スーパースポーツゼビオFリーグ2015/16
第1節 5月2日 代々木第一体育館
府中アスレティックFC 渡邉知晃&徳嶽裕太インタビュー
府中の新戦力の目玉、名古屋から移籍の渡邉知晃選手と、
ファイルフォックスから初めてのFリーグ参加となる徳嶽裕太選手のインタビューです。
渡邉知晃選手に、開幕戦の後、お話を伺いました。
<Q.移籍して最初の試合で、早速点を上げての勝利でした。>
自分としてはゴールを上げることよりもチームを勝たせることにこだわってやっているのですが、勝った上でさらにゴールを上げたという意味では嬉しく思います。
<Q.王者名古屋からやってきた選手として、府中での責任は大きいですか?>
名古屋では誰もが活躍できる選手という感じですが、府中だと自分が中心になってやらなければいけないと思っています。ただ点を取ればいいという訳ではなく、守備もそうですし攻撃も組み立てるところからやらなければいけないと思っていますし、チームが勝つか負けるかは自分の責任だというくらいのつもりでやっていますね。
<Q.そういう責任ある環境に身を置きたいということが移籍の大きな理由ですか?>
そうですね。名古屋では4年やらせてもらって、それなりに貢献したつもりですし、成長もさせてもらったと思いますので、今度はそういった経験を生かして自分がチームの中心になってやりたい、チャレンジしたいという思いがありました。
<Q.府中での新セットはやりやすいですか?>
晃(皆本)は昔東京都選抜の時から一緒にやっていて代表でも一緒ですし、上福元は順天堂大の同級生なのでやり易いですし、柴田選手も個性があって、日本人だけのセットというコミュニケーション的なやり易さもありますし、これからもお互いの特徴を生かしながらやっていきたいですね。
<Q.チームとしてはプレーオフ進出を掲げていますが?>
そうなのですが、でも僕個人としては5位とかでのプレーオフではなく名古屋と競り合って1位で行けたらな、と思っています。でも名古屋を倒すのは簡単じゃないっていうのは僕が一番分かっているので、まずは1試合1試合しっかり勝って結果を残していくしかないなと思います。
<Q.今日はほぼALAでのプレーでした。府中ではALAが多くなるんでしょうか?>
代表ではPIVOで呼んでもらってますし本職はPIVOだという意識はありますけど、どのポジションでもやりにくいってことはないですし、府中にはいいPIVOもいますし僕が下がることで攻撃のバリエーションも広がると思います。ポジションにこだわりはないですね。
<Q.ALAのほうが前を向けてプレーできる分、面白いと思っていると聞きましたが?>
それはそうですね。ALAのほうがプレーの幅は広がりますし、僕もパスは昔から得意なのでそこも生かせますし、前を向いてシュートも打てるので、確かに楽しいというのはありますね。
<Q.移籍先を府中にしたのはALAでのプレーが増えそうだったからですか?>
いや、ポジションは気にしなかったです。剛史くん(小山)やカミ(上福元)っていう強いPIVOがいるので僕を入れてPIVOが3枚あるのも強みですし、僕が後ろに入っても面白いし、僕は後ろでも全然やれると思うので、その時々の監督の指示で使い分けていけると思います。
<Q.すると府中に決めたのは自分がチームを引っ張って行けながらも優勝も目指せるチーム、ということですね?>
そうですね。いくら自分が中心になれても優勝できないチームでは仕方がないので。Fリーグは8年間名古屋しか優勝していないという現状で、それを変えるチャレンジをしたいっていうのが今回の移籍の一番の目的ですし、チームの雰囲気や状況を全て見た上で、このチームを選びました。
<Q.第3節で名古屋戦を迎えますね。>
ここまで手応えはありますし、そこで名古屋とどれくらいやれるかを見ることで、例えそこで負けても崩れずにその後やっていけると思うので、いまから楽しみです。
徳嶽裕太選手にも、試合後お話をお聞きしました。
<Q.今日は最後の3分程の出番だったんですが、Fリーグ初出場はいかがでした?>
率直な感想でいうと「やっぱり代々木すげえな」って思いました。最初アップの時にピッチに入った時から、鳥肌がゾワって立って、これがFリーグなんだな、と実感しました。試合も開幕戦なのに、周りの選手はすごい落ち着いていて、すごく頼もしいな、と感じました。試合中いつ呼ばれてもいいようにずっとアップはしていたんですけど、最後、相手がパワープレーに入った後まで呼ばれなくて、もう守ろうという段階だったので逆にあまり緊張ぜずに試合に入れて、シュートも1本撃てましたし、出番は少なかったんですけど開幕戦で少しでも試合を経験できて良かったと思います。
<Q.今年の府中は加入選手も多く層が厚いですが、監督からは自分の役割りは何だと言われていますか?>
正直、あまりまだそこが分かっていないというのもあって、今日出場するとき監督に「パワープレーの守りでは、お前の足の長さが必要だ。」とは言われて、この局面ではこの長身を生かしたプレーを期待されているんだな、とは思ったんですが、練習ではまだはっきり分からなくて。自分では若さを生かして皆のいいところを吸収して、遠慮せずにアグレッシブにやっていかなければいけないなと思っているんですが、正直まだスタートラインに立てていない感じですね。
<Q.ポジション的にはどこと言われているんですか?>
それはFIXOなので、まずは守りをしっかりできないといけないんですが、自分としては攻撃にも携わってパスを配給したりシュートも打っていきたいと思っていて、守りとか攻めとかに偏らず、全てに関われるバランスの良い選手になっていきたいと思っています。
<Q.個人の目標はどんなところでしょう?>
チームの目標はタイトルを取る、ということですが、個人としては、より多く試合に関わること。まずはチーム内の競争を勝ち取って、今日のようにベンチ入りして、今日は出場は短かったんですけど、もっと試合に出て、出なくても学べることはあるんですけど、はやりピッチに入って学びたいので、チーム内での競争をまず頑張るというのが今年の目標です。
<Q.Fリーグに入って良かったですか?>
それは良かったと今日実感しましたね。やっぱ最高峰だなー、と思いました。今日会場にアップで入っただけでワクワクしたんで、この高揚感というか、ワクワクをこれからも楽しみたいと思います!
府中vs浜松の試合は、6-1で府中の勝利となりました。
開幕戦はこのあとも北海道vs神戸のフォトレポートを掲載します。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時