関東リーグ2015
第6節 8月1日 東久留米スポーツセンター
コロナFC/権田 vs ブラックショーツ
開幕2連敗のあと3連勝で首位タイの権田。
しかし同じ首位タイの2チーム、柏・ゾットとの直接対決に敗れているため、
「実質首位ではない(鈴木監督)」と慎重な姿勢。
ブラックショーツ(以下ブラショー)は1勝1分2敗で7位タイ。
3シーズンぶりの神奈川対決だが、それは意識せず、とにかく勝点がほしいという。
実は昨年5月からネーミングライツで東京ドームの名が付いている東久留米スポーツセンター。
でも道路の案内板などはほぼ以前のままで、現在どちらの名称も使われている。
4本の指を立て4連勝を宣言する権田・鈴木監督。
回される時間も長いだろうが辛抱してチャンスを狙う、というブラックショーツ新海監督。
神奈川トップチーム同士だが、最近練習試合もないため2012シーズンの1部2部入替戦以来の対決。
その入替戦では破れ2部残留となった権田。だがその時のことはあまり意識せず、ただ首位を狙いたいという。
ブラショー22番・飯塚はかつて権田の選手。他にも交流はあり手の内は知る同士。
攻撃的な両チームだが、今期の調子では権田に分があるか?
立ち上がり、権田が立て続けにシュートを放つ。
しかしそのあと主導権を握ったのはブラックショーツ。
木村(ブラショー19)からのパスを↓
山口(ブラショー10)が押し込もうとするがミートせず枠外へ。
試合前のイメージと違い、ポジェッションはブラックショーツが高いまま試合は進む。
しかし権田もカウンターからチャンスを作る。山村和土(権田11)のシュートは↓
ブラショーGK冨沢が止める。
サイドを突破した山村和土(権田11)から↓
逆サイドでフリーなった朏島慎吾(権田10)がシュート↓
これもGK冨沢が弾き返す。
10分前後は権田がカウンターでシュート攻勢。しかしGKの攻守もあり得点は入らない。
ここを耐えたブラックショーツ。
16分、右サイドのリスタートをゴール前で岡花(ブラショー18)が押し込む!
ブラックショーツ先制。0-1とする。
パスを入れた細矢(ブラショー21)とタッチ。
毎試合だがこの試合も躍動する山村和土(権田11)。
前半終了間際、ブラックショーツ木村のフリーキックは↓
ファー際のポストに当たってゴールイン!
これで0-2。2点リードで後半へ折り返す。
久々にリードを許してハーフタイムを迎えることとなった権田。後半巻き返せるか?
まだ首位との勝点差は5。ここで首位タイの権田を叩けば一気に差をつめられる。
ブラックショーツはこのまま勝ちきることができるか?
権田は攻勢を掛けてくるぞ、と警戒して後半に入るブラックショーツ。
しかし後半もブラックショーツがポジェッションは高い。
細矢(ブラショー21)の突破を必死に止める大場(権田20)。
山村朋也(権田14)のシュートはゴールを横切る。
何度もやりあう木村健(ブラショー19)と山村朋也(権田14)。
後半、記録上のシュートは少ないがゴール前のシーンは多い。
0-2のまま時間が過ぎ、このままブラックショーツリードで終盤に入るかと思われたが・・・
32分、右サイドを突破した江成(権田19)からの折り返しを↓
ファーサイドに詰めた朏島賢佑(権田7)が押し込む!
1点返した権田。これで1-2、1点差。
セーフティーでなくなったブラックショーツが再度攻勢をかける。
惜しいチャンスもあるが引き離すゴールは奪えない。
37分、ブラショーの裏をつき花田(権田13)がゴール前へ↓
ディフェンスとGKに詰められるが絶妙なシュートをサイドネットに決める!
同点!2-2。権田が追いつく!
これが首位に立つチームの勢いか!
残り1分半、権田がタイムアウトを取る。
ついさっきまで勝ちゲームだったブラックショーツも、このまま引き分けでは終われないと攻めを続ける。
残り1分、権田カウンターで江成(権田19)が裏に出る↓
飯塚(ブラショー22)がスライディングに行くと江成が倒れる!
決定機阻止でレッドカード!残り48秒、一人少なくなってしまうブラックショーツ。
残り時間わずか。最後の攻撃か?山村和土(権田11)が右から↓
左に切り替えして↓
左足シュート!
ニアぎりぎりを抜いてゴールネットを揺らす!
権田勝ち越し!土壇場で決勝点を奪う!
やったぜ山村和土!
残り3秒!権田勝利は確実。
試合終了!3-2、残り8分からの大逆転で権田が勝利を奪う!
27歳なので若手、でもないが、キャプテン山村朋也の弟でもあり
チームの中では若手扱いの山村和土。チームメイトから祝福される。
これで4連勝、勝点12で首位タイキープ。昇格1年目にしてこの成績!素晴らしい!
ブラックショーツは第2節でも同じく東久留米で3-3から残り21秒、FCmmに決勝点を許した。
これで1勝1分3敗。うち2戦は本当に惜しい負けだが、これで4位とも勝点差5。シード獲得にあとがなくなった。
この日の第3試合で柏とゾットが対戦するので少なくとも首位タイが一つ減る。権田の快進撃はこのまま続くか!?
ゴールを取られた相手を祝福するブラックショーツGK冨沢とゴールを決めた山村和土。
残り3秒の決勝ゴール!コロナFC権田・山村和土選手にお話をお聞きしました。
Q.大逆転勝利、おめでとうございます!
正直、負け試合に等しい試合だったので、ほんとに勝ててよかったです。
Q.最後のゴールの状況を教えてください。
同点でしたが相手のほうが勝たなければいけない試合で、前掛かりになっていて最後は退場もあったので、ここは攻めようというところで、もう足がつりそうだったんですが、コースを狙うというより気持ちでガムシャラに打ちました。(時間はなかったが)チャンスは来ると思っていたので、迷わずに思い切って打つことが出来ました。決まって良かったです。
Q.神奈川県勢同士の対決でしたがいかがでした?
神奈川県選抜で一緒のメンバーも沢山いますし、ずっとライバルだと思っていたので、勝ちたいという気持ちは特にありました。
Q.今日はボールを持たれている時間も長かったですね?
そうですね。ずっと僕たちのパス回しを抑えられていて難しかったですし、上手く点も取られて後半早く点を取らないと負けになるな、と思ったんですけど、相手は今日は絶対勝たなければいけない試合だろうと思っていたので、同点に追いつけば焦って攻めてくると思って、したたかにチャンスを狙っていました。同点になって、ウチも一気に攻めに行く感じになったんですけど、そこは一旦チームで(タイムアウトで)落ち着かせて、ボールを回して相手が出てきたところを狙ってそこで必ず決めようということで、それが上手くいったなと思います。
Q.これで4連勝。少なくとも首位タイでここまできました。
非常に大きい勝利だったと思います。前半戦を4位以内で選手権の県予選が免除ってことなので、まずはそれを目標にやっているので。そのあとは、今年昇格して1年目なので、あまり先のことは考えず、自分たちのフットサルをやって勝って行こうということでやっています。ここまで勝てていますけど、対戦するどのチームも素晴らしいチームで、自分たちが100%の力を出して勝てるかどうかという相手なので、慢心しないで1試合1試合しっかり戦うことを心がけてやっていこうと思います。
次節・第7節は8月16日(日)府中市立総合体育館で行われます。
11:00 リガーレ東京 vs コロナFC/権田
12:50 FCmm vs バルドラール浦安セグンド
14:40 ブラックショーツ vs カフリンガ東久留米
16:30 ファイルフォックス府中 vs ゾット早稲田
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時