ただ、今日のゲームはどちらが勝ってもおかしくないゲームだったと思うが、最後パワープレーまでやって負けずに勝点が取れたというところは、去年までのチームとは違うし、少しは成長できている部分だと思う。
決して悲観的になる試合ではないと思うし、もちろん修正していかなければいけないが、まだまだ試合は続く。次もホームゲームなので絶対に勝点3を取るという意識を全員で持って、もっと良い一週間を過ごしてホームゲームが迎えられるようにしたい。
ペスカドーラ町田・滝田キャプテンのコメント
現状、客観的に見て、名古屋以外の試合で勝点3が取れないというのは、どう考えてもマイナスの面が大きいと思う。それを意識した上でこの試合を迎えて戦っているので、はやり終わってみてマイナスの面が相当大きかったな、と思う。悔やんでも仕方がないが、正直悔やみが多い試合だったと思う。
町田、湘南とも5位と10位をキープ。次節、町田は9日に神戸戦、湘南は10日に浜松戦となります。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時