第21回全日本フットサル選手権
1次ラウンド Bグループ 3月6日 静岡県エコパアリーナ
ミキハウス vs コロナFC/権田
1次ラウンドBグループ3日目。
浜松に勝利したものの北海道に破れ1次突破の可能性のなくなったミキハウスと
初の選手権で北海道に完敗、浜松には接戦だったが2連敗の権田。
関東リーグと関西リーグを代表する超攻撃的両チームの初対決。
1勝して帰るぞ!と意気込む関東第1代表の権田。
Fリーグ勢に1勝1敗。しかし得失点が-2となり1次突破が出来なくなってしまったミキハウス。
権田は相手陣で回してポジェッションで圧倒するスタイル。
ミキハウスはピヴォ当てからどんどん前を向いてシュートを放つ。
「点を取られたらそれ以上に取るだけ。」が信条の両チーム。試合開始。
立ち上がりから権田がラッシュを仕掛ける。
山村朋也(権田14)のパスから↓
江成(語hんだ19)がボレーで合わせる!
が、GKが弾いてDFがクリア。
その後も権田が立て続けにシュートを放つ。
最初の2分で5本以上のシュートを放った権田。
しかし3分、ミキハウスのカウンター、右の大畠(ミキハウス7)が内に切れ込んで↓
左の塩谷(ミキハウス8)が決める!
ミキハウス先制! 1-0。
さらに5分、最前線でボールを奪ったミキハウス。野口(ミキハウス18)が押し込んで2-0!
確実にチャンスをものにしてミキハウスが主導権を握る。
攻めているのにリードを奪われた権田。これ以上離されまいとさらに攻める。
だが7分、またカウンターから安光(ミキハウス15)が中央で引きつけ↓
馬場(ミキハウス34)が左から冷静に決める!
なんと早くも3点目。3-0とミキハウスがリードを広げる。
たまらずタイムアウトを取る権田。3-0と圧倒される内容ではない。反撃できるか?
気持ちを切らさず攻撃を続ける。
12分、大場のパスから右サイドを江成(権田19)が突破して折り返し↓
中央でフリーになった大場(権田20)が押し込む!
ようやく権田の攻撃が報われた。1点返し3-1。
さらに激しく権田が攻め込む。が、ミキハウスGK村島のセーブで2点目は許さない。
前半終了間際、ミキハウスが6ファール。
キッカーは山村和士(権田11)↓
このシュートもGK村島が止める!
ここで前半終了。3-1。
ミキハウス・高橋監督にお話をお聞きしました。
<Q.今日の試合は勝ちましたが、内容には不満のあるゲームだったのではないでしょうか?>
そうですね。まず、代々木(決勝ラウンド)には行けない状況になってのゲームだったので、モチベーションの問題もありましたし、なによりも疲労の蓄積が目に見えてあったゲームでした。今日は1stセットの塩谷と2ndセットの野口がもう足を痛めていて本当は出す予定ではなかったんですが、序盤に点を取るまではと考えて出しました。
<Q.先週の地域CLから連続でしたからね。しかし3-0からから権田に押し込まれてしまったのは本位ではなかったと思うのですが?>
まあ相手は4枚で回してきますので、ある程度回されるのは仕方がないと思うんですが、どの時点でボールを取りに行くのかを明確にできずかなり動かされました。早い時間に3-0になって少し安心してしまったかなと思います。僕らも昨日の試合が終わったあと「明日も応援しています」という声を多く頂いていましたし、ただの消化試合にしたくなったので、最後は勝点6を持って帰ることができて良かったと思います。
<Q.終盤また前プレが掛かって攻めるシーンが増えましたが、監督の指示だったのですか?>
前プレというのは常にウチの基本なわけですが、相手の状況によって掛けに行ってはいけない時もあって、その判断はボールに一番近い選手が1年間かけて経験を積んできたものなんですが、今日はそのバランスが悪かったですね。ボールに一人目が行けていないのに2人目3人目がビタッと付くとか、ボールには行けてるのに2人目が行けていないとか、疲労もあってか判断が良くない状態だったので、それを早く改善させたかったんですが、思った以上に相手の11番(山村和士選手)とかが横に動いてかき回してきたので、すぐには上手くいかなかったですね。厳しい試合になりました。まあGKの村島が良く止めてくれたのでそれも良かったですね。
<Q.権田の鈴木監督が、今朝ミキハウスの選手が町で観光している所に出会って、リフレッシュしているんだなと感じたらしいのですが、いつもそのような行動をしているのですか?>
一日の中で試合は1試合なので、折角遠い所まで来ているので会場に入る前まではメリハリつけてリフレッシュしようということにしていますね。まあ観光というほどではなくお散歩くらいですけどね。(笑)
<Q.やはりそういった時間を作ったほうが経験上うまくいくとお考えなのですね?>
選手権などの時だけでなく、関西リーグでも会場についたら少し周辺を選手たちで歩くようにしています。まあコミュニケーションを取る手段の一つですね。
<Q.ミキハウスとしては当然決勝進出を目指した1次ラウンドだったと思いますが?>
エスポラーダさんに3点差で負けてしまったこともそうですが、初戦でアグレミーナさんに5-2になったあと、まだ点が取れそうだったのに(そこから追い上げられて結果7-6で)1点差になってしまったのが痛かったです。あのまま7-8点取って5点差くらいでエスポラーダさんに挑みたかったですね。3つ巴になったときに得失点差では不利になったので、エスポラーダさんにも勝点を取りに行かなければならなくなったのがプラン外でした。それでも今日、関東を勝ち抜いてきた相手なので簡単ではないと思いつつも、やはり厳しかったですが、いろんな選手を出して勝つことができたので、最後は良かったかなと思います。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時