地域チャンピオンズリーグ2018
準決勝 2月18日 武田テバオーシャンアリーナ
ランブレッタ福岡 vs 名古屋オーシャンズ サテライト
昨年と同じカードとなった準決勝。
その時は2-5で名古屋サテライトが勝利し、決勝でも勝って初優勝を飾っている。
今大会も高い攻撃力を見せているランブレッタだが、前半初めから名古屋サテの猛攻に押し込まれる。
名古屋サテは5分、7分、8分に得点。反撃を試みるランブレッタだが12分にも失点し、前半は0-4で終了。
後半に入り思い切って前へ出るランブレッタ。
No.7薮内を中心に度々チャンスを作るが得点できず、残り2分で0-5。
ランブレッタはここから意地の2点をもぎ取るが2-5で試合終了。
なんと昨年と同じスコア、同じ得点経過で名古屋サテライトが快勝。
ランブレッタ福岡はリベンジならず、2年連続で名古屋サテライトの前に涙を飲んだ。
試合開始から名古屋サテの猛攻。
5分、名古屋サテNo.32鬼塚からつないで↓
No.28水谷のシュートが決まる。
名古屋サテ先制。 ランブレッタ0-1名古屋サテライト。
7分、No.19橋本のシュートを↓
No.33脇山がコースを変え流し込む。
名古屋サテ2点目。 ランブレッタ0-2名古屋サテライト。
8分、No.20笠井の縦パスを↓
No.33脇山が叩き込む。
名古屋サテ3点目。 ランブレッタ0-3名古屋サテライト。
12分、No.29新田がドリブルから↓
切れ込んでそのままシュート。
名古屋サテ4点目。 ランブレッタ0-4名古屋サテライト。
0-4、名古屋サテライトのリードでハーフタイム。
後半はNo.7薮内を起点にランブレッタにも惜しいシュートが続く。
しかし31分、名古屋サテが中央でボールを奪い↓
左のNo.33脇山の折り返しを↓
No.8ペピータが押し込む。
名古屋サテ5点目。 ランブレッタ0-5名古屋サテライト。
勝負はほぼ決したが、諦めないランブレッタは反撃を強める。
39分、ランブレッタNo.19武田が切り返して↓
シュートを叩き込む。
ランブレッタ1-5名古屋サテライト。喜ぶ間もなく次のプレーに急ぐランブレッタ。
40分、裏に抜けたNo.7薮内が逆サイドへ振って↓
No.11大久保がダイレクトで合わせる。
ランブレッタ2-5名古屋サテライト。
ここで試合終了。2-5で名古屋オーシャンズサテライトが勝利を収める。
ランブレッタ福岡・小林監督にお話をお聞きしました。
<Q.敗れてしまいましたが名古屋サテライト戦の感想をお願いします。>
昨年も同じ相手、同じ舞台だったので、メンバーの入れ替わりもありましたが、自分たちがどれだけ成長したか、もしくは落ちたのか確認したいと思っていました。準決勝に行くまではノルマだと思っていましたので、それを達成できたことは良かったです。昨年初めて名古屋サテライトさんと試合させて頂いて、体格だったり戦術だったりあらゆる面で差を感じて、環境も含め色々な所が素晴らしいと思ったんですけど、今年に関しては事前にプレーを見ることも出来ましたし、1次ラウンドから1日経った(昨年は1次最終戦と準決勝が同日)というのもあり、ほぼMAXな状態で挑めましたので、昨年よりは出し切れたかなと思います。その分最初に「去年よりやれるぞ」と思ってしまったために死角というか、行けると思ったときに名古屋サテさんは隙を突くのも上手いので、いいシュートを入れられて、前半は凌いで凌いでという試合になってしまいました。
<Q.昨年より差は縮まったと思いますか?>
昨年よりは事前準備ができた中で戦えたので・・・縮まったとは思うんですが、何とも言えない所ですね。チームとしては昨年のエースの荒木一将をもう一度名古屋サテさんと対戦させてあげたいという気持ちがあったんですが、彼は昨年名古屋サテさんと戦って意識が変わって若いうちに色々チャレンジしたいと語学留学に行きまして、その選手が来年戻ってくるので、それもあって名古屋サテさんとは運命的なものを感じているのもありますし、来年もう一度チャレンジさせてあげたいなと思っています。
<Q.昨年はファイルフォックス、今大会はブラックショーツと関東リーグ勢を大差で破っての準決勝進出ですが、関東勢に強い秘訣はありますか?>
僕たちはずっと九州でやってきて、九州は個人技はあるけど戦術がないから弱いと言われてきて、昨年ファイルフォックスさんとやらせて貰う時にまずディフェンスを頑張ろう、それと個人技がどれくらい通じるかチャレンジしようということで、ある程度個人技は通用したなと。僕が選手時代に全国に出た時も個人技ではある程度通じるという感触はあったので、とにかくディフェンスを怖がらずに前からしっかり掛けていったら昨年ある程度結果が出たので、ならばさらに個人技を磨こうと。戦術で上回るのはまだまだ難しいので、ディフェンスを頑張ることを前提に個を磨いて、1対1で負けなければ九州の良さを出しつつ勝てるぞ、と考えて結果に拘ってこの1年やってきました。それが少しですが結果に繋がったのかなと思います。でも戦術面ではまだまだ足りないと思っていて、他の地域の方々から吸収させて頂きながら、個の力という僕らの強みをさらに伸ばして行きたいと思っています。
<Q.今年のエースはNo.7薮内選手かと思いますが、他の選手も自信を持ってプレーされていますね。ブラックショーツの選手らも個の力が凄いと言っていました。薮内選手はサッカー出身でしょうか?>
薮内は東福岡高校でサッカーをやっていまして、そのあとに九州でフットサルを少しやってからシュライカー大阪さんのサテライトにお世話になって、また九州に戻ったんです。ですので、サッカーの個の力とシュライカーさんで身に着けたフットサルの知識とが相まって、良いプレイヤーになっているのかなと思います。それとブラックショーツさんに自信を持ってボールを持っていると言って頂いたことですけど、関東の方というのは前プレを掛けるときに片足を出して寄せてくるんですね。すると上と股が開くんです。
ですからファーストタッチで突破できなかったとしても、縦にチャレンジし続けることが大事だと指導していて、一回出来なくても2回目も行こう、駄目な時はフィクソがカバーしなさい、やり続ければ突破できる、と言い続けているので、それで自信を持ってプレーできているのだと思います。
<Q.関東リーグ勢としては昨年今年とランブレッタさんのプレーに衝撃を受けていまして、先ほど戦術面ではまだまだと言っていましたが、本音ではもう相当な自信を持たれているのではないですか?>
まあ昨年結果が出ましたし、今年は日本一をと思ってこの大会に挑みました。正直、ロンドリーナさんとミキハウスさんが準決勝に出てこないとなった時には名古屋サテさんを喰って優勝を、とも思いました。でもそこが僕らの甘いところですね(笑)。それと昨年ファイルさんに「運良く」勝てたので今年は警戒されると思ったんですけど、苦手を修正するよりは長所を伸ばすのが僕らのスタイルなので、これからも個の力を伸ばすことを貫いていきたいと思います。よく言うんですが、どんなにビデオで研究されても実際に戦ってみたらそれ以上に凄いねっていうのが一番衝撃で、そう思わせたら勝だよね、って。ですので僕らがさらに進化すれば負けないと信じています。
<Q.ランブレッタさんはもう全国の強豪だと思いますが、九州を引っ張っていくという意識もあるわけですね?>
それは一番ですね。例えばキックイン時に全国では交代を待ってくれるんですが、九州の審判は待ってくれないんですね。僕らはもう知っているから良いんですが、他のチームが全国大会に行ったときに面食らってしまうので、九州でも全国に合わせていこうとマッチコミッションミーティングの時に話しあったり、九州全体のレベルを全国レベルに上げたいと思って活動しています。そうは言っても全日本選手権では僕らも九州大会で負けてしまいましたし、僕らも九州で頭一つ抜けているとは言いがたいんですけど、九州のレベルを上げるために、プレーだけでなく環境面や立ち振る舞いなども含めて、全部をやっていかなければいけないと思っています。
<Q.今大会は東北・東海勢も活躍しましたし、関東勢もランブレッタさんに次回は挑戦者として挑むと思います。全国のフットサルが活性化するといいですね。>
僕らもそれに負けないように来年またここに戻ってきたいと思います。
(写真・記事:中根高磁)
※会員ページでは本ページの各写真が、プリントや壁紙に適した拡大サイズで表示できます。
各画像をクリックすると拡大画像が開きます。
以下の写真は会員ページでご覧下さい。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ 大分 |
26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 |
2019年第11節終了時
8.18 | チャレンジすみだvs町田 |
---|---|
7.21 | 第6節 町田vs名古屋 |
6.22 | 開幕戦インタビュー |
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイルフォックス | 9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 |
2019年第4節終了時
12.15 | 17節 リガーレvsゾット |
---|---|
12.13 | 17節 ロンドvsファイル |
12.122 | 17節 カフリンガvsショーツ |