Fリーグ オーシャンカップ2014 5月22日 小田原アリーナ
1回戦 フウガドールすみだ vs エスポラーダ北海道
ついにFリーグに昇格したフウガドールすみだの初戦は
昨年の全日本選手権・準決勝と同カードのエスポラーダ北海道戦となった。
エスポラーダはカップ戦に強く、今年3月の全日本選手権でも準優勝。
フウガに昨年のリベンジを果たし、Fリーグの先輩の意地を示したかったが・・・
今期のオーシャンカップの会場は湘南のホーム・小田原アリーナ。
小田原駅から電車で2駅徒歩15分。無料駐車場は十分にある。
フウガがFリーグ昇格にあたり、関東リーグのライバルから手に入れた新戦力の二人。
ファイルフォックスの田村佳翔(No.9)とブラックショーツから田口元気(No.10)。
Fリーグでどんな戦いを見せるか?期待のフウガ、須賀監督。
フウガ先発は不動のファーストセット。太見、金川、宮崎、諸江。
去就が心配された太見もFリーグに現れた。
2分、フウガ中央から金川(No.3)のミドルシュートがゴール右上に決まる!
フウガ早速先制。1-0。
中盤の奪い合いから一気にゴール前へ。スピーディな試合が続く。
12分には北海道水上(No.17)のシュート。惜しくもゴール左。
フウガの新生セカンドセットは田口、田村と岡山、曽根といった若くスピードのある選手が揃う。
前半終了間際にはまた水上の決定機。フウガGK大黒のセーブで防いで、前半は1-0のまま終わる。
後半、フウガはセカンドセットでスタート。
岡山、田村は大体出ていたが、やや動きの堅かった田口と曽根は半田、山上と入れ替わりながらセットを組む。
26分、田村(No.9)がゴール前を左から右に横切りながら反転シュートを決める!
どうだ!という田村。これで2-0。
出場初戦で初ゴール。田村はさい先の良いFリーグデビューとなった。
さらに30分、フウガがカウンターからゴール前でつないで最後は右から曽根(No.25)が押し込む。
昨年は出番の少なかった曽根にとっても嬉しいゴール。これで3-0。フウガが順調にリードを広げる。
残り10分、北海道の攻撃をしっかりディフェンスするフウガ。
終盤は北海道が怒涛の攻撃。
フウガGK大黒のファインセーブが続く。惜しいチャンスはあったが北海道は得点を返すことが出来ず。
3-0で試合終了。フウガがFリーグシーズン初戦で白星を挙げる。
北海道は初戦敗退。しかし折角の遠征を無駄にしない北海道は、
残りの3日間、近くの他会場で敗れたチームや地元有力チームとの練習試合に費やした。
ヒーローインタビューは無失点のフウガGK大黒でした。
北海道・小野寺監督のコメント。
Fの先輩チームとして負けたくなかったんですが、結果としては完敗になってしまいました。
その結果は受け止めなければいけないですし、フウガさんのような強いチームが入ってきて、僕らもいつまでも下位争いでくすぶっているチームではいたくないので、今日の戦いを薬にして頑張って行きたいと思います。
フウガドールすみだ・須賀監督のコメント。
エスポラーダ北海道という尊敬するチーム、尊敬する監督との対戦ということで、とてもワクワクしていたんですけども、選手もそのワクワクを感じてくれて、やっている選手が楽しくないと見ている観客も楽しくないということで、まず自分達が最高に楽しもうというコンセプトで挑んだんですが、それが今日は実践できたと思いますし、それが結果にもつながるフウガらしい試合が出来たと思います。
(新しいセット、選手については)セカンドセットがどうかということにこだわっているわけではないので、彼らが2点取ったという結果以上に、今日は彼らのポテンシャルが見えたという事を嬉しく思っています。
フウガドールすみだでの初戦を終えた田口選手、田村選手にお話をお聞きしました。
田口選手:試合も勝てましたし、いい雰囲気だったので楽しくプレーできました。それが勝利につながったので良い初戦だったと思います。
田村選手:個人的にもチームも凄く入りが良くて、試合前から戦う準備が出来ていて、それがそのままコートで出た試合だったと思います。
Q.個人的に良かった点、悪かった点はありますか?
田口選手:僕の特徴である1対1の突破とかシュートは少なかったので、そこは良くなかったんですけど、上手くいかないからまた頑張ろうと思えましたし、こういう舞台で戦えているということも含めて、楽しめた試合でした。
Q.上手くいかなかった理由は?
田口選手:緊張していたんだと思います。それと僕のようなプレーにとっては、コートとボールが合わなくてボールが足につかなかったかなと思います。
田村選手:僕にとっては通じるところとそうでないところがハッキリした試合だったなという感じです。持ち味を出せたところもあると思いますし、やられたところもあって、それをチームの皆が支えてくれたので、フウガの偉大さも感じましたし、自分のプレーも出来たので良かったな、と思います。
田口選手:まだまだやれますよね僕ら。チームのポテンシャルも示せたと思うし、僕ら自身のポテンシャルも感じることが出来ました。
Q.二人は今日同じセットでしたけど、このセットでずっと練習しているんですか?
田口選手:同じことが多いですけど、固定されているわけではなくていろんな選手と組んで知りながら試している感じですね。
Q.9番10番という番号を背負いましたが?
田口選手:この番号を背負うことにどんな意味があるのか分かりかねるところもあるんですけど、重要な番号を任されたんだと、責任を感じながらプレーしたいと思います。
田村選手:(前の9番の)神尾選手から直接連絡をもらって、僕が受け継ぐことを喜んでくれていたんで、フウガの9番という重みを感じながら泥を塗らないように頑張りたいと思います。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時