国際親善試合
1月27日 代々木第1体育館
フットサル日本代表 vs フットサルコロンビア代表
2月10日から始まるAFCフットサル選手権前の強化試合。
相手は前回ワールドカップ4位で今年のワールドカップ開催国のコロンビア。
注目の3人。怪我で温存の星、移籍渦中のエース森岡、国内で代表初出場の清水。
1階バックスタンドはほぼ満席。観客は3323人。
前回ワールドカップは4位、個人技に長けるコロンビア。
そのワールドカップを前にアジア選手権でワールドカップ出場権&優勝を目指す日本代表。
開始1分、森岡(No.9)のボールを奪ったコロンビア↓
左サイドを上がって↓
サイドチェンジで受けたトロ(No.7)が決める。
コロンビアが開始早々に先制。0-1。
しかしすぐさま、日本が反撃。コロンビアを押し込む。
コロンビアは時折、トリッキーな個人技でゴール前まで持ち込むが日本を崩すに至らない。
ほぼコロンビア陣内で試合は進む。
13分、仁部屋(No.10)のクロスを↓
ファーポスト前で待つ渡邉(No.13)が合わせる!
日本が追いつき1-1。
攻め続けた日本がようやくゴールを決める。
その後も日本ペースは変わらず。
15分、清水が出場すると大きく会場が盛り上がる。
前半、日本が攻め続けたがスコアは1-1。同点で後半へ。
後半、日本は前半以上にドリブルで仕掛ける。
23分、渡邉(No.13)が飛び込むが↓
僅かにゴールを割れず。
24分、吉川(No.5)のキックインから↓
中央で受けた森岡(No.9)が反転でかわして↓
放ったシュートがゴール左下を捕らえる。
森岡のゴールで2-1。日本が逆転に成功。
1st2ndどちらのセットでも攻め続ける日本。
32分、酒井(No.4)のパスから↓
パスの受け際、右サイドで向き直った森岡(No.9)が↓
ゴール右上隅に豪快なシュートを叩き込む。
2点目と同じよう動きからコースは真逆! 森岡の強烈な一発で3-1。コロンビアを突き放す。
サポーターに駆け寄る森岡。
試合後「世界でも3本の指に入るピヴォ」とミゲル監督が称した森岡の2点目で日本がリードを広げる。
その後も次の得点を目指して激しく攻める日本。
38分、パワープレーに出たコロンビア。右サイドからのクロスを↓
左から中に入ってきたカスティジョ(No.6)がワントラップからシュートを決める。
コロンビアが1点返して3-2。有利に進めてきた日本だが気がつけば1点差。
ミゲル監督の指示が飛ぶ。
引かずにボールを前に出してキープする日本代表。
最後は森岡のシュートで終わる。
試合終了。3-2。1点差だったが内容は日本が圧倒したといっていいゲームだった。
シュート数は日本42-17コロンビア。2ゴールの森岡をねぎらうミゲル監督。
会場を一周して観客に挨拶する選手たち。
アジア選手権の試合は11日から。5位以上がワールドカップ出場権を得るが、目指すは優勝のみだ。
翌日、元日本代表・高橋健介選手にお会いしましたのでコメントを頂きました。
Q.コロンビアのコンディションが十分だったかは分かりませんが、ワールドカップ4位のチームを相手に完勝と言っていい試合だったと思います。日本はそれだけの実力がついていると思っていいのでしょうか?
客観的に見ても日本代表は皆上手いし、武器がある選手が多いのでポテンシャルは高いと思います。ただコロンビアは前回のワールドカップで4位ではありましたが、それに比例して実力が世界4位かと言えば、僕はそれはノーだと思います。やはり前回ワールドカップの上位陣で言えばポルトガルやアルゼンチンやロシア、それとスペインを足した辺りが第1グループだと思いますし、その下に第2グループとしてウクライナとかもう少し組織的に戦えるチームがあって、コロンビアはその次のグループ、その中でも個の強さで戦っているチームで、上手いサッカー選手が集まったようなチームだと思います。逆に言えば日本代表はそういったチームにあれだけキックインやコーナーからでも組織的にチャンスを作って、結果のゴールは少なかったですけど圧倒しているような試合になって勝ったというのは凄く成長していると思いますし、戦術的な向上や、状況の変化に応じてどうしようかという対応力という点では昔とは大きな差はあると思います。それにプラスして薫くんのゴールとか仁部屋がドリブルで切り裂いたりとか、個のポテンシャルが世界相手でも発揮できるようになって来ているという点でも間違いなく上がってきているなと思います。
まあ、課題はまだ沢山あると思いますが、勝たなければいけない代々木での試合で、先ほどはああ言いましたけど、仮にもワールドカップ4位の相手にしっかり勝ちきれたことがまずは大事だと思います。期待したいですね。
日本代表は2月10日~21日にウズベキスタンで開催されるAFCフットサル選手権に出場します。
第1戦は11日、対カタール代表戦です。5位以上がワールドカップへの出場権を獲得します。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時