ウイダーFリーグ2013-2014 
  第16節 9月29日 相模原市立総合体育館

   ペスカドーラ町田 vs バサジィ大分 
 
  ペスカドーラ町田のホームゲームとしては2年ぶりとなる相模原市立総合体育館での開催。
  勝点22で5位の大分と勝点18で8位の町田。前期も残り3節。すぐに順位が変わる混戦の5位から9位争い。
  大分は第2クールに入り1敗のみ、名古屋・大阪など上位チームを撃破し、勢いに乗っている。
  町田も4試合負けなし、決定力不足を解消し上昇ムード。
  どちらも少しでも上位で第1クールを終えるために負けられない大事な一戦。
 
   町田のメインスポンサー「イーグル建創」のキャラクター『イーグル君』も会場を盛り上げる。
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 両チームベンチ入りのゴレイロは、大分が青柳のみ、町田がイゴールのみで一人づつ。
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 大分先発は、仁部屋、ディドゥダ、小曽戸、中村、GK青柳。
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 町田先発は、後呂、本田、金山、滝田、GKイゴール。
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 開始15秒、ファーストシュートは 町田:後呂。
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 開始45秒、小曽戸のシュートはイゴールが阻止。
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 町田:後呂、積極的にシュートを放つがゴールネットを揺らせない。
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 1分40秒、滝田のファールで大分がセットプレー↓
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 ディドゥダが長い助走距離をとり豪快に打ってくると見せて縦の小曽戸にパス。
 小曽戸は右サイドに折り返すが、松山には合わず無得点。
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 大分中村が、町田から奪った玉を町田永島が奪い返してシュート。惜しくもディフェンスに当たりゴールならず。
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 8分、町田森谷と永島のワンツーから森谷が放ったシュートはGK青柳がセーブ。
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 仁部屋も得意のドリブルからゴールを狙う。
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 14分、町田甲斐のパラレラから永島がグランダーのボールをゴール前に↓
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 しっかり詰めていた横江が押し込み町田が先制!1-0。
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 15分、甲斐が北嶋を倒したとの判定で、町田は5ファール。
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 大分セットプレー、ここでもディドゥダが長い助走から蹴り込むも町田の壁に当たる。
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 町田も追加点を狙うが大分のディフェンスがしっかり守る。
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 大分は残り5分の5ファールを生かせず、前半1-0で終了。
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 後半、町田は森谷、甲斐、永島、大地。大分は北嶋、神戸、小曽戸、森村でスタート。
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 後半開始1分30秒、町田の横パスを小曽戸が奪いGKと1対1↓
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 小曽戸は冷静にイゴールの股を抜くシュートで、大分が同点に追いつく!1-1。
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 その30秒後、右サイドを仁部屋がドリブルで突破し、深い位置から仁部屋がシュート。
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 イゴールが弾いたところに北嶋が詰めて大分が逆転に成功。
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 これで1-2。後半開始2分で逆転に成功。北嶋は大分移籍後、初ゴール。
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 24分、仁部屋からフリーになった蒲原へ、蒲原はイゴールと1対1だがここはイゴールがセーブ。
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 28分、町田のパスカットから、本田と金山がパス交換し最後は本田がシュート、ここは青柳がブロック。
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 両チーム多くのチャンスを作りながらも追加点を奪えない
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 残り6分、ディドゥダが本田を倒し、ディドゥダにイエロー。町田はタイムアウトを取る。
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 タイムアウト明け、1点負けている町田は滝田をゴレイロに置き、パワープレー開始。
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 町田はGK滝田、甲斐、本田、横江、前田で攻める。
 大分はGK青柳、田村、仁部屋、ディドゥダ、小曽戸で守る。
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 大分はマイボールにするとカウンターを仕掛ける。
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 18分、ボールを奪った町田、本田がゴール前に持ち込み右に流れながらシュート。ゴールネットを揺らす!
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 これで2-2の同点。残り時間は2分22秒、負ければ前期では大分の順位を超えられなくなる町田が気持ちを見せる。
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 残り1分39秒、本田が遅延行為を取られ、この日2枚目のイエローカードで退場。
 町田は失点するか終了のフォイッスルが鳴るまでフィールドプレーヤー3人で守らなければならない。
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 「タイムアップまで5人に戻れない。相手は5ファール貯まっている。
 ボールを奪ったら、仕掛けてファールをもらいに行こう。」と話し合う町田。(試合後、横江談)
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 一人少ない町田に大分は決勝点を奪おうと襲い掛かる。
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 20秒ほど経過したとき、大分のボールを大地と横江で挟んで奪うと打ち合わせ通り横江が仕掛ける。
 たまらず大分田村がファール。大分のファールは6個目。一人少ない町田が第2PKのチャンスを得る!
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 ファールをもらった横江が自ら第2PKポイントにボールをセット。
 「100%入るだろうなと思って蹴った」というボールはゴールネットを揺らした!
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 数的不利の町田が逆転 3-2.会場は大歓声。
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 しかし、町田のフィールドは3人のまま。大分がまた同点に追いつくチャンスは十分にある。
 前半から攻守の切り替えの激しい展開で、滝田の足がつる。滝田に代わって森谷が入る。
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 すると大分は、小曽戸がGKユニを着てパワープレー、なんと5対3の状況。町田、万事休すか?
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 しかし、逆に横江がパワープレー返し。
 カーブを描きながらゴールに向かって転がっていくボールを必死に追いかける小曽戸が
 ゴールラインぎりぎりのところでかき出す。小曽戸のスピードに会場が沸く。
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 残り30秒、大分のパワープレーは続く。
 小曽戸、ディドゥダらが連続シュートするがイゴールがキャッチ。守りきる町田。
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 そしてタイムアップ!3-2。町田が残り3分から、それも一人少なくなりながら劇的な逆転勝利!
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 狙い通り第2PKを奪い決勝点を決めた横江。してやったり。
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 死闘に疲れきった滝田。
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 会場はスタンディングオーベーション。ホームの一体感が町田の勝利につながった。
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 このところ集客に苦しむFリーグだが、その中でも来場して盛り上げてくれる観客に喜んでもらえるナイスゲームだった。
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  大分・伊藤監督のコメント
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見た通りの試合。ファールがたまって第2PKを決めて勝つという町田の勝ちパターンなのではないかと思う。

Q:残り2節となり順位争いが熾烈になっているが、そこに向けた意気込みをおねがいします。
A:基本的には5位しか考えていない。自分たちが目指せる最上の順位だと思う。うちは下位には弱いが上位には強い。残り2試合は湘南と浦安なので自信を持ってゲームをしたいと思う。

Q:移籍後初ゴールの北嶋選手について、監督の評価は?
A:もっと能力のある選手だと思っている。今日、ゴールという結果を出したが、彼にはもっと貪欲に自分の能力をフルに出してほしいと思う。今日のプレーよりも、もっと良いプレー、ディフェンスだけでなく攻撃でも、両方に影響力のあるようなタイプの選手になってほしい。若いフットサル選手の中では、経験があって成熟されているというイメージがあるが、小さくまとまるのではなく、色々なことを経験して、日本代表で活躍するような選手になってほしいと思っている。

 町田・関野監督のコメント
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本当に選手に感謝したい。最後の最後まで死ぬ気で戦ってくれた結果だと思う。最後、一人足りない状況、負けていてもおかしくない状況の中で、引き分けでなく勝ちきることができたのは、選手たちの精神力で、これを勝たなければいけないところでチーム一丸となってやれた結果で、僕は何もしていないし、本当に選手に助けられて今日の結果が出たと思う。
ゲーム全体的には、前半先制することはできたが、後半の頭で崩れてしまった。毎回そうだが、後半の最初の10分間に失点が多いチームというデータが出ている中で、気を付けてやっているが、今日も立て続けに後半開始2~3分で2点を取られてしまった。そういう点では改善しなければいけない部分が沢山あると思うので、特に後半の入り方であったり、ゲームの進め方というものを、もっと見直さなければならない。
今回このように勝てて、キャプテンの(横江)レオは今日は本当に奮起してくれて、彼の2点はすごく大きかったと思う。彼に関しては起用しない時期もあって、苦しい時期を乗りきってやってきた彼の頑張りの結果だと思う。本当に彼には感謝しているし、もちろんチーム全体でやったことだが、よく耐えてきてくれた。やっと本来の横江レオが帰ってきたなと今日の試合では凄く感じた。今出れていない選手もいりるが、他の選手もこれにならって、メンバーに入ったときは奮起してチームに貢献できるような選手になってくれたらなと思う。

Q:大分について、名古屋や大阪を破って急浮上している、第1クールで戦った時と比べ感触はどうか。
A:勢いは凄く感じた。開幕の2日目(第2節)で当たったが、あの時よりかは全体的に前進するという意図を感じた。ボールを持つ選手を追い越し、マイナス方向のパスが少なかった。前の対戦の時より怖さを感じた。負けていないという選手の自信もあると思う。

Q:横山氏がベンチに入っているが?
A:前節より入っている。僕がフロントにお願いした。僕だけでは気づかない部分だったり、相手がどういうことをやってくるかなど、相手のスカウティングをお願いしている。僕の中では凄く力になってくれていて、今日のように劣勢に立たされた中で僕も緊張するし、ゲームに入り込んでしまうこともあるが、そういう時も横山が声をかけてくれることによって冷静になれることもある。今まで一人で心細かったが(笑)、今は横山の助言が大きな力になっている。


  町田・横江選手のコメント
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試合前からチームとして一つの方向を向けた。やることが明確だった。今日は引き分けではなく勝ちに行くという監督からの話もあったし、それをチーム全体で12人がしっかりそれに向かって全力を尽くせた結果だと思う。
だが今日一つ勝っただけで何もつかんでいない。他力の部分はあるが、一つずつ上の順位を目指し、セカンドステージにつなげる意味でも残り2試合しっかり勝つということ、目の前の試合を全力で100%取り組んいくという姿勢を変えずに皆で勝ちにいければと思う。

Q:決勝弾となった第2PKは、どのような心境で蹴ったか?
A:どういう心境・・・うーん・・・、入るときの絶対に点が取れるときの状態にいた。無心で蹴ったというか、100%入るだろうなと思って蹴れた。一つの迷いもなかった。
実は、前田選手を理想にしていた部分があり、今はチームメイトにいるということで、違う試合で第2PKになっっていたら譲っていたかもしれない。今日に限っては自分で取ったファールだし、入る自身があったので、ボールをもって誰にも渡さないつもりで蹴りに行った。

Q:1点目のファー詰め、鮮やかなゴールでしたね。
A:はい。僕自身があのような形で点を取るというのは凄く珍しいシーンだと思うが、チームとしては、あそこに走り込むというのは約束事だし、ボールが今まで来なかっただけで、僕自身はあそこに入る意識はずっと持っていた。修さん(甲斐選手)がボールを持っているときに僕は裏でフリーになっている。俊(永島選手)にパスが出た時点でも僕はフリーの状態だった。俊は僕の声が聞こえたらしいが、俊から本当にいいボールが来た。ああいうボールは難しいが、それを決めて結果を残さなければいけない状態なので、決められて良かった。珍しく自分でも気持ちで決めたゴールだと思う。

Q:大分と対戦しての印象は?
A:勢いがあるチームだと思う。そのチームに勝てれば、逆に町田に勢いが行くと思う。そういうつもりでやったし、今一番勢いのあるチームに勝てたことが、チームにとってプラスだと思う。

Q:大分の監督は、町田の勝ちパターンについて話していたが、相手のファールを誘発するようなことはあったか?それとも相手からきたことでファールを受けたのか?
A:僕は3つぐらいファールがあったと思うが、2つくらいは貰いにいった。6つ目から第2PKがあるというのはフットサルの特性だし、第2PKでチャンスになるチームでもあると思う。前半は町田がファールを貯めて苦しい時間があったが、第2PKになってもイゴールが止てくれると思う。そういう部分はうまく使っていきたいと思っている。
 

(写真・記事:大関朋美)   

    

     



 

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Fリーグ順位表

順位 チーム 勝点 得失
1 → team logo 名古屋
オーシャンズ
30 +59
2 → team logo バサジィ大分 26 +34
3 → team logo フウガドール
すみだ
23 +4
4 → team logo 湘南ベルマーレ 18 +6
5 → team logo バルドラール
浦安
18 +1
6 → team logo シュライカー
大阪
18 -1
7 → team logo ペスカドーラ
町田
18 -3
8 → team logo 立川府中
アスレティックFC
16 +1
9 → team logo ヴォスクオーレ
仙台
10 -17
10 → team logo Fリーグ選抜 7 -21
11 → team logo エスポラーダ
北海道
6 -21
12 → team logo ボアルース長野 1 -42

2019年第11節終了時

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