Fリーグ2012-13 第24節 1月6日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 2-4 シュライカー大阪
このところ好調の8位町田が2位大阪に挑んだ一戦。
第2クールの対戦では町田が大阪に4-2で勝利している。
この試合でも町田は大阪相手に、ボールポジェッションやチャンスメイクでは
十分互角に戦える力を見せた。試合を左右したのは決定力や試合運びの上手さの違いだった。
先発:ファーストセットは、町田:本田・金山・滝田・篠崎・渡辺
大阪:ヴィニシウス・一木・林・佐藤・イゴール
立ち上がり、いきなり大阪のチャンス。
1分、左サイドのヴィニシウス(大阪10)から、右斜め前方の一木へパス。↓
一木(大阪13)が後ろ向きにシュートを決めて大阪が先制。0-1。
しかし2分、町田がすぐ追いつく。滝田(町田8)が中盤でスペースを作り↓
豪快にミドルシュートを決め同点! 1-1。
同点後も、大阪が優勢に進めるが町田も良く付いていく。
6分、こぼれ玉を拾った江口(大阪7)が右サイドへ↓
ミドルシュートを決めて大阪勝ち越し、1-2。
再びリードした大阪のペースで試合は進む。
町田はカウンターからミドルシュートでたびたび放つ。
10分、篠崎(町田16)にイエローカード。
大阪はチャンスは多いが、なかなか決めきれない。
前半終了間際、篠崎(町田16)が2枚目のイエローで退場し、大阪にチャンス。
大阪はフリーキックをヴィニシウス(大阪10)が決め、1-3で前半を終える。
ハーフタイム。2点差をつけ、大阪は余裕のあるように見える。
しかし後半が始まると町田が攻勢をかける。
23分、金山(町田7)がゴール前に持ち込み、ディフェンスに潰されながら本田マルコス(町田6)にパス↓
本田(町田6)がこれを決め2-3。1点差に追い上げる。
追い上げムードとなった町田のプレーに会場も盛り上がる。
町田の攻撃が良い。もう1点取って追いつけるか?
町田は大阪の攻撃も体を張ってブロック。気持ちの入ったプレーを見せる。
町田の攻勢に大阪も危機感が増す。声を上げて指示するドュダ監督。
接触プレーの多い試合。町田には5枚のイエローカードが出た。
町田のシュートを必死に守る大阪。
イゴールも前に出てクリア。
しかし町田はもう1点がどうしても取れない。
残り1分50秒、町田は滝田をGKにしてパワープレーを仕掛ける。
しかし滝田がファール。チーム6つ目で大阪に第2PKが与えられる。
これを一木(大阪13)がしっかり決めて2-4。
町田の追撃を交わし、ようやく笑みの出る大阪。
このあとは町田もチャンスを作れずタイムアップ。町田の善戦で後半盛り上がった試合だったが大阪が逃げ切った。
途中苦しんだイゴール。ほっとした表情。
大阪は2位をキープ。3位府中との差を広げ、プレーオフを確実にした。
大阪・デュダ監督のコメント
町田は攻撃的なチーム、僕たちも準備して臨んだ。試合中は、僕たちのペースで行った時もあったし町田のペースも少しあったけど、僕たちは上手く守ってから良いゲームに入った。いっぱいチャンスを作ったかが、その時決めなくて最後厳しいゲームになり、それは残念である。作ったチャンスの半分ぐらい決めていたら、もう少し最後、楽なゲームになったと思う。選手たちも最後まで頑張って、良い結果だと思う。残り試合、頑張っていこうと思う。
キャプテン村上選手のコメント
今年一発目の試合ということと、残り4試合を残してプレーオフ進出ということに向けて非常に大事な試合だったので、そういった意味で早い時間帯で点が取れて上手くうちのペースで、後半は始めの10分位は町田のペースだったが、追加点を上手く奪えたので、本当に次につながる試合だったと思うし、プレーオフも近づいてくるので、しっかり気を引き締めて一週間良い準備をして次に望みたいと思う。
町田・関野監督のコメント
試合前から選手たちには、1点を争う非常にタフで厳しい試合になるということは話をしていた。
大阪にはゴールキーパーのイゴールがいるので、そう簡単に点を取る事は難しいだろうと予想はしていたが、その中でも選手たちは積極的に狙いに行ってくれ、ゴールに向かう姿勢というのはアグレッシブにできたと思う。
前半もチャンスは作れていたと思うので、そういう部分ではネガティブには思っていないし、良くやってくれたと思っている。
ただ、失点の場面では、今日は不運な場面がいくつかあったのと、「想定された形」の中で失点してしまったというのがあったので、そこに関してはすごく悔やまれる。
今まで大阪と戦ってきて、前回は勝利することができたが、その前は全くどうにもならない状況で勝てなかった。年間を通して言うと、大阪という上位で圧倒的に良いチームに対して、第2クールの終わりから第3クールに入って、ある程度対等に戦えるようになってきたという手ごたえは感じている。そういう部分をプラスに捉えている。
もちろん、修正しなければならないところもあるし、実際負けている。ディフェンスのミスだったり、ゴレイロガ取らないといけない所が取れなかったり、そういう部分はしっかり詰めていき、残り3試合だが最後まで向上心を持って戦っていきたいと思う。
<Q.「想定していた失点」とは具体的にどういう事か?>
1点目に関しては想定した中での失点。ヴィニシウスにプレッシャーをかけるタイミングが少し遠かったということと、ヴィニシウスがボールを持った時に各ディフェンスがヴィニシウスに意識がいってしまい、自分のマークを見失ってしまった失点だったと思う。その部分は、修正の予知はある思うので、次につなげていこうと思う。
残りは退場になってしまった場面での失点もそうだが、ミドルレンジからのシュートが枠に飛べば入ってしまうような状況になっているので、ゴレイロの存在価値が問われる所だと思う。あのようなシュートが入るようでは厳しいという話はしているので、キーパーのコーチングも含めて練習の中で修正していかなければいけない点だと思う。
もうひとつは第2PKだったが、ゲームの中で必要のないファールが多かった。どうしてもファールで止めなければならない時もあるが、今日は無駄な所で特に後半2つ3つ重ねてしまったのが自分達の不甲斐ない所だと思う。負けているときに点を取りたいが為に気負ってしまいファールになってしまうことがあるので、そういうところのコントロールをしっかりしていかないといけないと思う。選手たち話をしていきたいと思う。
<Q.(malvaから)出浦選手を獲得したが、今後どのような起用法を考えているか>?
出浦に関しては、今日のメンバー入りをどうするか悩んだが、試合で使っていく上でメンバーに入っている選手たちと紅白戦などで戦って調整する時間が足りなかった。獲得した理由としては、うちはボールポゼッションは取れるがフィニッシュで点につなげていくという部分が上手くできていないということで、ボールポゼッションをとり上手くキープできる選手は多いが、その中から前を向いて突破してシュートを打ちにいくという選手がほしいという思いがあった。出浦は、そういった意味では、ドリブルで突破して右足でも左足でも同じぐらいの強烈なシュートが打てる、チームにとっては攻撃面での大きな武器になると思っている。今後はファーストでもセカンドでも両方で使える選手で、攻撃の中での積極的に突破してシュートを打ちに行くというアクセントとして使っていきたいと思っている。
キャプテン大地選手のコメント
今日の試合は一試合通して、攻撃の面でもディフェンスの面でも肝心な所で判断ミスであったりテクニックの部分でもミスが起きた結果、点も取れず逆に失点もしてしまい、それが負けた原因だと思う。
残りの試合、とにかく前を向いてチーム一丸となってやっていきたいと思う。
この試合の公式記録はこちらです。
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写真・記事:大関朋美
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時