第31回全国選抜フットサル大会
関東大会 準決勝 5月31日 水海道総合体育館
神奈川県選抜(赤) vs 千葉県選抜(黄)
各都道府県の選抜チームで全国一を争う全国選抜フットサル大会の関東大会。
関東代表の枠は2つ。一つは埼玉を破った東京。もう一つを神奈川と千葉が争った。
千葉は昨年から組んでいる千葉U-23をベースにしたチーム。連携で勝負という奈須監督(柏)。
4年前に全国制覇している神奈川。
ブラックショーツ、コロナFC権田、2部ロンドリーナの関東リーガーを中心に、県リーグからも幅広く選出。
千葉県は関東1部チームも東京に次ぐ3チームだが、バルドラール浦安テルセーロ、順天堂大生などを多く含む若いメンバー。
立ち上がり千葉がボールを回しファーストシュートを放つ。
しかしその後は神奈川が攻め込む。
2分、朏島賢佑(神奈川7・権田)が引き付けてパス↓
右から山村(神奈川11・権田)が決める。
神奈川先制。1-0。
さらに押し込む神奈川。
千葉はなかなか攻め込めない。
しかし神奈川も得点を奪えず時間が過ぎる。
17分、細矢(神奈川8・ブラックショーツ)が左サイドを突破↓
縦に抜けて左足シュート一閃。サイドネットを揺らす。
神奈川2点目。2-0。
さらに1分後の18分、またも細矢(神奈川8・ブラックショーツ)が中央から左に切り替えして↓
今度はゴール上段を貫く。
細矢(神奈川8・ブラックショーツ)の強烈なシュート2本で3-0と神奈川が千葉を突き放す。
千葉はたまらずタイムアウト。
しかし神奈川の勢いは止まらない。
追加点こそ入らなかったが3-0で前半終了。苦しい千葉。
気を抜かずしっかりフォーメーションを指示する神奈川・鈴木監督(権田)。
後半に入ると千葉も反撃を開始する。
高村(千葉15・柏)のシュートは神奈川GK藤原(YSCC)が弾き返す。
コーナーからのシュートもGK藤原がストップ。
26分、神奈川のカウンター。朏島慎吾(神奈川10・権田)が持ち込んで↓
正面からシュートを決める。
これで4-0。神奈川圧勝か。
さすがにこのまま負けられない千葉。反撃を試みる。
中田(千葉14・柏)のシュートはサイドネット。
高橋(ランツァーレ川崎)のシュートは千葉GK安藤(FCmm)が止める。
30分、平(千葉16・FCmm)のシュートは↓
止めたディフェンスがハンドを取られPK献上。
これを平(千葉16・FCmm)が自ら決めて千葉が1点返す。4-1。
4-0となった後、反撃を許したことに不満げな神奈川・鈴木監督。
さらに32分、小川(千葉5・順天堂大学 GAZIL/jfc)がニアポストを直撃するシュートでゴールイン!
これで4-2。千葉の反撃で試合が分からなくなった。
神奈川はタイムアウトで建て直しを図る。
しかし一度傾いた流れは戻らない。千葉の猛攻が続く。
残り5分、千葉はパワープレーを仕掛ける。
シュートは放つ。しかし「パワープレーをしてもらって返って助かったかも。」(試合後、神奈川のメンバー)
千葉の攻撃は次の得点につながらず。
試合終了。4-2、神奈川が代表権を勝ち取る。
後半の波状攻撃は凄かったが前半の失点が多すぎた。無念の千葉。
神奈川も途中楽勝かと思った勝負だったがその後苦しんだ。全国への教訓になったか。
関東代表を決めた神奈川だが、このあと1時間のインターバルを置いて東京との決勝戦も待っている。
試合後、神奈川・鈴木監督にお話をお聞きしました。
Q.序盤は余裕がありましたがその後追い上げられましたね。
苦しい試合は想定内で、むしろ前半が出来過ぎでした。4-0からPKで1点返されたのはまあ仕方がないんですが、その後少し慌ててマークがズレてしまい、2点目を取られたのはいけなかったと思います。ただ、選抜チームというのは、こういうズレも少しは仕方ないですし、今日は関東代表を勝ち取るのが目的なので、結果的に4-2で勝てたので良かったと思います。この後の東京都との決勝戦では若手を試すなど、全国へ向けていい準備をしたいと思います。
Q.4年前に全国制覇をしていますが、今回のチームの特徴はどんなところですか?
県リーグなど見ていても、神奈川は東京や埼玉に比べると個の力より組織力に特徴があると感じるので、その良さを出すためにもトップダウンではなく一人ひとりが考えてプレーできるように今回も大ベテランを外してチームを作っています。本当はU-23の選手をもっと入れたかったんですが、そこは選手を出す各チームの事情もありますし、入れたい選手も多すぎるのもあって、今の時点のベストの布陣になっています。
Q.今日は組織力よりも個の得点が多かったようですね。
ポジェッションゲームだったらただ回していればいいんですが、今日はその中でどこでゴールに向かうべきか、そのタイミングを逸していたようにと思います。ただ先ほども言ったように選抜チームですので、今の段階で詰め込みすぎると混乱しますので、ここから10月の全国大会に向けてもっと形にしていきたいと思います。
Q.どのようにチームを作っていきますか。
呼びたい選手が多過ぎて、本当は神奈川A・Bって2つチームを作ってもらいたいくらいです(笑)。理想を言えばこの選抜という環境を利用して、このチームで経験したことを選手たちが満遍なく神奈川県内のチームに持ち帰ってくれるといいかなと思います。もちろんそれぞれのチームの戦術と選抜チームの戦術が一致するわけではないですが、私も神奈川の技術委員会に身を置いて選抜の監督をやらせてもらっていますし、日本代表がしっかりしていれば日本のレベルが上がるように、神奈川選抜が強くなって皆がそこに入りたいと思ってもらえるように、そして入ってきた原石をしっかり磨いて、神奈川県のそれぞれのチームが強くなってくれればと思ってチーム強化に取り組んでいます。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
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1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ 大分 |
26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 |
2019年第11節終了時
8.18 | チャレンジすみだvs町田 |
---|---|
7.21 | 第6節 町田vs名古屋 |
6.22 | 開幕戦インタビュー |
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイルフォックス | 9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 |
2019年第4節終了時
12.15 | 17節 リガーレvsゾット |
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12.13 | 17節 ロンドvsファイル |
12.122 | 17節 カフリンガvsショーツ |