ウイダーFリーグ2013-2014 
   第31節 1月19日 町田市立総合体育館

    ぺスカドーラ町田 vs 湘南ベルマーレ 
 

   今シーズン4回目の町田vs湘南=境川決戦。過去3回の戦績は、2勝1敗で湘南が優勢。
   後期順位は町田3位、湘南7位で、プレーオフポイントは町田が12で4位、湘南が11で5位。
   ポイント11の大阪、ポイント10の府中とともに熾烈なプレーオフ4位争いが繰り広げられている。
   

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 町田から湘南の海に注ぐ川にちなんで境川決戦と名付けられたこのカード。
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 観客数は1,551人とかなりの大入り。
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 湘南の先発はGKクロモト、久光(邦)、佐々木、中村、小野。 
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 町田は滝田が累積で出場停止。本田が怪我でベンチ外。先発はGKイゴール、森谷、金山、永島、藤井。
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 最初のチャンスは町田。フリーキックを左に振ってのシュートはバーに弾かれる。 
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 次のチャンスは湘南。ここはGKイゴールの飛び出しで阻止。
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 開始2分20秒、なんと湘南はGKクロモトを上げて、パワープレーを仕掛ける。
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 6分、湘南、左サイドを突破した今井のシュートパスに市原が合わせて先制。
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 先制後もマイボールにすると湘南はGKクロモトを上げてパワープレーを続ける。
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 7分、左サイドを上がった町田森谷のシュート。GKクロモトが弾いてコーナーキック。
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 そのコーナーキックから篠崎が決めて同点。1-1。
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 その後も町田にチャンスが続く。
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 湘南はパワープレーを継続。
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 11分、湘南のチャンス。ゴール前でGKイゴールも交わしたが町田永島がぎりぎりクリア。
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 14分、ここで湘南はクロモトに代えてボラをGKにしたパワープレーに出る。
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 16分、町田、出浦の仕掛けから、永島がキーパーを外してシュートも湘南佐々木が滑り込んでクリア。
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 18分、ボラ倒され湘南フリーキックのチャンス。
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 このフリーキックは町田前田がブロック。
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 同点のまま前半残りわずか。ボール争いが激しくなる。
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 残り1分、長尾のシュートはイゴールがセーブ。
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 残り17秒、再びボラがパワープレーをしかけ、ゴール前のボールを押し込む!
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 湘南が2-1として前半終了。
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 後半、両チームとも、スターティングメンバーは前半と同じ。リードされた町田は積極的に仕掛ける。
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 23分、左サイドを突破した後呂がシュートパス。セグンドに詰めていた永島にはわずかに合わず。
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 湘南はボラにボールを集め追加点を狙う。4分、ボラの強烈なシュートはディフェンスに当たる。
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 町田は攻めるがなかなか決定機を作れない。
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 終盤に入って35分、1点負けている町田は藤井をキーパーにしてパワープレーを開始。
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 残り時間2分30秒、抜け出そうとした湘南小野を後方から倒し、町田藤井がレッドカードで退場。
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 2分間一人少ない町田。イゴール、金山、大地、前田の4人で守る。
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 1点リードしている湘南はボールを回し時間を使っているように見えたが、
 「点を取りに行けという指示を出していたが、町田ディフェンスの良い寄せと絞りが素晴らしかった。(湘南:相根監督)」
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 2分間を守り切った町田。残り28秒だが、今度は横江をキーパーに最後の攻撃に出る。
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 ここで湘南のハンドか?と思われたが町田の主張は認められない。
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 残り1秒。町田横江が入れたシュートパスを、湘南安藤がヘディングでブロックし、
 跳ね返ったボールが町田ゴールに吸い込まれる中で試合終了のブザー。湘南のゴールが認められ試合終了。
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 1-3で湘南がプレーオフ争いの直接対決を制する。
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 後期順位、プレーオフポイントともこの時点では入れ替わらなったが、湘南がその差を詰めた試合だった。 
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湘南・相根監督のコメント
どちらのチームにとっても勝ち点3が必要な試合だったと思うが、先に先制点を取れれば有利に運べると思っていた。順位では町田が上にいるが、先に失点しても必ず点が取れると信じてやろう、と言ってきた。なので、先制ゴールを奪った後同点ゴールを奪われても、そこで気持ち的にも落ちることなく続けられることができたのが、今日の勝ちにつながったと思う。攻撃もそうだが、ディフェンスのところで選手が集中を切らさず、前回の神戸戦もそうだが、本当にディフェンスが強いチームによみがえってきた。前期の勝っていた時のディフェンスが出来てきたと思う。

Q.ハーフ付近からボールをカットしショートカウンターという形が非常に多かったように見えたが?
A.そうですね。危険なところを先に抑えることができた部分と、町田がリードされていて「点を取らなければいけない」と前にボールを入れようとする部分とが噛合ったように感じる。しっかりファーサイドを絞ることができて、その後のカウンターで、精度はまだまだだが、良い形がたくさんできたと思う。

Q.最初の2点が両方ともパワープレーからの得点だった。これが形になってきたかなという印象を受けたが?
A.結果を出す上では、後期負けている試合が多くて、沢山パワープレーをやってきた経験が成熟して表れているのかなと思う。

Q.プレーオフに行けるかどうか瀬戸際の順位にいるが、どう思っているか?
A.チャンスはたくさんある。今日のような厳しい試合が続く中で、今日のようなクロモトを使った得点・戦術の精度を上げていけば、確実にプレーオフ進出の4チームに入る可能性はあるのではないかと思っている。



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キャプテン:市原選手
個人的部分では反省する内容だったのかな、と思う。ただ、チームとして考えたときに、監督もおっしゃっていた通り、厳しい試合を勝てたというのは非常に僕らにとって次につながる大きな勝ち点3だったのではないかと思う。もう負けられない中で、どんな形であれ勝てたということは嬉しく思う。

Q.本田と滝田、縦のラインの重要な二人がいない町田だったが、戦ってみてどうだったか?
A.滝田選手から前にボールを配給する率というのは非常に高いので、そういった意味では今日は、そういうボールがなかなか入ってなかったような気がする。それ以外では、サイドからの個人の1対1のプレーが多かったので、監督が言った通り、逆サイドの絞りをしっかりしたうえで、集中を切らさずやった結果だと思う。


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町田:関野監督
非常に悔しい試合になってしまった。湘南がパワープレーをやってくることは分かっていた。チームの戦い方はそれぞれあると思うが、ああいう戦い方をするチームに負けてはいけない、と思っている。二度と負けたくないし、もっとガチンコでやりたかった部分もあるし、ただ、この負けた結果というのは真摯に受け止めなければいけない。二度と、こういう負け方をしてはいけないと思っている。負けた後に何を言っても始まらないので、切り替えたい。僕らは順位が変わったわけではないし、プレーオフに出れる可能性はまだまだあるので、先を見て自分たちの戦い方をこの先続けていきたいと思う。

Q.「ああいう戦い方」とは?
A.ゲームの序盤からパワープレーを仕掛けてくる戦い方。僕らが行うパワープレーは最後の手段として行う戦術であるが、それを戦術の一つとしてとらえているチームと、そうじゃないチームとのつがいがあると思うが、序盤からパワープレーを行うのも一つ戦術案だと思うので仕方がないと思うが、僕らは全体にやらないです。
ただ、それに対応する練習にもう少し時間をかけるべきだったなとは思っている。やってくることは分かっていたが、うちのディフェンスが対応できなかったこと、負けてしまったことが全てだと思う。僕らの価値観としてそう思っているのであれば尚更、絶対にやらせてはいけないし負けてはいけない。二度と、こういう負け方をしないように、切り替えて、前を向いてチームを作っていくしかない。

Q.本田・滝田が不在で、その代わりに森谷・藤井をファーストセットに入れて試合に臨んでいたが、前半開始直後に森谷を後呂に代えていたが、どんな意図があるのか?
A.キックオフの戦術だった。今までの統計で言うとベルマーレはキックオフの時に前からプレッシャーをかけてくると事が想定されていたので、それに対しての対応だった。



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町田:横江キャプテン
振り返っても悔やまれる試合だったと率直に思う。プレーしていて、久しぶりに手ごたえがないというか、感触がないゲームだったと選手レベルとして感じた。監督が言ったようなことになると思うが、結果がすべてのリーグだし、勝ったほうが結果として正しいと思うので、やってくるスタイルや戦術に何かを言うつもりはない。戦い方の一つだと思う。そういう意味では、対応が非常に難しく、やりずらいゲームだったと素直に思った。監督も言ったように、今日負けたことで、より厳しくなったことには変わりはないが、まだまだプレーオフの可能性はあるし、残りの試合しっかり良い結果を出していくように、選手・チーム皆で良い準備をして次の試合に臨みたいと思う。

Q.「手ごたえのない試合」ということだが、それは湘南のやり方に終始振り回されたということになるのか?
A.そうですね。ディフェンスのシステムで、ボールサイドには強く行きたかった時間帯もあったが、どうしても数的不利の時間・我慢しなければならない時間が長くなる。マイボールの時間も短いし、ディフェンスの時間が長かったことが、手ごたえのない試合という気持ちにさせたのかなと思う。


1月28日時点で町田は後期3位、プレーオフポイント12で4位。湘南は後期7位、ポイント11で5位。
ポイント15の大分、14の浦安、11の大阪、10の府中とのプレーオフ争いは残り4試合です。 

    

(写真・記事:大関朋美) 

     



 

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Fリーグ順位表

順位 チーム 勝点 得失
1 → team logo 名古屋
オーシャンズ
30 +59
2 → team logo バサジィ大分 26 +34
3 → team logo フウガドール
すみだ
23 +4
4 → team logo 湘南ベルマーレ 18 +6
5 → team logo バルドラール
浦安
18 +1
6 → team logo シュライカー
大阪
18 -1
7 → team logo ペスカドーラ
町田
18 -3
8 → team logo 立川府中
アスレティックFC
16 +1
9 → team logo ヴォスクオーレ
仙台
10 -17
10 → team logo Fリーグ選抜 7 -21
11 → team logo エスポラーダ
北海道
6 -21
12 → team logo ボアルース長野 1 -42

2019年第11節終了時

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