スーパースポーツゼビオFリーグ2015/16
第4節 5月23日 墨田区総合体育館
フウガドールすみだ vs シュライカー大阪
開幕で名古屋に敗れたあとは2連勝で4位に浮上したフウガドールすみだ。
地元墨田に7位シュライカー大阪を迎えての今期ホーム初戦。
大阪から移籍して2節から3試合連続先発中のすみだGK清家。この日は古巣との対決となる。
すみだ先発FPは稲葉、田村、岡山、西谷。大阪先発FPは森、アルトゥール、永井、ヴィニシウス。
序盤からスピーディーな展開。
最初のチャンスはすみだ。西谷(すみだ14)のシュートは枠の右。
永井(大阪8)のシュートは惜しくも右ポスト直撃。
3分過ぎて、すみだのセットが変わったところ。ヴィニシウス(大阪10)のクリアを↓
金川(すみだ3)が拾って↓
一旦宮崎(すみだ6)に合わせ左へ移動↓
狙い済ましてサイドネットに決める!
すみだ先制!1-0。
ホーム初得点。皆に祝福される。
ボールを奪って一気にゴールも。金川の見事な自作自演ゴール。
しかしすぐに大阪反撃。佐藤(大阪22)のシュートはバーにかすって抜けていく。
中盤のボール争いから一気にゴール前へ。大阪の攻撃が続く。
9分、永井(大阪8)がゴール前でつぶれながらボールキープ↓
粘って永井(大阪8)が出したボールを、回りこんだ森(大阪4)がゴールへ蹴りこむ!
大阪が同点においつく!1-1。
同点後も大阪の前プレが続く。
11分、すみだは早くも5ファール。早くも第2PKを気をつけながらのプレーとなる。
12分、すみだ反撃のカウンター。前プレを交わし前方へフィード↓
右で受けた田村(すみだ9)のシュートは大阪GK宮竹が止める。
今度は大阪の攻撃。反転して永井(大阪8)のシュートは上方へ。
前半15分前後は一進一退。スピードも早く、技術も高い、見ごたえのある攻防戦が続く。
18分、競り合いでヴィニシウス(大阪10)が倒れる↓
しかしこれはシミュレーション。悪質ではないかと、すみだが抗議するもイエローカードは無し。
前半大活躍の永井(大阪8)のシュートパスがゴール前を横切ったところで前半終了。
1-1。前半序盤はすみだ、中盤戦は大阪、終盤は互角。両者譲らず同点でハーフタイム。
アウェーだが現在の7位の大阪。出来れば勝って帰りたい。
しかし先に勝ち越したいホームのすみだが、後半開始から襲い掛かる。
加藤(大阪26)のヒールパスから↓
村上(大阪24)のシュートはGK清家がキャッチ。
しかし後半は基本すみだがボールキープ。パスをつなぎ続ける。
岡山(すみだ13)のサイド突破から↓
シュートパスはゴール前を通り抜ける。
田村(すみだ9)が中央で2人かわし↓
左へ振って↓
清水(すみだ11)のシュートはGK宮竹がキャッチ。
すみだのセット変わって太見、諸江、稲葉、西谷という新しいセット。太見(すみだ8)の浮き玉パスに↓
上がっていった諸江(すみだ4)がシュート体勢↓
永井(大阪8)が足を伸ばしてブロック↓
しかし奪われたそのボールを諸江(すみだ4)が追っていきカウンターを防ぐ。攻防一体のプレー。
さらに稲葉(すみだ7)が中央右で粘って左へ出し↓
太見(すみだ8)がシュート↓
GK宮竹が弾くが↓
これにサイドいっぱいで西谷(すみだ14)が追いつき、折り返しのシュートパス↓
なんとか弾き返すGK宮竹。
激しいすみだの波状攻撃。
諸江、太見、稲葉、西谷。このセットはすみだ最強か!?
それでも試合巧者の大阪は隙を見て反撃。田村(大阪18)が裏に抜け出したところGK清家が飛び出し↓
ゴールが空いたが戻った諸江(すみだ4)がギリギリクリア。
自陣から西谷(すみだ14)が左前方へ速いパス↓
稲葉(すみだ7)がダイレクトシュート↓
GKが止めるも諸江(すみだ14)が詰めている。
ボールポジェッション、チャンス数で大きく上回るすみだだが、得点は奪えず時間が過ぎる。
攻守に西谷(すみだ14)が効いている。すみだの新しい核となるか?
37分、西谷(すみだ14)の突破、永井(大阪8)が倒しイエロー。
39分、攻め込まれている大阪タイムアウト。
大阪は最後の1分に、パワープレーで勝負をかける。
「リスクを避けるため、最後の数秒のシュートにかけた。(大阪・木暮監督)」ボールを回してチャンスを伺う。
残り10秒を切ってシュート、は弾かれコーナーに。
残り1秒のコーナーキックは↓
GK清家に防がれてタイムアップ。
1-1の引き分け。勝点1を分け合う結果となった。
押されていたアウェーの大阪にとってはまずまずの結果か。
すみだはホーム初戦で押していただけに悔しいかと思いきや、難敵大阪相手の勝点1に、こちらもまずまずといった表情。
1-1だが内容は見ごたえがあった。出来れば勝利が欲しかったが、1002名の観客もまずまず楽しんだようだ。
大阪・木暮監督のコメント
今日のゲームは、フウガさんが前から仕掛けてくるっていうのは当然想定してトレーニングしてきました。そんな中で立ち上がりに失点してしまい、最初の5分から10分くらいまでは苦しめられたと思いますが、そのあと自分たちのペースで進められた時間帯もありましたし、通して考えると想定の範囲内かな、というゲームでした。最後パワープレーで点を取れれば勝点3が取れたのにとも思いますが、シーズン通してみれば引き分けでも悪くないというか、いまは我慢の時期なのかなと思います。
Q.No.5アルトゥール選手は初出場でしたが?
ブラジルから来てまだ2週間で、ブラジルのリーグが終わってから4ヶ月くらい空いていてブランクもあるので、まだ評価を下すのはこれからだと思います。非常に経験のある選手でリーダーシップを取ってトレーニングをしてくれていますし、FIXOですがシュート力もあるので安定した中で点も期待できると思っています。
Q.すみだの稲葉選手や西谷選手の入った新セットの印象は?
個々のキープ力なども上がりましたし、昨年までの自由なスタイルに加えて、フットサルらしい戦術を取り入れているな、というのを感じました。フウガさんのスタイルにそういった戦術的な動きというのを加えて融合していった時にさらに手ごわくなるかな。という印象は受けました。
すみだ・須賀監督のコメント
ホームでしたし内容的にも勝利が欲しかったな、というゲームでしたが、大阪はリーグの中で一番我慢強いチームだと僕は思っているので、そういう意味ではそんなに悪い結果ではないのかなと考えています。
Q.後半途中で諸江、太見、稲葉、西谷というセットで勝負を掛けに行ったと思いますが?
あのセットにGK清家を加えた5人というのはトレーニングでも非常にボールも回って魅力的なプレーが出来るという手応えはあったのですけど、大阪というチームは非常にリスクマネージメントが上手く、こちらが常に全力投球でいってしまうと、カウンターで返されたりするので、今日はゲーム展開も考えて、前半は別のセットで入り、後半途中で勝負を掛けにいったという形でした。
Q.今日の引き分けという結果は痛いですか?
シーズン始まる前に最初の1順目を8勝1分2敗といくと言ったので、今日の評価は今後の結果を見てみないと分からないと思うのですが、やはり今日戦ってみて改めて大阪は難しい相手だと感じましたし、そのなかで次につながるプレーも随所にあったので、今の時点では勝点1は僕としてはポジティブに捉えています。
すみだ・諸江キャプテンのコメント
ホーム開幕戦で非常に勝ちたかったのですけど本当に大阪が素晴らしくて、昨年までだったら途中で点を取られて負けていたんじゃないかなと思うので、それを引き分けに持ち込めたっていうのは今シーズンの進歩と思っていいんじゃないかと思います。来週はホームで金曜、土曜と北海道、大分と昨年負け越した相手と2試合続くので、今シーズンは是非サポーターの皆さんに勝利を届けたいと思います。
古巣と対戦した、すみだGK清家選手にお話を伺いました。
Q.まず今日の試合を振り返ってください。
1失点がちょっとエアポケットというか一瞬気が抜けた瞬間に取られた失点なので、あれがなければ勝てていたと思うと残念という気持ちが強いです。古巣相手だったので特別に勝ちたい気持ちはあってゼロに押さえたかったので、正直悔しいですね。でも今年まだ対戦があると思いますし、チームが勝っていけばプレーオフを争う相手にもなると思うので、次は是非勝ちたいと思います。
Q.大阪の攻撃を敵として受けてみた感想は?
チームとしてというより個人の怖さがありますね。ヴィニシウスとか凄くシュートも上手いので、そこは常に注意を払っていました。今日の印象では永井くんは凄くレベルアップしていて、体も強くなっていますしボールも良く収まっていたので脅威でしたね。
Q.後ろから見ていてチームの状態はいいと思いますか?
そうですね、徐々に良くなっていると思います。この調子でいけば優勝も絶対狙えると思います。僕自身も調子良いと感じていますし、今シーズンのチームコンセプトとしてキーパーとフィールドプレーヤーの関係強化というのもあって、チームは僕の足元の技術を買ってくれていると思いますし、今日は引き分けでしたが今のところ僕の出場した試合は勝てているので、このまま勝っていれば出場も続けられるかなと思います。チームとして残念なのは渡井選手が大きな怪我をしてしまったこと。彼は練習でも非常に良かったのでとても残念ですが、彼の分もいい結果を残していきたいと思います。
Q.清家さんがフウガに移籍することになった経緯を教えてください。
僕がフウガに移籍したいと希望して決まりました。PUMACUPの時に須賀監督にお願いして、そうしたら一度練習で見てみたいと言われたので、PUMACUPの後、そのままフウガさんの練習に参加して、OKを出してもらいました。
Q.フウガを希望した理由は?
対戦相手として見ていて、フウガは凄く雰囲気が良くて楽しそうにプレーしているな、と思っていたので、僕もちょっと一緒にやりたいな(照)、と思って希望しました。それとフウガにはキーパーコーチの内山さんがいて、僕は大分でフットサル始める前にサッカーをやっていた時からずっとキーパーコーチがいる環境でやってきたので、そこがしっかりしていることも理由の一つでしたね。
Q.関東は初めてですか?
初めてですね。大分と大阪は練習が朝だったんですが、フウガは仕事終わってから夜に練習するので最初はしんどかったですね。でも慣れてきたらかえって体が動いていいかな、と思えています。
Q.東京の生活は楽しんでますか?
仕事があるのでまだ遊びには行けていないんですけど毎日充実はしています。遊ぶ所はいっぱいあるので少し余裕が出てきたら色々行ってみたいですね。まだ全然こっちの事は分からないので皆に教えてもらって詳しくなりたいです。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時