スーパースポーツゼビオFリーグ2015/16
第12節 7月5日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 vs 府中アスレティックFC
第1クールが終わり、2順目となる第12節。町田は前節勝利して2位に上がり、府中も6位まで上がってきた。
両チームの通算成績は町田の12勝2分6敗と町田に分があり、第1クールの対戦でも0-1で町田が勝利している。
ファーストシュートは森谷(町田3)↓
ここは府中GK田中が弾くが、序盤町田が攻め込む。
5分ごろから徐々に府中が巻き返す。
皆本(府中5)のシュートはGKイゴールがストップ。
府中の攻め込む時間が続く。
9分、永島(府中14)のボールを森谷(町田3)が奪って上がろうとするが↓
ここは森谷のファール。
中井(町田13)のシュートはGK田中の正面。
皆本(府中5)のシュートは枠外。
12分、府中得意のピヴォ当てからの攻撃。渡邉(府中13)が戻し↓
皆本(府中13)がシュートを放つ↓
が、GKイゴールが弾き出す。
この後も両者チャンスは作るが得点は入らず。
0-0、スコアレスのままハーフタイム。
前半シュートは町田14本に対し府中8本。劣勢というほどでないが激を飛ばすキャプテン皆本。
後半開始。中央でボールを奪った本田(町田6)がそのまま上がって↓
シュートを放つが枠の外。
森谷(町田3)とGKの1対1はGK田中がブロック。
後半序盤、町田の攻勢が続く。
25分、金山(町田7)がカウンターを狙ったソロカーバ(府中23)を倒しイエローカード。
そのリスタートから府中もチャンスを作る。
しかし直後の26分、金山(町田7)のキックインから中央の滝田(町田8)がミドルシュート↓
これがゴール右隅に決まる!
攻めてもなかなか点の取れなかった町田。ようやく先制点を奪う。
さらに攻勢をかける町田。29分、GKイゴールがドリブルで攻め上がる↓
右へ振って↓
本田(町田6)の戻しを↓
ヘディングシュートするイゴール。決まらないが積極的に攻撃に参加する。
30分、柴田(府中21)のパスカットから↓
左に開いた皆本(府中5)がシュートを決める!
1-1、府中が同点に追いつく。
何度もチャンスを作ってきた皆本。難しいゴールを決めベンチへ戻る。
残り10分で同点。勝ち越し点を求め激しいボール争いが続くが、攻めきれない時間が続く。
残り5分を切ったところ、前の空いたイゴールがボールを持って上がる↓
するするとゴール前まで上がり右へ振って↓
右で待っていた原(町田20)が決める!
残り4分半、ここに来て町田に勝ち越し点!会場は大歓声!
勢いに乗って町田がさらに攻める。
残り2分44秒、府中はタイムアウトを取り、パワープレーを開始する。
しかし1分後、シュートのこぼれ玉を森谷(町田3)が右に振って↓
滝田(町田8)がサイドネットに決める!
これで3-1。残り時間は1分。大きな追加点。
府中の最後の攻撃も浮いてしまう。
タイムアップ。残り5分まで同点の試合も、ホーム町田が勝利を挙げる。
府中は北海道と入れ替わって7位と一歩後退。
町田は2位確保。しかし3位大分、4位大阪、5位すみだも勝利している。気の休まらない戦いが続く。
府中・谷本監督のコメント
第2クール一発目ということで、第1クールは自分たちが思ったような結果が出ていなかったので挽回するべく、まずは第1クールで負けた相手には必ず勝ちを返してイーブンの状態に戻したい、勝っている相手には勝ち続けたい、第2クールは首位で行けるように、という目標を掲げて臨んだ試合だったのですが、その1試合目で敗戦してしまい非常に悔しい気持ちでいっぱいです。内容的には、実力に大きな差があったようには感じていなく、どちらが勝ってもおかしくない勝負だったと思います。やるかやられるかのところでこちらが決めれず、あちらに決められた。そういう試合をものにできるようにするためには、相手との圧倒的な差を生み出さなければならない。そこを次の対戦までにしっかりと身につけて勝ちきれるように戦いたいと思います。
Q.イゴール選手があのように上がってくることは想定していたと思いますが、イゴール選手に対してプレスに行かなかったのは何故ですか?
3対2のディフェンスの状況だったと思うが、あそこで渡邉選手がファーストディフェンダーとしてパスコースを切り遅らせようとしたところをドリブルでかわされた。相手のドリブルの判断が上手かったというだけなので、プレスをかけれる場面でもなかったという印象です。逆にこちらは、2人がゴール前に突っ込んでいってそれを決められなかった、そこが敗因かと思います。イゴール選手に運ばれた部分は相手がリスクをかけたところなので、ある程度仕方がない。最後の3対2の数的不利のディフェンスで粘り強く守り切れなかった、と分析しています。
府中・キャプテン皆本選手のコメント
今日の試合はお互いに良いところも悪いところも出し合ったゲームだったと思う。監督が言った通り、ちょっとしたことがゲームを分けたな、と僕も感じているが、僕たちのやっていることが間違っているとも思わなかった。ただ精度に差があったように思った。これはシンプルなことなので、僕たちが精度を上げていけば勝てると思うし、現段階では相手が上だったというだけなので、また練習を続けて、次は勝てるように頑張りたい。町田さんにはいつも負けることが多くて、感情的には凄く悔しい。こういう気持ちを持ちながら、自分たちのチームをしっかり成長させていかなければいけないと思うので、今日の反省をしっかり生かし、次に進んでいきたいと思う。
Q.ちょっとした実力の差が試合を分けたということだが、先制された時、府中の選手が動揺しているように見えたがどうか?
個人的にも雰囲気的にも動揺という感じはなかったが、やられてはいけない点だったので、そういう所がちょっとした差だと思った。動揺していると見えてしまったのであれば、それが僕たちが醸し出している空気かもしれない。強いチームになっていくには「1点くらい大丈夫」という風に全員が思わなければいけないと思うし、もしかしたらそういう風に思えなかった人が中にはいたのかもしれない。Fリーグは力の差が少ない試合が多いので、1点入れられることもあるし、逆に先制することも多い。そういうところで、メンタルが揺らされることが無いように、練習して自分たちのスタイルを確立していくことが必要だと思う。そこに焦点をあててやっていきたい。
町田・岡山監督のコメント
前回府中と対戦した時は、ディフェンスは良かったが攻撃することができず、チャンスもなかなか作れなかったが、今日はその点においては少し前進できたかなと思う。それでも目指しているところから見ると足りない部分も多々あり、一気に変えることはできないので、少しずつでも修正して来週・再来週はもっと良い試合ができるように頑張っていきたいと思う。
Q.セットで、中井選手・服部選手・原選手と、若い選手を使っていたセットがあったが、若返りや若い選手を積極的に起用するという考えがあるのか?
あることはある。ただ、若ければ良いとかベテランであれば良いとか、そういう考えは一切持っていない。若手にしかない部分、ベテランにしかない部分があるので、お互いの良いところを出したいと思っていて、特に若手を優遇したいわけではない。ただし、練習で良いプレーをしたら試合で使おうという気持ちは持っているし、逆に若くて心配だから練習で良いプレーをしても試合に出さない、ということもしていない。
Q.今日が第2クール初戦だが、第2クールの目標は?
特に第1クールだから、第2クールだから、ということは考えていない。とにかく少しでも早く目標とすべき形にチームを持っていきたい、ということしか考えていないので、修正できるところは全部修正して、ビデオを見せて練習して伝えて。ということを続けていくしかないと思っている。第2クールだからどうこう、ということは考えていない。
Q.フィニッシュの精度という課題もあると思うが、今日の試合はパスミスや守備でのマークのずれ等の細かいミスが目立ったように思うがどうか?
パスミスもあったが、単なるミスというよりはサポートのタイミングだと思う。サポートの質を上げていかないとボール保持者も落ち着いてプレーできない。そこが良くなれば、もっとしっかり繋げると思う。ディフェンスに関しては、マークのずれはあった。結構練習はしているが、試合になると一つのミスが怖いため、よりセーフティなやり方に移行してしまう。思いっきりやるところはやる、ということを伝えていくしかないと思っている。複雑な競技だし、やることを伝えてすぐに出来るものではないので仕方がない部分もある。少しずつ前進していくしかない。選手はやろうとしてくれているので、それを信じて少しでも手助けできるようにしていこうと思う。
町田・キャプテンイゴール選手のコメント
お互い闘志をむき出しにした非常に熱い試合だった。両チームともプレーオフを目指しているチームなので、中身の濃い良い試合になったのではないかと思う。試合の内容に関しては、途中で1対1にはなってしまったが、チャンスを作り続けることができたと思うので、その点に関しては良くなったと思う。しかし、フィニッシュのところでチャンスを作りながら決めきれないという課題に関しては今後改善していかなければいけないし、プレーオフを目指し優勝を目指すことを考えたら、そういう部分をもっと厳しく練習の中でやっていく必要があるのではないかと思う。今日の試合については、全体的に良い試合ができたと思っている。
Q.ドリブルで持ち上がり、2回チャンスを作り、1つはゴールに結びついた。ドリブルで上がるときの判断はどのようにしているか?
正直、あまり考えていない。1回目上手くゴールに結びつかなかったからといって「次チャンスがあったらやってやろう」という風には思っていない。ボールをキャッチした時に自分で見ているのは、自分の位置が数的優位かどうか。数的優位の位置ならカウンターを仕掛けられるチャンスがあると思っている。点を取った時は、僕がキャッチした時に府中の選手が自分たちのゴール側に多くいたので、絶対にカウンターが出来る、ということを瞬時に判断した。最後のところでは自分でシュートを打つこともできたと思うが、確率の高いパスを選んだ。
次節、町田は7月12日(日)北海道とアウェーで、府中は10日(金)神戸とホームで対戦します。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時