Fリーグ2012 第3節 テパオーシャンアリーナ 6月24日
名古屋オーシャンズ vs ペスカドーラ町田
開幕2試合を終え、連勝で早くも首位に立った名古屋に対し、
開幕勝利、2戦目も大阪に攻撃的なゲームで接戦に持ち込んだ町田がどう戦うのか?
開幕2戦で3得点。さっそく得点ランク1位でゴールドジャージの森岡薫。
この日の入場者数は1255名。チャンピオンチームのホーム開幕戦としては正直ちょっと寂しい。
先発は名古屋:北原・逸見・森岡・木暮・GK川原。町田:本田・金山・滝田・永島・GK原。
試合の序盤。名古屋に対しても下がらずボールを争う町田。
2分、最初の決定機は町田・本田マルコスが作る。
町田は本田・永島などフィジカルで名古屋に負けないメンバーが頑張り互角の立ち上がり。
名古屋はセットが変わり逸見・吉川などの動きの良さが目立つ。
9分、森岡がGKと1対1。左右のフェイントで交わしてゴールに流し込む。
名古屋先制。1-0。
やっぱり状況を変えるのはこの人、森岡薫。
しかし町田もひるまない。左、横江(町田9)の突破から逆サイドへのパス↓
森谷(町田3)のスライディングに慌てたペドロコスタ(名古屋14)がオウンゴール!
町田同点に追いつく! 1-1。ここまでは互角にやりあう町田。
ここも惜しいシーンを作った町田。攻撃的なゲームで観客も盛り上がる。
12分、このプレーがファールとなると↓
リスタート前にモップで汗を拭く・・・
と、木暮のリスタートに反応して逆サイドに詰めた森岡がゴールを押し込む!
さすが強いだけでなく試合巧者でもある名古屋。町田に流れを持って行かせない。これで2-1。
それでも町田は前半は集中力を失わず、名古屋のパスミスも誘い、印象では大きな差はない。
前半を2-1の1点差で終え、後半勝負にかける町田。
しかし後半、町田は開始早々に本田マルコスが負傷退場すると防戦一方になる。
25分、渡邊のクロスに飛び込んだ吉川(名古屋15)がゴール!
神戸から移籍した吉川の今期初ゴールで名古屋3-1。
町田の攻撃は前半と違い、単発で厚みのないものとなる。
30分、木暮からのクロスを受けた逸見(名古屋8)がゴールを上げる。
これで4-1。
さらに31分、今度は森岡のゴール。
5-1。一方的な展開となる。
森岡はこれがFリーグ100点目!チームメイトの祝福を受ける。
余裕がある表情の川原。
不安げな表情の篠崎。
町田はこの後パワープレーに出て↓
諦めていない姿勢を見せる。
しかし39分、ペドロコスタのパワープレー返し↓
これで6-1。勝負あり。
さらに終了間際。裏に出た森岡が難なくゴールを決め7-1。
森岡は4得点、Fリーグ100得点に花を添えた。町田はもう少し頑張らないと得点王争いがつまらなくなるぞ!
名古屋は3連勝。早くも3連勝は大阪と2チーム。昨年と違う構図を期待したかっただけに町田には今後も期待したいが
この日も途中まで渡り合えるところを見せるも、一度劣勢にまわると立て直せない脆さが出てしまった。残念だ。
名古屋にはこの勢いでアジアクラブ選手権2連覇を果たして来てほしい。頑張って!
<町田・関野監督のコメント
とにかく完敗ということで、次の名古屋戦に向けて、こういうことが無いように頑張りたいと思うとしか言いようがない。
スコア的に言うと、ここまで差がつくとは思っていなかった。この点差はパワープレー返しの部分もあり、最後、ジャッピーニャと金山が怪我で使える状況ではなかったことでプランが崩れた部分もあった。ショックと言えばショックだが、今日は前半に関しては参考になる部分もあったし、(第2節の)大阪戦もそうだったが自分たちのやりたいことが出来てきているとは思う。後半に関しては、中身的に何か課題になって修正していこうという以前の問題で、怪我が大きすぎたし非常に残念だった。
<Q.後半急に変わってしまったのはメンタル面が大きいのでしょうか?>
選手がどう思うかわからないが、客観的に見ると前半と後半でチームが180度変わってしまった。一番良くないときのペスカドーラになってしまったように感じた。スコアに差がついてしまったり、自分たちが上手くいかない状況になってしまった時に、まだまだメンタルの弱さがあると感じた試合だった。
町田・大地キャプテンのコメント
前半は、点数では負けてはいたが自分たちの狙ったことがしっかりできて戦えていたと思います。が、後半に入って集中力が切れて結果的に大差になってしまいました。局面局面の1対1の部分で、特に後半は「やられたな」と感じました。そこが徐々に点差が広がった原因です。次の試合では今日出た課題を修正してやっていきます。
名古屋・アジウ監督のコメント
今日の試合に関しては、攻撃面・守備面とも非常に安定したゲームができたと思う。前半の立ち上がりはフィニッシュで上手く終われない場面があり、相手ののカウンターに追い込まれた時間帯はあったが、その後は、しっかりコントロールし、しっかり主導権を握れたゲームだった。より多くのチャンスを生かせたら、もっと多くの点差が開いたゲームができていたかと思う。
名古屋・森キャプテンのコメント
まず、今シーズン最初のホームゲームで勝てたことにホッとしています。ゲーム内容としては、先週の湘南戦は後半崩れてしまい追いつかれそうになりましたが、そういう部分を修正して点差をつけることができて良かったと思います。開幕から3連勝できたことで、修正するべき点はあるとしても、アジア選手権にも良い形で行けるのではないかと思います。
Fリーグはアジアクラブ選手権のため、3週間中断します。
次回は7月14日(土)、名古屋は府中と、町田は神戸と対戦。いづれも町田市立総合体育館です。
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記事・写真 大関朋美
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時