スーパースポーツゼビオFリーグ2015/16
第28節 11月7日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 vs アグレミーナ浜松
浜松はここ5試合で2勝2敗1分。最下位も脱出しリーグ終盤に来て調子を上げてきた。
一方「2位独走」を続けてきた町田だが、前々節、3位すみだに勝点1差に詰め寄られた。
プレーオフを早く決めるためにも、2位を確保するためにも負けられない。
ここ5試合で浦安・北海道に勝利、大分に引き分けと好成績の浜松。率いるのは保田監督。
怪我でボラ、累積で滝田・中井を欠く町田。先発には最年長・甲斐が名を連ねる。
立ち上がり、町田が優勢に試合を進める。
浜松はカウンターで対抗するが決定機は作れない。
10分、ゴール前で金山(町田7)が倒される。
このフリーキックを横江(町田9)が直接決める!
町田が先制。1-0。
さらに後呂(町田4)のシュートが左ポスト直撃。
浜松ゴールを攻め立てる。
GKイゴールも上がってパワープレーも交えて攻める町田。
17分、かなり押し込みながらも追加点が入らない町田はタイムアウトを取る。
コーナーキックから↓
金山(町田7)が押し込もうとするが枠を横切る。
19分、横江(町田9)が右サイド突破をかけると↓
デイフェンスに行った大野(浜松5)とヒザが接触。
かなりのダメージ。担架で運ばれる。
1-0、町田が押しつつも最小点差で前半終了。
後半に入ると浜松が前に出始める。
ポスト直撃のシュートも。
町田もチャンスを作り、カウンターの仕掛け合いとなる。
前半にヒザを痛めた横江(町田9)だが後半途中から出場。
27分、曽根田(浜松11)が倒され浜松が右サイドでフリーキック獲得↓
キッカーは須藤(浜松16)↓
ゴール前へシュートパスを放つと↓
ファー際で野嶋(浜松15)が止めて押し込む!
浜松同点!1-1。
前半の劣勢を後半盛り返して同点に追いつく!
勢いづく浜松。
全体として町田が優勢ながらも、先の分からない緊迫したゲームとなる。
思い切り攻める浜松と負けられない怖さを持ちながら戦う町田。
35分を過ぎた。町田に我慢の時間が続く。
37分、イゴールのキャッチから町田のカウンター↓
ゴールに向かう金山(町田7)に体を寄せて松浦(浜松9)が止めにいく。
イエローカード!しかも2枚目!
残り3分ちょっとだが、浜松は2分間一人失う。一人多い町田は大チャンス。
ゴール前でボールを回す町田。
ところがボールを奪われ浜松のカウンター↓
田中(浜松22)の1対1からのシュートはゴールを横切る。
浜松の退場から1分経過。試合終了までは2分半。
町田はタイムアウトを取って1点の奪い方を確認しあう。
ホームの観客は一体感のある応援で町田を後押し。
ボールを奪われないように、大きく早くボールを回す町田↓
右に振られたボールを篠崎(町田16)がニアポスト側に叩き込む!
町田ついに勝ち越し!叫ぶ篠崎!
時間は38分10秒。ようやくの勝ち越し点にホッとする。
ここまで接戦で来て浜松も負けられない。パワープレーを仕掛ける。
右から左からボールをゴール前に蹴りこむ。
浜松の気持ちの入ったプレーに集中を緩められない町田。
最後までボールを追った両チームだがここでタイムアップ!
2-1、町田が僅差のゲームを残り2分の勝ち越し点で制する。
町田には危ないゲーム、浜松には惜しいゲームだった。
前半怪我をした横江はプレーを続けたが試合後にはヒザをアイシングしていた。長引かなければいいが。
浜松の戦いぶりに大きな拍手が送られる。
町田は苦しみながらも2位キープ。残り5試合。プレーオフ対象の6位府中とは勝点差12。
次節次々節はホーム2連戦。ここでプレーオフ出場を決めたいところだ。
アグレミーナ浜松・保田監督のコメント
2位の町田さん相手にウチがディフェンスの時間が多くなるのは想定していましたし、そんな中で選手は良く頑張ってくれました。
Q.後半は前半ほど押し込まれなかったように思いますがハーフタイムに何か指示はありましたか?
完全に前からということではなくライン設定は変えていませんが、後半は押し出せるところは押し出すようにという指示はしました。
Q.このところ勝ち星が上がるようになってきた要因は?
浜松がFリーグに参入してから4年、1年を通じて監督が変わらなかったことがなく、基本の戦術を持って来なかったという状況でした。僕も一昨年、昨年とシーズン最終になって就任という中で、チームベースを構築するというのは出来ることではありませんでした。今年はシーズンを通じてチームベースを作るというのを4年目ながらですがやり始めまして、それが半年以上経つなかで構築出来てきたのかなと思います。
アグレミーナ浜松・キャプテン剣持選手のコメント
前半は特にディフェンシブな時間が続いていまして、そんな中で攻撃面では非常にみんな距離を走っていたのかなと思います。決めるところを決められないと、こういう結果になるのかなと思います。
Q.監督と同じ質問ですが、このところ勝ち星が上がるようになってきた要因は?
もちろん監督が言ったことはありますが、僕はシーズン始まる前に、このチームはホームで勝ったら凄く乗るな、と言っていて、それはウチは個性が見たとおり凄く強いチームなので、だからこそ乗ったら怖いチームだろうというのを一人一人を見ていて感じていたので、ホームで勝てたことによりそういう部分が出てきたのかと思います。それと4年間いたメンバーに、途中からのメンバーも溶け込んできて、最初にいたメンバーの荷も下りましたし、そういった要素もあるのかなと思います。
ペスカドーラ町田・岡山監督のコメント
前節あまりいい試合が出来なかった中で(町田2-1神戸)、今節は結果はもちろん内容にも拘ってプレーしたんですが、前節よりは内容も良かったと思うし、優勢に試合を進められたと思うので満足はしています。ただもっと出来るチームなのでまた来週、内容と結果が伴うゲームをしたいと思います。
Q.1-1で残り3分で浜松に退場者が出ましたが、退場者が出なければ何か動いていましたか?
パワープレーに自信を持っていますし、ホームで勝ちたいと思ってプレーしていますので、リスクを負っても勝ちに行く姿勢をお客さんにも見せたかったし、もちろんパワープレーに行く準備はしていました。ただ通常攻撃でも多くチャンスを作れていましたし、同点の場面で4分5分という長い時間パワープレーをやるのはリスクも高いので最後の2分半とかで仕掛けようと考えていました。
Q.今日、滝田・ボラ・中井がいない中で選手起用など工面しましたか?
もちろん滝田・ボラ・中井がいい選手なのは分かっているんですが、他にも彼らが持っていない良い特徴を持った選手は沢山いるし、若手の原とか西村とかも良い特徴を持った選手なので、彼らにはいいチャンスだな、彼らのいい部分をいかに引き出して上げられるかな、ということしか考えていなかったので、特に問題には感じませんでした。
Q.2位をキープしていますが追われる立場としてどう感じていますか?
(順位を)守りに入ってしまえば、より難しい結果を導いてしまうと思いますし、自分たちは2位でプレーオフに出ることだけが目標じゃなくてその先で勝ち抜くチームにしていかなければいけないので、先ほど話したように内容にも拘ってもっともっと出来ることを増やしていかなければいけないので、それを意識していれば順位に捕らわれることなく戦って行けると思います。
ペスカドーラ町田・キャプテンイゴール選手のコメント
ボールポジェッションはほとんどウチでしたし、前回より良い試合が出来たと思います。ただチャンスが沢山作れた中で、なかなかゴールを決められないモドカシサはありました。いくらチャンスを作っても決められないと勝てないので、その決定力という部分をもっともっとチームとして重く受け止めて、各選手が取り組んでいかなければいけないと思います。来週もそこに拘り、しっかり勝って早くプレーオフ進出を決めたいと思います。
次週、町田は町田市立総合体育館で11月13日(金)仙台、14日(土)湘南と
浜松は浜松アリーナで11月14日(土)府中、15日(日)すみだと対戦します。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時