ウイダーFリーグ2013-2014
第3節 6月23日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 vs デウソン神戸
まだ2節を終えた段階ながら、この時点で首位に立つ町田とまだ勝ち星のない神戸。
この両チームの対戦は大量点で接戦が多いが、イゴールの町田加入でこの構図に変化が起こるか?
町田のホーム開幕戦。試合前、関野監督が観客にご挨拶。
「今期はホーム無敗を目標に掲げていますので、今日いきなり負けられません。」
注目のGKイゴール。開幕戦では見せ場は多くなかったが、これから本領発揮となるか。
目下2得点でランクトップ。ゴールデンジャージで登場の金山友紀。
試合開始。立ち上がりから良く動く両者。
神戸の新キャプテン西谷。
開幕でも得点した永島(町田11)。動きもいいがゴールに向かう姿勢が前面に出ている。
4分、金山(町田7)がシュートに行くところを潰され↓
篠崎(町田16)がこぼれ玉に先に触れ↓
倒れていた金山が起き上がり際にシュートを決める!
町田先制!1-0。
好調の金山がさい先良くホーム初得点を挙げる。
1点取られた神戸が反撃を試みるが町田の守りも堅い。
10分、町田のファー詰めはギリギリ押し込めず。しかし町田ペース。
町田のチェックが早く、神戸はミドルシュートは放てるが決定機を迎えられない。
17分、低い位置でボールを奪った横江(町田9)がドリブルでカウンター↓
そのままキーパーの飛び出す瞬間を狙ってシュート↓
ゴール左上に見事ゴールを決める。2-0。
内容も伴う2点差に沸く町田サポーター。
前半は2-0のまま町田リードで終了。狙い通りのゲーム運びに表情も緩む町田。
やられっぱなしでいられない神戸。後半開始を前に気持ちを高める。
神戸は激しいプレーで反撃を開始。
24分、須藤(神戸16)が左サイドからミドルシュート↓
山蔦(神戸19)がブラインドになったか、そのままサイドネットに突き刺さる!
神戸サポーターにコブシを突き上げる須藤。
2-1。これで分からなくなった。
両者互角の攻防戦を繰り広げる。
30分、町田のカウンター、フィードボールに追いついた大地(町田14)がワントラップでディフェンスをかわし↓
一瞬溜めてキーパーの逆をつきポスト際にシュートを決める!
大地の技ありゴールで3-1。町田が突き放し試合の主導権を握り直す。
2点差で少しゆとりの出た町田は落ち着いてボールを裁く。
このままいけそうだ。町田の選手も観客もそんなムードになっていた・・・
残り5分、神戸はタイムアウトを取りパワープレーを開始。ここから怒涛の展開が待っていた。
37分30秒。パワープレーの中、須藤(神戸16)のシュートパス↓
渡井(神戸10)もファーに詰めていたがそのままゴールに突き刺さる!
1点目の再現のような須藤のゴール!これで3-2。1点差。残り2分半。
38分10秒、原田(神戸7)の早いクロス↓
今度は本当に渡井(神戸10)がファーで押し込む!
なんと同点!3-3。
劣勢だった試合をパワープレーで一気に取り返した!歓喜の神戸。落胆の町田。
同点に追いついたが神戸はパワープレーを継続。勝ちに行く。
追いつかれて町田の気持ちに隙が出来たか?同点から30秒後の38分50秒、再び原田(神戸7)からセンタリング↓
今度は岡崎(神戸9)が中央でフリーになり正面からゴールを決める!
まさかの逆転劇!3-4、土壇場で試合をひっくり返した。
1分20秒の間にまさかの3失点。落胆のイゴール。
会場に動揺が走る中、残り1分10秒だが今度は町田がパワープレー。
ホーム開幕戦で37分まで勝ちペースだった。負けるわけにはいかない。
今度は神戸が必死に守る。
39分25秒、町田のコーナーキック↓
すると逆サイドで待っていた篠崎(町田16)のシュートがサイドネットに決まる!
これでまた同点!4-4。なんという試合か!
残りは30秒だが、追いついた町田はまだ攻める。勝ちに行く。
残り2秒でキックインゲット↓
リスタートからなんとゴールイン!決勝点!?
しかしゴールはタイムアップ後の判定。4-4、同点で試合終了・・・
激戦というべきか、両者勝ち切れかなかった悔しさが残り複雑な結末。
1200名、開幕戦としては大入りとは言えない観客数だったが、見応え十分の試合だった。大きな拍手が贈られる。
神戸・小川監督のコメント
最初失点を重ねてしまい、もっと立ち上がりを大事にしていかなければいけないと感じました。
そこから選手がよく逆転してくれましたが、最後にまた追いつかれてしまいました。
上位にいくためにはもっと成長して、こういった試合をものにしていかなければいけないと思います。
町田・関野監督のコメント
今期はホーム無敗を掲げていて、結果的に引き分けで終わってしまったのは残念です。
パワープレーで3点を失ってしまったのは、しっかり指示を出来ていなかった監督の責任だと思います。
ただそれまでは、細かいミスがありながらも修正できていましたし、
全体的には自分たちのゲームが出来ていて、チーム状態は悪くないと思いますので、
あとはセットプレーからの失点とか修正すべき点を確認していきたいと思います。
町田・横江キャプテンのコメント
率直な話、勝点を失ったという思いと、最後追いついて勝点を拾ったという思いで、複雑な心境です。
3-1から逆転される脆さと、最後また追いついたという今シーズンの強さが両方出た試合だと思います。
今シーズンはイゴールが入って、パワープレーの守り方とか、勝っている試合を
最後まで守りきれる試合の進め方とか、もっとそこを突き詰めていかなければいけないと思います。
(写真:大関朋美 中根高磁)
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時