AFCアジアフットサル選手権2012 UAE 5月29日
準々決勝 日本vsキルギスタン
5月29日、アジア選手権準々決勝4試合が行われ、キルギスタンと対戦した日本は1-0で勝利し、準決勝進出を決めた。また今大会上位4チームが手にするワールドカップ出場権も獲得。日本の3大会連続ワールドカップ出場が決まった。
準々決勝、キルギスタンを相手に日本は主導権を握り、攻撃を仕掛ける。日本は何度も決定機を手にするが、決めることができず。高橋健介らがビッグチャンスを手にするが、ボールを押し込むことができなかった。
そんな状況でスコアボードが動いたのは12分だった。逸見勝利ラファエルがミドルシュートを放つと相手ゴレイロがファンブルし、ボールはネットを揺らした。逸見のミドルシュートで先制した。
日本は後半も攻め立てるがなかなか追加点を奪うことができない。キルギスタンは時折カウンターを仕掛けてくるがゴレイロの川原永光のファインセーブもあり、スコアはそのまま変わることなく、日本が1点を守りきり、勝利。
準決勝進出を決めた。
日本は30日にオーストラリアと準決勝を行う。またアジアからのワールドカップ出場4枠は日本、イラン、オーストラリア、クウェートに決まった。またタイが開催国として出場する。
[得点経過]
1-0 逸見勝利ラファエル(日本)12分
逸見勝利ラファエルがミドルシュートを狙う。10メートル以上距離があっても逸見は隙さえあればシュートを狙う。
彼のこの姿勢がこの日の日本の唯一の得点を生んだ。
左サイドで高橋健介がドリブルを突破を仕掛ける。
高橋はこの日、決定機をことごとく外した。サイドで攻撃の起点になっているが、そろそろ得点も欲しい。
日本をその経験で牽引した木暮賢一郎。
難しいキルギスタンとの1戦では精神的支柱として、ゲームメーカーとして日本をコントロールした。
キルギスタンとの1戦ではドリブルで持ち込むなど、活躍した木暮。そのパスとアシスト、そしてディフェンスでチームの勝利に貢献。木暮にとって、そして日本にとって3度目となるワールドカップ出場権を獲得した。
日本代表の村上哲哉が前線にパスを送る。
村上はこの日武器である左右両足の強烈なシュートは鳴りを潜めたが、そのタイトなディフェンスで貢献した。
小曽戸允哉がドリブル突破を仕掛ける。キルギスタンとの1戦では決定的な仕事を果たすことはできなかったが、
その縦へのドリブル突破は日本にとって欠かせない武器となりつつある。
逸見がミドルシュートを放つ。このシュートを相手ゴレイロがファンブルし、日本の決勝点が生まれた。幸運も味方し、ゴールは生まれたが、ここでシュートを打たなければ、この得点は生まれていない。この逸見の姿勢がワールドカップ出場を決めるゴールを呼び込んだ。
日本のフィクソ、北原亘がドリブルで駆け上がる。
北原はそのディフェンスと前線への飛び出しなど日本の勝利に貢献。日本のワールドカップ出場の立役者のひとり。
ワールドカップ出場権を獲得した日本代表がスタンドにいるドバイに応援に駆けつけたサポーター、そして家族らに挨拶。日本は3大会連続ワールドカップ出場を決めた。
試合後の記者会見で質問に答えるミゲル・ロドリゴ。チャンスをつくったけど決めることができなかったこと。そして相手がロングボールを想像以上に放り込むのでプレスがかからなかったことが苦戦した要因となったと語っていた。
<高橋健介選手のコメント>
(ワールドカップ出場権獲得は)嬉しいですけど、個人的は申し訳ないと思っています。
(決定機を外して)みんなに迷惑かけたなと思っています。決めることができませんでしたけど、フィニッシュまでの形はいけていたと思います。特にスタートは意図どおり、相手のディフェンス網の間を使って、シュートまでいけるのはチームとしては良かったんですけど、個人としてはフィニッシュの部分がよくなかったですね。
ポジション的にはファルソピヴォ(偽りのピヴォ)で入って、そして後ろから他の選手が前へ抜ける形で始まるので、どうしても僕がサイドに入ることが多かったですね。特に今日の試合はそうでしたね。 ディフェンスはチームのやり方はかなり浸透してきているので、いい形で追い込めればどこが相手でも通用すると思います。
記事・写真 座間健司
ワールドカップ出場おめでとう!
この勢いでイランを破りアジア第1代表だ!
今回記事を提供してくださっているスペイン在住のフットサル記者、
座間健司のブログでもAFCフットサル選手権の記事を掲載しています。
日本代表、グループリーグの総括が掲載されています。
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順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時