関東リーグ2012 第1節 柏市中央体育館 6月9日
ブラックショーツvsファイルフォックス府中
関東リーグ開幕戦の第1試合。昨シーズンは1勝1分でファイルフォックスが勝ち越している。
昨季6位のブラックショーツ(以下BS)は、今期降格争いを脱し上位を狙いたい。
昨季3位のファイルフォックスは優勝を狙うが、メンバーの入れ替わりが激しい為チームの出来栄えが試される。
この日のファイルは監督兼任の難波田、吉成・岩田・そして新加入の稲田といったビッグネームが仕事などで不在。
若手主体で挑む。新キャプテンは曽根(No.19)、注目の新戦力は浦安セグンドから移籍の三井(No.7)。
BSは大きな補強は出来なかったが、高橋(No.10)・木村(No.19)など得点力のあるメンバーも残り、
成熟度を高めて勝負。昨年得点王だった田口は留学中で前半戦不在となる。
立ち上がりからファイルの動きがいい。三井(ファイル7)の力強いドリブルが目立つ。
BSもボールを奪えばしっかり繋ぎ、ゴール前まで持っていく。
序盤は引かずに中盤でボールも人も動く互角の攻防。
しかしプレスはファイルの方が早い。徐々にファイル優勢に。
8分、中央でボールを奪った三木(ファイル18)がそのまま駆け上がりゴレイロをひきつけパス↓
右からゴール前に詰めた曽根(ファイル19)がゴールに叩き込む!
今期リーグ初得点は曽根。ファイルが先制。0-1。
ファイルは生き生きとしている。選手の表情も明るい。
続いて9分、三井の放ったシュートがディフェンスの股を抜ける↓
ブラインドになったか?ゴレイロ反応しきれず右サイドネットに決まりファイル2点目。
移籍初戦で初ゴールしサポーターにガッツポーズを見せる三井。
サポーター席から。(サポーターに頂いた写真)
たまらずBSはタイムアウト。ファイルの勢いに飲まれないように。
欠席者が多くいつものセットが組めなかったためか、ファイルはベースラインではセーフティファースト。
特にゴレイロはほとんど大きく前線へフィードし、相手にボールを持たせてまたそこにプレスを掛けた。
12分、三井のシュートパス↓
荻窪(ファイル10)が詰めるがBSゴレイロ小林がセーブ。
今度は曽根がゴール前でシュートと見せて切り返し↓
さらにスライディングを交わして↓
ゴレイロの位置を感じてループシュート!
見事にゴレイロの頭を超えてゴールに収まる!
新キャプテン曽根の素晴らしい個人技でファイル3点目! 前半12分で0-3、早くもファイル祭りの様相となる。
4分で3失点。ファイルのムードにやられたがBSも落ち着いて反撃の機会を伺う。
三井のシュートを慎重にブロックする木村(BS19)
なんとか追加点を取られずファイルの勢いを止めて前半を終えたブラックショーツ。
苦しいながらも後半に向け、しっかりと反撃の指示を伝えるBS新海監督。
後半、0-3だがファイルも引かず、前半の立ち上がりと同じ展開で始まる。
前半で早くも2得点。新キャプテンの曽根。
22分、BS高橋のシュート↓
惜しくも外れ残念がる2010年の得点王・高橋。
23分、今度は中央からドリブルで上がってきた高橋(BS10)↓
囲まれながら技ありシュートをゴール右上に決める!
ようやく1点を返し1-3。BSはファイル一辺倒の雰囲気を変え、締りのあるゲームに引き戻した。
しかし26分、ファイルのコーナーキック。右サイドでボールを受けた三木(ファイル18)が↓
振り向き様にニアサイドの狭い隙間にシュートを決める!
ファイルに貴重な追加点! 1-4、BSに引き戻された流れをすぐに取り戻す。
上手くいかないBSのリーダー飯田。
さらに27分、田村(ファイル16)がカウンターで中央をドリブル↓
右に流れながら鋭角にシュートを決める!
見事なゴールの田村。長くベンチに入れなかった若手がリーグ戦初出場で初ゴール!チームメイトに祝福される。
難波田らが不在のチャンスをモノにした田村。またの出場機会にも注目したい。
完全に流れを奪われたBS。苦しい中でも反撃。岡花(BS18)のダイレクトボレーシュート。
昨年得点ランク3位の木村(BS19)
高橋(BS10)は一人気を吐く。両チーム最多の8本のシュートを放った。
シュートをセーブするファイルGK安藤。
ショートコーナーからのこのシュートも体を張ってセーブ。
ファイルの一方的なペースのようだがBSのシュートはファイルの22本を上回る24本。
安藤の好セーブがなければ試合の雰囲気は違ったかもしれない。
36分、前掛かりのBSの裏をついてロングパスを受けた荻窪(ファイル10)がゴール左からループシュートで駄目押し。
ファイルは理想の展開。これで1-6。
直後にBSも第2PKで1点を返す。
2-6。決めた高橋、喜びもそこそこに次のプレーへ。
少しでも点を返そうと反撃を試みるBS。
残り1分を切り、中盤でボールを奪った木村(BS19)↓
駆け上がる高橋(BS10)へパスを繋ぎ↓
逆サイドへラストパス↓
スライディングして村田(BS7)が決める。最後に綺麗なカウンターで1点を返したBS。
息を切らす三井(ファイル7)
もう少しだぞと声を掛けるファイルベンチ。
そしてこのままゲーム終了。3-6。最後反撃にあったがファイルは快勝と言ってよい内容だった。
ファイルが良かっただけに調子が悪かったかは分かりにくいが、BSは敗戦スタートとなった。
個性の強さからか、ゲーム中にも波があることの多いファイルフォックスだが
この日は個人技に加えて、見事な連携と落ち着いたゲーム運びで快勝。
サポーターに勝利の報告。2006年以来、6期ぶりの優勝へ向け好スタートを切った。
ファイルフォックス松村監督(代行)のコメント。
今日はまとまりが良く、パスも良く回って内容には満足しています。
人がいなかったことで変な団結心が生まれたのか、ディフェンスをしっかりやって、
そこからしっかりパスを繋いで前半のうちに3点も取れたというのが非常に良かったと思います。
開幕としては次につながる良い試合でした。
トップページへ
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時