SuperSports XEBIO Fリーグ 2016/2017
第1節 6月11日 代々木第一体育館
ペスカドーラ町田 vs デウソン神戸
森岡薫を獲得し、優勝が期待される町田の初戦。
しかし全日本選手権での怪我が完治していない森岡は欠場。
さらにGKイゴールも練習中に右腕を痛めてこの日は不在。
それでも町田は昨年リーグ戦2位の戦力に室田祐希を加えた強力布陣。
しかし神戸もそんな町田に一泡吹かせようと戦略を練って待ち構えていた。
町田とは点の取り合いになることが多い神戸。大阪から稲田瑞穂(No.88)が3年ぶりに復帰。
残念ながら森岡、イゴールが不在の町田の開幕戦。優勝へ向け好スタートが切れるか?
2週間ほどの軽症(本人談)のイゴールに変わって町田のゴールを守るのはコンボイこと小野寺優介。
立ち上がりから町田がポジェッションしてボールを回す。
しかし3分、神戸のカウンター。稲田が引っ張られながら前方へパス↓
岡崎が折り返し↓
相井が叩き込む!
見事3人が絡むカウンターで神戸が先制! 0-1。
注目の町田相手にしてやったりの神戸。
引き続き町田が神戸陣で試合を進めるが、やや攻撃がタンパク。決定機は訪れない。
神戸は数は少ないがカウンターで惜しいチャンスを作る。
12分、町田は室田を投入。流れを変えられるか?
17分、神戸のコーナーキック↓
中央で待つ森がボレーシュート↓
ゴール右上いっぱいに決まる!
神戸2点目! 0-2。
これ以上離されたくない町田。2-0となった直後、6つ目のファールを誘い第2PK獲得。
キッカーは第2PK職人とも呼ばれる横江。
しかしキックはGK小石峯に弾かれる↓
さらにそのリバウンドを稲田がドリブルで持ち込み↓
右に振ったボールをGKと交錯しながら相井が折り返すと↓
稲田がGK不在のゴールへ流し込む!
神戸3点目! 0-3。優勝候補・町田相手に大量リード!
第2PKのピンチから一転。逆にリードを広げる!
たまらず町田はタイムアウト。開幕でいきなりつまづきたくない。立て直せるか?
18分、町田が押し込んで右コーナーキック。滝田がボールを入れると↓
ゴール前で金山が合わせる!
GKの上を越す技ありボレーで1点返した町田。前半のうちに1-3としたのは大きいか?
前半の神戸のシュートはわずか9本。それで3得点!
2点ビハインドで迎える後半。円陣を組んで必勝を期す町田。
さっそく町田が神戸ゴール前に攻め込む。
前半と同じく神戸はカウンター狙い。しかし前半よりディフェンスラインはやや高くなったか。
2点目が入らない町田だが、室田がチャンスを作り始める。
28分、左サイドを突破した室田がGKを引き出して折り返し↓
逆サイドに走りこんだ横江が蹴りこむ!
ゴールイン! 室田・横江コンビの見事なゴールで町田2点目。2-3。
また10分ある。町田は追いつき、さらに逆転できるか?
しかし神戸の寄せが激しい。
30分、左サイドから相井のシュートがGKの股を抜く!
神戸に貴重な追加点で2-4。また引き離して2点差。
相井は2得点1アシストの大活躍。
追い上げる途中での失点。町田は苦しくなった。
神戸は引き続き気持ちの入った守りを見せる。
35分、町田はタイムアウトを取り、パワープレーに打って出る。
ゴールへ詰め寄る町田。
しかしなかなか押し込めない。
27分30秒。ゴール前で落としたボールを↓
篠崎がゴールに叩き込む!
これで3-4.残り2分半で1点差。
できれば勝利、せめて追いつきたい町田は、もちろんパワープレーを継続。
直後、また篠崎のシュート↓
金山がコースを変えるがわずかに外れる!
残り時間わずか。ゴール前の浮き玉をGKがクリア!
タイムアップ! 岡崎が叫ぶ!
3-4。神戸が前半のカウンター、後半の激しい守備で逃げ切り勝利!
「町田には引いてカウンター。」狙い通りの試合に持ち込んだ神戸・山本監督。してやったり。
優勝候補の町田、手痛い開幕戦。
「皆さんは優勝候補と言いますが、そんなに甘いリーグじゃないのは分かっています。」(金山選手)
町田の次節は19日ホームで仙台戦。森岡・イゴールの合流も待たれるが、まずは切り替えて勝利の流れがほしい。
神戸の第2節はアウェーで17日、昨年リーグ戦3位のすみだ戦。関東の強豪に連勝なるか?
町田移籍後、初の公式戦を終えた室田祐希選手にお話をお聞きしました。
<Q.残念でしたが、町田での初戦を終えた感想は?>
満足はしていませんね。まだセットに入れていないのでアピールしたいのですけど、前半10分過ぎに出してもらった時には悪い流れもあって、神戸にスペースをあまり与えられなかったというか、自分らしい動きでチャンスメークが出来なかったのが悪かったと思いますし、後半は少し良くなったんですけど、折角追い上げたところで失点してしまって、あれが今日の敗因の一つだったかと思います。
<Q.後半の町田の2点目は、室田選手から横江選手へ見事なアシストでしたね。>
あれは横江選手が走ってくるのが見えたので、そこへ出せば入ると分かってのプレーでした。まあ、あれは良かったと思いますが、全体通して見ればもっとやれたかなと思います。
<Q.前半、カウンターやセットプレーで3失点してしまいました。あれは油断などあったでしょうか?それも敗因の一つですか?>
油断というかちょっと入りが甘かったかなと思いますね。僕も早く最初から出られるようにならなければいけませんし、でもどちらかというと、そこから立て直していた後半の4失点目が取られてはいけない点だったと思います。どちらも反省して今後に活かさなければいけないと思います。
<Q.今回、町田移籍を決断した一番の理由は?>
まず環境を変えたいと思っていて、そこにちょうど町田がオファーをくれたので、他に選択肢はなかったですね。
<Q.今期の町田は優勝がチームの命題だと思いますが、個人的な目標はありますか?>
まず一刻も早くセットに入って試合の最初から流れを作りたいです。個人の得点というよりは、やはり優勝したいのが一番ですし、それにどれだけ貢献するプレーを出来るかだと思います。それとプレーだけでなく気持ちでも勝つ姿勢を前面に出して行きたいと思います。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時