フットサル日本代表国際親善試合 5月15日 国立代々木第一体育館
フットサル日本代表 1-5 フットサルアルゼンチン代表
ワールドカップベスト8の強豪アルゼンチンとの親善試合。
ワールドカップメンバーに室田、吉川らを加えた新生日本が立ち上がり、勢いよく攻めたが
5分、アルゼンチンに左サイドをえぐられ、折り返しを中央で落としたところを
アポジョニオが叩き込んで先制。この後も日本のプレスを個のスピードとパワーでやや上回るアルゼンチンが
押し気味に試合を展開。日本も吉川、森岡を中心に左右45度からのミドルシュートを多く放つが
アルゼンチンのブロックに合うか枠をわずかに外れ、追いつけずにいると、
17分、ゴール正面でフリーキックを得たアルゼンチンがGK川原の股を抜くシュートで追加点。
さらに19分、ポストプレーの戻しを後ろから上がってきたボロアレマニーが
ゴール左隅に狙い済ましたミドルシュートを決め0-3。日本を突き放して前半を終える。
年に一度の東京での代表戦でこのまま負けられない日本代表は、後半、前半は出番の少なかった室田が
ドリブルを積極的に仕掛けるなどアルゼンチンをゴール前に押し込む。
しかし両サイドは突破できても中央の守りが堅いアルゼンチンを崩しきれず、得点を奪えずにいると30分、
アルゼンチンは右サイドからのミドルシュートをGKが弾いたところをフランシーニが押し込み0-4。
突き放された日本は小曽戸にキーパージャージを着せパワープレーを開始。しかし、36分には
アルゼンチンが左サイドパス交換からのシュートパスを、そのパス交換からファーポストに
詰めたバポラキがスライディングで押し込み5点目。一矢報いたい日本は残り時間、攻撃力のある布陣で
波状攻撃を仕掛け、38分に仁部屋が弧を描くドリブルでゴール前に切り込みゴール左上にシュートを決め1-5。
日本代表は最後個人技で1点返したものの反撃はこれのみ。両監督が「内容は互角。」という対戦だったが、
点の取り方、守り方を心得ているアルゼンチンが、決定機をものにし4点差をつけて勝利。
日本は新戦力室田、吉川らの動きも良く、既存メンバーの連携も良かったが、守備に隙を見せ
ワールドカップ後の新しいの船出として、収穫もあり、課題も見えた意味のある試合だった。
<得点経緯>
5分 アルゼンチン1点目 0-1 ディエゴ・アポジョニオ
17分 アルゼンチン2点目 0-2 レアンドロ・クッソリーノ
19分 アルゼンチン3点目 0-3 ルーカス・ボロアレマニー
30分 アルゼンチン4点目 0-4 ルーカス・フランシーニ
36分 アルゼンチン5点目 0-5 コンスタンティノ・バポラキ
38分 日本1点目 1-5 仁部屋和弘
観客席に投げ入れるプレゼント用のボールを持って会場に入ってくる日本代表。
日本代表監督はワールドカップ後も引き続きミゲル・ロドリゴ氏。
スピードがあり、ボールの扱いも上手いアルゼンチンに押される日本。
日本もミドルシュートを何本か放つがGKにセーブされる。
5分、アルゼンチン左サイドから折り返し↓
中央落としたところを後ろから11番アポジョニオが決め先制。0-1。
先制後もアルゼンチンペース。
日本は星のポストプレー、森岡、吉川のシュートで攻めるが得点を奪えず。
GK川原も途中までは良く守っていたが・・・
17分、アルゼンチンのフリーキック。
7番クッソリーノの川原の足元へ放ったシュートは、足にかすったが股を抜けゴールに決まる。0-2。
前半のうちに1点返したい日本。森岡のシュートは↓
キーパーがセーブ。フィールドプレーヤーも戻りが早い。
19分、アルゼンチンカウンターから中央で貯めて↓
戻したボールを上がってきた5番ボロアレマニーがゴール左に決め3点目。
立て続けにゴールを奪われ、ショックを隠せない川原。
ハーフタイム。3点を奪われた川原を気遣う稲葉。
会場には三浦和良選手が観戦に訪れていた。ファンの歓声に答えるキングカズ。
後半先発の室田祐希。積極的にドリブルを仕掛け、シュートも放つ。
後半出場のGK冨金原。アルゼンチンの正確なシュートを弾き日本の反撃を待つ。
35分、日本に決定機、左サイド仁部屋のドリブルから↓
シュートパスに逸見が飛び込むが僅かに合わず。
森岡の突破を体を入れて防ぐアルゼンチン。
30分、アルゼンチンのミドルシュート、GK冨金原が弾いたところを9番フランシーニが詰めて追加点。これで0-4。
残り9分あるが、日本はパワープレーを開始する。
32分、森岡切り返しからのシュートはGKにセーブされる。
36分、アルゼンチン左サイドパス交換から↓
ファーポストに走りこんだ8番バポラキが押し込み5点目。
仁部屋のシュートはブロックされる。
5点差あるが、ガッツポーズのアルゼンチン。プレーの必死さが現れている。
38分、左サイド仁部屋が外から内に切れ込んでシュート↓
ゴール左上に決まり、日本がようやく1点を返す。
納得いかなそうな表情の星。
試合終了。1-5でアルゼンチンの勝利。
サッカーでは先進国だがフットサルではプロがなく、今回はアマチュアが多いアルゼンチン。結果には満足そうだ。
試合後、会場を回る日本代表。
国内での初代表戦を終えた室田。後半は臆せずドリブルで本領を発揮した。
唯一の得点の仁部屋。サポーターの声援に答える。
撮影:中根高磁
日本対アルゼンチンの第2戦は別府ビーコンプラザで5月18日(土)13:00キックオフの予定です。当日券の販売もあります。
アルゼンチンの決定力、経験が活きた初戦でしたが、十分対抗できる内容でした。この教訓を生かし
2試合目でコンディションがさらに上がると思われるアルゼンチンに日本がリベンジを果たせるか期待します。
※同日行われたフットサル日本女子代表vsFリーグ女子選抜 の試合もレポートします。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
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1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ 大分 |
26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 |
2019年第11節終了時
8.18 | チャレンジすみだvs町田 |
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7.21 | 第6節 町田vs名古屋 |
6.22 | 開幕戦インタビュー |
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
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1 | ファイルフォックス | 9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 |
2019年第4節終了時
12.15 | 17節 リガーレvsゾット |
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12.13 | 17節 ロンドvsファイル |
12.122 | 17節 カフリンガvsショーツ |