AFCアジアフットサル選手権2012 UAE
予選リーグ グループB 日本vsレバノン
大会初戦、日本は幸先良く2点を先攻する。3分に北原亘がファーで詰めて先制すると、4分にはカウンターから逸見のパスを星翔太が決めた。日本がこのまま優位に試合を進めると思ったのも束の間、5分にレバノンにコーナーのリバウンドを押し込まれて1点を返されてしまった。
後半、日本はボールを保持し、主導権を握りながら試合を進めたが、34分にカウンターから3対2という数的優位な状況をつくられ、レバノンに決められてしまう。日本は試合の主導権を握りながらも2-2の同点にされてしまった。
このままドローで終わるかに思えたが、試合終了直前、スコアボードが動いた。残り8秒で小曽戸允哉が倒され、第2PKを得る。日本は土壇場で得たこのチャンスを逸見がしっかり決めて、3-2。劇的な勝ち越しゴールで勝点3を手にした。
レバノン戦に挑んだ日本代表。12人のメンバーからこの日外れたのはゴレイロの藤原潤とフィクソの滝田学。
ゴール前のクロスをファーで詰めた北原亘。日本が北原のゴールで先制し、日本のエンブレムに口づけするパフォーマンス。
前半にコーナーキックのリバウンドをレバノンに決められた日本。
2点を奪い、試合は落ち着いたかに見えたが、このゴールでピッチ上の雰囲気は変わった。
ピヴォの高橋健介が前線でボールをキープしようとする。日本は前後半どちらともゲームを支配していた。
仁部屋和弘がドリブル突破を試みる。仁部屋は得意のドリブルよりもこの日は前線のスペースへの飛び出しで
見せ場をつくっていた。しかし、シュートまでつなげることはできなかった。
日本代表のフィクソ、北原亘がボールを奪い、前線に攻め上がる。
日本のディフェンスはよかったが、その後にボールを保持するも、フィニッシュに持ち込むことはできていなかった。
日本代表のキャプテン、木暮賢一郎がゴール前に攻め込んだところをクリアされる。
レバノンのカウンターを警戒していた日本。それが原因でこの日の日本には大胆な攻撃、仕掛けが足りなかった。
日本代表のフィクソ、村上哲哉が相手に倒される。村上も得意なシュートを自分で打つというよりも「打たなくちゃ」という感じで打たされていた。村上は左右両方で強烈なシュートを打てる。もっとその武器を使って積極的にゴールを狙って欲しい。
残り8秒だった。日本の小曽戸允哉がレバノンに倒された。それはレバノンにとって後半6つ目のファウルだった。
日本が土壇場で第2PKを得る。
残り7秒、逸見勝利ラファエルが第2PKを成功させて、このガッツポーズ。
逸見の第2PKが決勝点となり、日本が劇的な形で初戦を制した。
薄氷の勝利を得た日本代表・逸見勝利ラファエル選手に試合後お話を聞くことが出来ました。
<逸見勝利ラファエル選手のコメント>
大会の初戦はいつも大切ですが、何とか勝利を達成することができました。ナーバスでしたが、何とかこの状況を乗り越えられることができました。私たちはボールを保持することを大事にプレーをし、2点を先制することができましたが、こういう状況(2-2の同点)になりました。その点に気をつけて、次の試合に備えていきたいと思います。(最後の第2PKの瞬間は)試合を殺すか、僕が死ぬか、どちらかだと思っていました。第2PKの練習はよくしていますし、ミゲル監督は僕を信頼して第2PKを任せてくれるので、得点を決めることができてよかったです。
記事・写真 座間健司
レバノン相手の苦戦とはいえ大事な初戦の勝利を得た日本代表。
目標のワールドカップ出場=ベスト4に向け、
明日は14時30分(日本時間19時30分)にタジキスタンと対戦する。
第2戦の様子もフォトレポートいたします。お待ちください。
今回記事を提供してくださっているスペイン在住のフットサル記者、
座間健司のブログでもAFCフットサル選手権の記事を掲載いたします。
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順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時