テバオーシャンアリーナカップ2012 8月24日
準々決勝 フウガすみだvs名古屋オーシャンズ
昨年に続き、準々決勝での対戦となったフウガと名古屋。
地域リーグ代表ながら優勝を狙ってトレーニングしてきたフウガにとって最大の難関。
名古屋は勝って当然のやりにくい相手に、実力差を見せつけたい試合。
昨年は4-0で名古屋が勝っているが今年はどうなるか?
須賀監督が本気で狙う優勝に向け、フウガにとっては決戦の時。
先発は名古屋が北原・サカイ・リカルジーニョ・森岡・GK川原。フウガが金川・諸江・宮崎・太見・GK大黒。
立ち上がり太見(フウガ8)のシュートパス。ファーポストに金川(フウガ3)が滑り込んだが惜しくも間に合わず。
しかしすぐに名古屋のポジェッションが上回りフウガを押し込み始める。
5分、サカイ(名古屋4)がパスと見せてミドルシュート↓
ニアポスト際に決まって名古屋先制!
フウガも反撃を試みるが名古屋のプレスに前線へボールを運べない。
11分、中央からボールを運ぶ森岡(名古屋9)。
右に流れながら放ったシュートがゴールに突き刺さる。
これで0-2。順調に得点を重ねる名古屋。
2点差になりフウガの必死の反撃が形になり始める。太見(フウガ8)のシュート↓
GK川原がゴールラインすれすれでセーブ。
金川(フウガ3)も惜しいシュートを放つ。
しかし17分、前へ出るフウガにリカルジーニョ(名古屋7)のカウンター↓
GK大黒が弾いて浮いたところに↓
詰めた吉川(名古屋15)が押し込んで名古屋3点目。
前半で0-3。名古屋が落ち着いた試合運びで差をつける。
名古屋のプレスは引き続き激しい。フウガは苦しい試合となった。
3点差で前半終了。
後半を前に得点ビジョンを眺めるフウガ金川。
後半へ向け、須賀監督に秘策はあるか?
後半立ち上がりは前半と同じ名古屋ペース。
ペドロコスタ(名古屋14)のシュートは↓
GK大黒が飛び出してセーブ。
今度は金川(フウガ3)のクロス↓
ファーに詰めた太見(フウガ8)だがGK川原がキャッチ。
得点が動かないまま時間が過ぎ、名古屋優勢の雰囲気が変わってきた。
28分、右サイドで宮崎(フウガ6)がフリーになる↓
ゴール前に持ち込み放ったシュートが川原を抜いてゴールイン!
ようやくフウガが1点ゲット。
まだ1-3。あまり表情に出さない宮崎。
フウガの得点でゲームが動き出す。吉川(名古屋15)のクロス↓
渡邉(名古屋13)は惜しくも届かず。
この時間帯はカウンターの応酬。
神尾(フウガ9)のシュートは惜しくもポストの左。
リカルジーニョのシュートはGK大黒がファインセーブ。
フウガの裏に抜けた北原(名古屋3)がGKと1対1↓
ここはノーファールの判定。苦笑いの北原。
32分、右サイドから入ったボールから中央でシュートを放った太見(フウガ8)がゴールネットを揺らす。
これで2-3。フウガ連続ゴールで1点差に追い上げる!
さあ、あと1点。必死の指示を送るフウガ須賀監督。
名古屋はゴール前にクロスを入れゴール前で吉川や渡邉が合わすが、
大黒が身体を張ったセーブで追加点を許さない。
フウガも惜しい場面を作る。
37分、フウガのタイム。関東1部リーグでは珍しくパワープレーを使わないフウガ。最後どのような攻撃を仕掛けるか?
しかし38分、左サイドから中央に切れ込んだ森岡(名古屋9)がシュート↓
これがファインセーブを続けていた大黒の脇を貫きゴールに決まる!
2-4。決定的ともいえる森岡のゴール。これが名古屋のエースの力か。
フウガ最後のロングボールも名古屋GK川原がセーブ。
ここで試合終了。フウガの挑戦は今年も名古屋に阻まれた。
大泣きする選手も・・・フウガがどれだけ真剣に優勝を目指していたかが分かる。
オーシャンアリーナの観客に挨拶するフウガ。サポーターとともに今年も情熱を示して関東に帰る。
フウガ須賀監督のコメント
うーん・・・悔しいですね。悔しいです・・・
えーまず、今年もこのようなすばらしい大会に僕らのような地域のチームを呼んでくださったことに感謝したいと思っています。そしてすばらしいジャッジの中で試合できたことも嬉しく思っています。相手もすばらしいしスタッフもすばらしい中で試合を出来たことにすごく満足しています。
試合に関してはすごく悔しいという一言に尽きますが、昨年4-0で敗れて悔しいという感情より、このチームにどうやったら勝てるんだろうと開き直った気持ちになっていたことを思い出すんですけど、今年に関しては素直にすごく悔しいな、どこをどうすれば選手たちを勝たせてあげることが出来たかな、という気持ちでいます。それをポジティブに受け止めてこれからもやっていきたいと思います。
今年の成果でいえば昨年4-0で今年4-2で2点取れたということはすごく大きな差だったと思います。2点取れて途中まで1点差に迫れたというのは選手の気持ちの部分の向上が大きいと思います。名古屋さんとやるという確証はなかったので、名古屋さん対策というより、関東リーグや準会員リーグを戦いながら勝者のメンタルというのを選手たちに植え付けてきました。今日も前半終わって3-0というのはかなり厳しいスコアなんですが、僕はフットサルでは3-0は逆転できる点差だと思っていて、3-1にすれば焦りが生まれ、3-2にすれば追い込むことが出来る、ということをハーフタイムに選手に伝え、それに答えてくれたことに非常に満足しています。
名古屋はリカルジーニョ選手もすばらしい選手なんですが、それに臆せず日本人選手が対等にプレーしていることがすばらしいと思います。名古屋さんの関係者の皆さんが海外に遠征に行かなくてもこれだけの経験値を与えてくれるチームを作ってくださっていることに感謝していますし、他の日本のチームはそれを打ち破るのに全力を尽くして答えないと失礼だと思えるくらい、すばらしい環境を与えてくださっていると思います。
名古屋アジウ監督のコメント
選手たちがしっかりと初戦を勝ってくれて良い流れに乗れたと思います。フウガは平等に戦ったら私たちの方が力があることは彼らも感じていると思います。そこで彼らは試合の流れや戦術を考え、時には挑発したりと工夫してくるわけですが、正直レフリーがしっかり取るところを取ってくれなかったので試合が熱くなって相手の思うような試合になってしまったと思います。しっかり取ってくれれば違う試合になったのではないかと思います。
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写真:金子保子 中根高磁
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時