ウイダーFリーグ2013-2014 
   第36節 2月16日 べっぷアリーナ

    府中アスレティックFC vs シュライカー大阪 

    後期結果が出ず苦しんだ大阪はここまで9位と低迷したが、前期の2位が効いて 
    プレーオフ進出ポイントでは5位。4位の町田とは1ポイント差で最終戦を迎えた。
    大阪は前日の名古屋戦に勝利したことで、最終節で神戸が勝点を上げ、町田が破れ、
    自身が勝利し、湘南が破れるという4つの条件が揃った場合にのみ順位が入れ替わり、
    町田を逆転してプレーオフ進出が出来る状況となっている。
    
    まず第1試合で神戸が勝ち、第2試合で町田が浜松に破れ、2つ目までの条件はクリア。
    4つ目の条件は第5試合で湘南が名古屋に破れること。
    大阪は3つ目の条件である自身の勝利のため、第3試合で府中に挑んだ。


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 府中もプレーオフ争いに絡んでいたが、この時点で可能性は消えてしまった。後期の順位と自身のプライドのために戦う。
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 前日、名古屋に勝利し可能性を繋いだ大阪。逆転プレーオフならまさに奇跡だ。
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 大阪の先発はGK清家、永井、一木、林、村上。
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 府中はGK山田マルコス、山田ラファエル、江口、ソロカーバ、ダンタス。
 第4節以降ゴールマウスを守り続けた田中に代えて、キーパーに山田マルコスを起用した。
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 立ち上がりは府中が積極的に攻め込む。
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 ダンタスの落としを山田ラファエルが合わせるが枠を越える。
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 大阪永井が府中江口学を倒しファール。
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 3分、府中江口学が大阪一村を倒し、江口にイエローカード。
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 大阪瀬戸のシュートはGK山田マルコスが反応して枠の上へ。
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 府中江口が持ち込んでのシュートは大阪GK清家が止める。
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 前半も中盤に差し掛かり、府中はドンドン前へ出るが大阪も守りきる。
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 大阪も反撃、右サイドから瀬戸が放ったシュートはGK山田マルコスがキャッチ。
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 15分、右のキックインで瀬戸のシュートからゴール前で永井が反転シュートを決める。
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 大阪先制!0-1。
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 得点が入り、ますます集中が高まる両チーム。
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 大阪は松宮・一村・村上などが追加点を狙いに行くが府中が許さない。
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 8分、大阪タイムアウト。
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 タイムアウト明け、右サイドから江口のシュートで府中が同点に追いつく。1-1。
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 ゴール裏では第2試合で敗れた町田が見守る。大阪が勝たなければ町田のプレーオフ進出が決まる。
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 府中は町田のために戦っているわけではないが、町田の明暗は府中が握っている。
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 前半終了間際。大阪林のシュートを府中がクリア↓
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 これで得た左コーナーキック、角度のないところから林が決めて大阪に2点目。1-2。
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 前半残り時間は16秒、いいタイミングで大阪が勝ち越し。
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 ここで前半終了。内容は拮抗しているがリードを許した府中。後半逆転できるか?
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 後半、大阪はGKを宮竹に変更。FPは永井、一木、林、瀬戸。
 府中はGK山田マルコス、小檜山、上福元、田村、柴田でスタート
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 大阪ボールでキックオフから大阪は果敢に攻め込む。
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 開始34秒、右サイド瀬戸が持ち込んでのシュートをファーサイドで林が蹴りこみネットを揺らす!
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 大阪に貴重な追加点。1-3。
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 前半終了間際と後半開始早々、府中の間隙をついて大阪がリードを広げる。
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 2点を追う府中。しかし大阪の守りが堅い。
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 ゴール前、府中皆本のシュートはGk宮竹がセーブ。
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 29分、府中の攻撃、ダンタスの落としを右に回り込んだ山田ラファエルがシュート↓
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 これが決まって2-3。
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 まだ10分以上ある。府中は逆転できるか?
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 1点差に追い上げられ大阪も再度攻勢に出る。両者攻める姿勢を見せプレーが激しくなる。
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 府中、江口のシュートパスを岡山が詰めるが惜しくも押し込めず。
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 大阪もカウンターでゴール前へ。
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 プレーオフのかかる試合は1点差のまま終盤へ。
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 残り4分、府中の江口学が大阪の江口孝一の突破を手で止めてしまいイエローカード。
 江口学は、この日2枚目のイエローで退場となる。
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 府中はフィールドプレーヤー3人、山田ラファエル、ソロカーバ、田村とGK山田マルコスで守る。
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 しかし40秒後、大阪瀬戸の強烈なシュートが決まる!2-4。
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 大きな大きな4点目。この試合に勝てば、大阪プレーオフ進出の条件はこの後の名古屋の勝利のみとなる。
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 プレーオフ進出の手応えを感じる瀬戸。
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 府中はタイムアウトを取り、皆本をGKにパワープレーを開始する。
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 残り時間は3分弱。このパワープレーに府中の勝利と町田の運命もかかる。
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 ゴール前に入るボールを大阪は必死に止めにいく。
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 府中陣内からも激しくプレス。時間が消費されていく。
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 府中のパワープレーも結局最後まで決定機を作ることは出来ず。
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 試合終了!大阪が大一番で勝利しプレーオフへ大きく前進!
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 まだ決まっていないがあとは名古屋が湘南に勝てばプレーオフが決まる。
 大阪は前日勝った名古屋に自身の運命を託すことになった。
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 今期限りで退任するドゥダ監督。低迷の後期だったが、最後は2連勝でリーグ戦を締めくくった。
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 結局この後の第5試合で名古屋が湘南に2-1で勝ち、大阪は後期順位を8位に上げプレーオフ進出を決定!
 町田が浜松に破れるという波乱もあったが、大阪も名古屋も含めての連勝締めで、自力といっていい逆転劇だった。
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 大阪:ドゥダ監督のコメント
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素晴らしいゲームだったと思う。アグレミーナの試合が終わってから、僕たちプレーオフに進出できるかもしれない、という思いがあったから、緊張したし難しかった。その中でも選手たちは素晴らしかった。
プレーオフに進出できるかどうかは僕たちの力だけではないが、僕たちがやるべきことは昨日と今日、ピッチの中で示した。もし行けることが出来たら、プレーオフの準備もしてきているので頑張ります。

Q.リーグ戦最後の采配、どのような気持ちでしたか?
A.最近は、怪我のことも含めて、チームが悔しかったところ多い。何人かコンディションや怪我が良くなって、一木選手は何試合も出ていない中からいきなり昨日入ってすごく良かった。僕たち何週間か前から「本当にラスト」「プレーオフに行けるかどうか難しい、諦めてないけど、結構難しいから、僕たちは良いフットサル見せないといけない」と、チームのために、シュライカーのために、お客さんのために、自分の人生のために、と、個の力でできたのではないかなと思う。それ一番プラスになったとも思う。そして、チームのためになったから、それが一番良かったと思う。コンディションはベストではないし、でも今疲れなど色々問題がある中で良いプレーを見せていると思うし、それが一番よかったと思う。



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大阪キャプテン:江口選手
先制点が取れたが、その後同点に追いつかれてという試合だったが、自分たちはもう一度リードできる自信もあったし勇気もあったので、味方を信じて、スタッフを信じて戦った結果、このように勝利を収めることができてすごく嬉しく思う。
本当に後期は今までなかなか勝てなくて苦しんだが、監督・スタッフ・選手たち、本当にみんな死に物狂いで練習もやったし、何より支えてくれたファンやサポーターたちがずっと応援し続けてくれたお蔭で、こうやってその壁を超えることができた。それが何よりすごく嬉しい。


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府中:谷本監督
今シーズン、リーグ戦としては最後の試合だったので勝って締めくくりたかったが、残念な結果に終わってしまって、非常に悔しい気持ちでいっぱいです。今日の試合だけでなく、リーグ戦全般を振り返ると、開幕当初は苦しい時期が続いていたが、そこからシーズンが進むにつれて少しづつ結果が出始めていた。しかし、36試合戦ってくると、チーム力を安定して維持するという部分のマネージメントが非常に難しく、その部分で浮き沈みの激しい戦いになってしまったのが、これまでの結果になってしまったのかなと思っている。
選手たちは非常にトレーニングから頑張ってくれて、本当に素晴らしい選手たちが揃っている中で、この結果というのは残念で仕方がないが、足りなかった部分については、監督である自分の経験の無さなどが今一歩及ばなかった所なのかなと、自分自身は強く感じている。なので、カップ戦(全日本選手権)が残っているので、そこに向けてもう一度結果が残せるように、夏のオーシャンアリーナカップ(準優勝)のような、チーム一丸となって一歩一歩勝ち進んでいき結果を出して、悲願のタイトルを勝ち取りたいと思う。

Q.ゴールキーパーに山田マルコス選手を起用した意図は?
A.まずは、今までずっと主力として田中俊則を起用していたが、彼自身が36試合というリーグ戦で蓄積した、積もり積もった疲労や怪我を、満身創痍の中戦ってくれていたので、リーグ戦残り1試合になかなかモチベーションが保ちにくい中で、彼を休ませる決断をした。また、山田マルコスの、どんな時でも常に全力でプレーしてくれる彼の長所が、チームに大きな影響を与えてくれるのではないか、チームに奮起する気持ちを与えてくれるのではないかという思いを込めて彼を起用した。結果、彼の一つ一つのプレーがベンチを盛り上げることができたり、その効果は非常にあったと思う。


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府中キャプテン:上福元選手
今日は最後の試合ということで負けて悔しい思いで一杯だが、リーグ戦トータルして自分たちの力の無さだと改めて痛感した。全日本選手権が残っているので、応援してくれたファン・サポーター、そしてスタッフに恩返しができるように、必ずタイトルを取りたいと思う。
    

  プレーオフは2月20日~岸和田総合体育館で開催。第1戦は浦安と大阪が対戦します。 FリーグHPプレーオフ概要
 

(写真・記事:大関朋美) 

     



 

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Fリーグ順位表

順位 チーム 勝点 得失
1 → team logo 名古屋
オーシャンズ
30 +59
2 → team logo バサジィ大分 26 +34
3 → team logo フウガドール
すみだ
23 +4
4 → team logo 湘南ベルマーレ 18 +6
5 → team logo バルドラール
浦安
18 +1
6 → team logo シュライカー
大阪
18 -1
7 → team logo ペスカドーラ
町田
18 -3
8 → team logo 立川府中
アスレティックFC
16 +1
9 → team logo ヴォスクオーレ
仙台
10 -17
10 → team logo Fリーグ選抜 7 -21
11 → team logo エスポラーダ
北海道
6 -21
12 → team logo ボアルース長野 1 -42

2019年第11節終了時

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