Fリーグ inゼリー2014 第2節 6月27日 代々木第1体育館
フウガドールすみだ vs シュライカー大阪
いよいよFリーグに上がったフウガドールすみだの第1戦。
相手は木暮監督が就任し、オーシャンカップベスト4で強豪復活を印象付けたシュライカー大阪。
旋風を巻き起こすために開幕ダッシュをしたいフウガドールと
先輩チームの維持を見せたい大阪の対戦は、緊張感漂う僅差のゲームとなった。
ふき出しが可愛いフウガ「ドール」すみだのビッグフラッグ。
フウガドールの新戦力、一木はいきなり古巣大阪との対戦。
フウガが待ちに待ったFリーグでのシーズンが始まる。
立ち上がりから互いに闘志むき出しの激しい試合。
ファーストシュートは金川(フウガ3)。
フウガが攻め、大阪がカウンターを仕掛ける展開。
諸江の負傷もあってフウガのファーストセットのフィクソには一木が入っている。
フウガのセカンドセットにはファイルフォックスから移籍、得点力に期待の田村佳翔(No.9)。
12分、その田村のボールを奪った江口(大阪7)のカウンター↓
駆け上がった江口のグラウンダーのシュートをGK大黒が弾いたところを↓
もう一度江口がシュートを叩き込む!
大阪先制!0-1。
フウガドールに好き勝手はさせない。してやったり大阪。
先制されたフウガドールはさらに圧力をかけ得点を狙う。
この日のフウガドールのセット変えは早い。スタミナ対策か普段およそ3分毎だがこの日は2分毎にチェンジする。
大阪もカウンターでチャンス数は互角。
前半は0-1で終了。ロースコアだが激しいスピード感のある好ゲーム。
後半、大阪は守りに入らず、逆にボールを保持して攻める時間が増える。
1点差のまま時間が過ぎる。無得点のフウガドールに不安がよぎる。
32分、田村(フウガ9)がボールをカットしてゴール前にこぼれたボールに飛び出すがGKと交錯。
さらに岡山(フウガ16)のシュート。フウガの波状攻撃。絶える大阪。
34分、フウガドールの左コーナーキックから中央フリーの田村(フウガ9)へ↓
狙い済ましたシュートがゴール右隅を捕らえる!
フウガドールのFリーグ初ゴールは田村佳翔!フウガドールが同点に追いつく!1-1。
呆然の大阪ヴィニシウス。
追いつかれた大阪。反撃に転じる。
一喜一憂。白熱の開幕戦。
残り3分、1-1だが大阪はパワープレーに打って出る。あくまで勝ちにいく。
その最初のプレー。左サイドの稲田(大阪88)から↓
中央で受けた松宮(大阪30)が右へかわして反転シュート!
ゴール左へ決まる!
大阪勝ち越し!1-2!
やったぜ松宮。
さあどうする、フウガドール須賀監督。
残り時間、フウガドールが攻める。
時間がない。フウガ必死の前プレも決定機は作れない。
村上(大阪24)のクリアと同時にホイッスルが鳴る!
1-2、大阪がフウガドールを破る!
僅差の接戦を制して開幕戦の勝利を分かち合う大阪。
Fデビューを勝利で飾りたかったフウガドール。悔しさを噛み締めて中央で観客全員に一礼。
MVPは大阪の村上。静かに喜びをかみ締めた。
フウガドールすみだ・須賀監督のコメント
試合のお話の前にまず、ここまで来るに当たって、いろいろな方のご支援があり、それに対してとにかく感謝の気持ちを持って戦いました。本当にありがとうございます。そんな皆さんの思いが詰まった試合だったと思うので、勝点3をどうしても取りたかったのですが、結果として負けてしまった試合となりました。
まず今日は、勝敗はもちろんなんですけど、フウガらしい試合をする、ということを絶対に譲らないでやろうというテーマで戦いました。勝点3は取れませんでしたが、選手たちはそれはやり切ってくれたと思うので、あとは監督の責任だと思います。あと32試合ありますので、敗戦を受け止めつつもすべてが悪かったわけではないので、これからどれだけレベルアップしていけるのか、次の試合にまたフウガらしい試合をして勝点3を取ることを目標に頑張りたいと思います。
Q.フウガらしいというのは具体的にはどんな内容でしょうか?
フウガらしいというのは一つではないのでここで言い切れる話ではないのかもしれませんが、一つはチーム全員で戦うということ、得点を取ればそれは出場している選手だけのものではなくベンチの1点でもありますしベンチ外の選手の1点でもあります。逆に失点しても同じことだと思います。全員が同じだけの責任を背負って戦うスタイルというのがフウガスタイル。そんななかで、今日も見せることができたと思うんですが、20m×40mという狭いスポーツでゴールにどれだけ迫れるかというのをお客さんは楽しんでくれていると思いますので、それによってカウンターを食らうこともあるんですけど、常にゴールを狙う姿勢を持って「切り替え0秒」で戦うことがフウガらしさだと思っています。
Q.オーシャンカップと今日と、パワープレーでやられている印象がありますが?
オーシャンカップの湘南戦の時はまだパワープレーの守り方とかが徹底していなくてやられてしまい、今日は対策を立ててきた上のことなので、そこに関しては監督の責任だと思います。ただパワープレーというのはそれだけ相手もリスクをかけてくるものなので、パワープレーで失点したことに関しては、あまり悲観はしていないです。
またこちらのパワープレーに関しては私自身はやらないことにしています。1年後5年後に関してもやっていないと約束するわけではありませんが。自分が1ファンとして見たとき、フィールドプレーヤーの4対4でゴールを決めるのが面白いと思っていますので、パワープレーは自分としてはやらないですし、選手もその考えを尊重してくれているので、今のところやる予定はありません。
シュライカー大阪・木暮監督のコメント
開幕戦、そしてホームであり、昇格して期待も背負っているフウガさんというチームに僕らが勝利しましたけど、彼らの素晴らしいスピリットを感じた試合でした。試合に関しましてはまだ開幕戦ということで、僕らが目指すレベルで言えばまだまだ満足いくものではありませんが、開幕というのはそういうものだと思いますので、そこで勝点3を取れたということで選手を称えたいと思います。
Q.同点でパワープレーに行きましたが、迷いはありませんでしたか?
監督の考えによると思いますが、パワープレーというのはフットサルにおいての重要な戦術の一つだと思いますし、しっかりトレーニングすればセットプレーと同じように大きな武器になるということで、そういう僕の考えを選手たちも理解してくれて僕らはしっかりトレーニングしてきましたので、リスクがあるというよりもあそこは当然やるでしょ、という雰囲気でベンチもいてくれたので、そういう意味で選手に感謝しています。今後も同点の場面でも仕掛けていくと思います。オーシャンカップの時も湘南戦ではPK戦になってしましましたがパワープレーを仕掛けましたし、名古屋戦ではパワープレーで残り28秒で追いつくことができました。自分のフットサル哲学のなかの一つの柱としてパワープレーはありますから、もちろんパワープレーなしで勝つのが理想ですけれども今後も仕掛けていくと思います。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時