関東リーグ2015
第17節 12月19日 東久留米スポーツセンター
ブラックショーツ vs ファイルフォックス府中
7位ファイルフォックスと8位ブラックショーツの入替戦争い直接対決。
現在の関東リーグ1部は9チーム。8位が入替戦にまわり、最下位が自動降格となる。
勝点はファイルが15で、ブラックショーツが13。最下位セグンドが11。
ファイルが勝てば残留決定。しかしブラックショーツが勝てば7位が入れ替わり
暫定入替戦の位置はファイルフォックスとなる。
非常に重要な試合。特にブラックショーツは敗れれば入替戦以下が決定となる。
ファイルも敗れれば自力残留がなくなる。
昨年の優勝チームが、メンバーがFリーグなどに移籍したとはいえ、まさかの降格危機。
守りを重視して入ったことと、第1試合なこともあり、意外にも静かな立ち上がり。
4分、右サイドを突破した平山(ブラショー3)から↓
逆サイドに宮下(ブラショー20)が滑り込む!
ブラックショーツ先制! 1-0。
ファイルは前プレも掛けるが決定的なチャンスは訪れない。
1-0でハーフタイム。ブラックショーツ飯田選手(11番)「ファイルはここからだからな!」
ファイル吉成監督(11番)「出し切っているか!? まだ出来るぞ!」
後半、当然追いかけるファイルフォックスが仕掛けるか?
しかし開始30秒、右下の飯田(ブラショー11)のロングフィードに鈴木(ブラショー5)がヘディングで合わせる!
ファインゴール! ブラックショーツに追加点! 2-0。
鈴木の体を生かしたプレーでリードを広げる。
攻めるファイル。
しかし運動量はあるがゴール前を空けることが出来ない。
24分、右コーナーキックから飯田(ブラショー11)が左足を振り抜く!
ブラックショーツに3点目! 大事な試合で大きくリードを奪う。
さらにブラックショーツにチャンス。25分、カウンターで左の平山(ブラショー3)から↓
右の宮下(ブラショー20)がまた決める!
1点目と同じコンビ、アシスト平山、ゴール宮下で4点目。4-0。
ファイル吉成監督が必死にボールを追う。
27分、ようやくファイルが1点反撃。田辺(ファイル7)のゴールで4-1。
残り10分で3点差、ファイルは望みをかけて攻める。
しかし30分、裏を取られたファイル。飯塚(ブラショー22)が中央から↓
右に流れて放ったシュートがゴール左を捕らえる!
5-1! 流れを引き戻す大きなゴールがブラックショーツに入る。
ファイルはパワープレーに出て4点差を追う。
33分、田辺(ファイル7)のパスから↓
田中(ファイル6・ファイル11の後ろ)がシュートを叩き込む!
1点返して5-2。しかしまだ遠い。あと3点。
残り2分。このプレーでブラックショーツ6ファール。
第2PKを田中惇史(ファイル6)が決め5-3。
しかし残り時間わずか。1点差に追い上げることは出来ない。
タイムアップ。5-3でブラックショーツが勝利を飾る。
ファイルを抜いて7位に浮上。暫定降格圏を脱出。
前年優勝のファイルフォックス。かみ合わず、ついに入替戦目前。
最終節は第1試合。せめて先に勝ってブラックショーツにプレッシャーをかけたい。
ブラックショーツの最終節は第3試合。勝てばファイルの結果によらず自力で残留だが
最終戦の相手は優勝がかかるリガーレ東京。入替戦と優勝をかけた死闘となるかもしれない。
ブラックショーツのチームリーダー飯田選手にお話をお聞きしました。
<Q.飯田選手、インタビューをお願いします。>
俺ですか?宮下とか2点取ってますよ。
<Q.宮下さんも凄く良かったのですが、今日は入替戦のかかった試合でリーダーである飯田選手にお話を聞きたいのと、2点目について聞きたかったので。>
2点目ですか?
<Q.鈴木選手のヘッディングゴールに後ろからボール出したのは飯田選手だったと思うんですが、あの瞬間、ぴったり意志が合ったように感じたので、練習しているプレーなのかなと思いまして。>
いや、あれは、実は鈴木とはブラックショーツに入る前、ロンドリーナ時代からチームメートで、当時の一つの戦術だったんです。彼は大きいし、僕もロングボールを得意としているので、あれは良く狙うボールだったんですよ。だからあの瞬間、僕が後ろでフリーに前を向いたときに鈴木もああいうボールが来るっていうのは感じたんじゃないですかね。
<Q.それが大事な試合で出たわけですね!今日は入替戦争いの直接対決だったわけですが、どういった気持ちで挑みましたか?>
自分達が望むべくもない場所、ファイルも去年優勝したチームですから同じだと思いますが、そういった状況で残り2試合を迎えて残念ではあるんですけど、もうそれは受け入れて、変に自分達は出来るんだ、なんて気持ちでいても実際できていないのが実情なので、そこは自分達の立ち位置というのを再度確認して試合に入りました。後半戦の初めに、後期優勝という目標を掲げて、勝ち、引き分けで来たのに、自分が試合に行けない期間に勝ち星が稼げなくて、先週のホームを含めた2連戦も1分1敗となかなか勝てなくて、後半戦は苦しい状況のままここまで来てしまったんですけど、まだ今日のファイル戦に勝って最終戦も勝てば自力で降格を回避できるっていうことを皆で確認して、これまでの状況は忘れて今日の試合に集中しようという話をしていました。
<Q.前半9分くらいにリードしていて悪くない状況でタイムアウトを取りましたね?>
このところ、そういう悪くない状況の時にポッと点を取られることが多かったのを、監督の新海と僕とで確認していたので、そういうことが起こらないようにタイムアウトを取りました。
<Q.最終節、残留がかかる試合の相手が、優勝がかかったリガーレなんですが。
もちろん降格争いという意味でも負けられないし、去年僕達はファイルに負けて目の前で優勝を決められたという、どれほど悔しいかっていう体験をしているので、これから最終戦に向けての準備をするんですけど、僕が何か言わなくても皆昨年の悔しさを分かっていると思うので、ブラックショーツの意地とリガーレ優勝したい気持ちのぶつかり合いになると思います。絶対に負けられない試合だと思って戦います。
関東リーグ最終節は12月27日(日)、駒沢体育館で行われます。
最終節はリガーレとゾットが2位以上を確定させ、セグンドの最下位=自動降格が決まっているため、
注目は、リガーレとゾットの優勝争いと、ファイルとブラックショーツに絞られた入替戦争いとなります。
11:00 ファイルフォックス府中 vs カフリンガ東久留米
12:50 FCmm vs 柏トーア’82
14:40 ブラックショーツ vs リガーレ東京
16:30 ゾット早稲田 vs バルドラール浦安セグンド
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時