1月14日 神奈川県立体育センター
第22回 全日本フットサル選手権 関東大会
各都県の代表チームと関東1部リーグシードの全16チームによる
トーナメントで全国大会への3つの出場権を争う関東大会。
今回は全試合の取材ができませんでしたので、
優勝したペスカドーラ町田アスピランチに注目し、優勝までの軌跡を追いました。
1回戦 ブラックショーツ vs ペスカドーラ町田アスピランチ
関東リーグシードのブラックショーツと東京都2位の町田アスピランチの対戦。
立ち上がりはブラックショーツが前プレから攻め込み、アスピがしのぐ展開。
アスピはGK水谷の好セーブで守り、カウンターを狙う。
試合が動いたのは8分、ボールを奪ったアスピが縦に突破、右サイド13伊藤から
ファーポスト前へ走り込んだ22黒沢が決め、アスピが先制。
その後はアスピに勢いがつき優勢に進めるが、
1-0のまま迎えた17分、ブラックショーツがゴール前でパスを繋ぎ、
15山口、10田口の連続シュートのこぼれ球を3平山が押し込んで同点ゴール。
ブラックショーツが1-1に追いついて前半終了。
後半に入るとアスピは19中村の個人技、GK水谷からの精度の高いロングフィードなどでチャンスを作る。
27分、GK水谷からのキックをゴール前で受けた26服部が相手GKをかわしてゴール!
1-2と勝ち越したが、31分にブラックショーツが得意のパス回しから最後は17加藤のゴールで再び同点。
32分、ブラックショーツは5ファールとなるが、その直後、高い位置でアスピのパスをカットし、
17加藤の連続ゴールで2-3と逆転に成功!
リードを奪ったブラックショーツだったが、33分、アスピ8伊藤を倒した判定で、アスピに第2PKのチャンス。
これを後呂がしっかり決めて3-3、3度目の同点となる。
関東1部リーグ4位で地域CL出場を逃し、全日本選手権に賭けるブラックショーツは
勝利を目指して攻め込むが、アスピも激しいディフェンスで勝ち越し点を与えない。
同点のまま終盤となり緊迫感の漂うゲーム。残り3分、勝ち越し点を奪ったのはアスピ。
左キックインでのゴール前への速いパスを26服部がヒールで流し込み4-3と勝ち越しに成功!
その直後、ブラックショーツは11飯田をGKに置いてパワープレーを開始。
しかし4度目の同点ゴールは奪えず。逆にアスピ10西村が相手陣でボールを奪い、
GK不在のゴールへダメ押し点で5-3。 僅差の勝負ながら町田アスピランチがまたも下剋上!
関東1部のブラックショーツを破り、準々決勝へ駒を進めた。
後半、ヒュンフボールで試合が始まると一気に左サイドを突破。18一村が深い位置から決め、
後半開始5秒で2-2に追いつき、試合を振り出しに戻す。
勢いのついたフュンフは前半とは変わってパスも回り、アスピとボールの持ち合いとなる。
29分、アスピ19中村がディフェンスを背負いながらドリブルで右に流れシュート。
これが決まって3-2!アスピが再びリードを奪う。
さらに追加点を狙うアスピ。フュンフを押し込み14菅谷・22黒沢らの怒涛の連続シュート。
しかしアスピの攻撃の直後、フュンフはカウンターを成功させ3-3と再度同点に追いつく。
アスピは残り2分から4相原をGKに置きパワープレーに出るが追加点は奪えず、3-3でPK戦となる。
PK戦は3人全てが決めたアスピが勝利! 2日目の準決勝進出、全国大会出場まであと一勝となった。
アスピ 26服部〇 15後呂〇 4相原〇
フュンフ 3板山〇 11深澤×(ポスト)
次回は準決勝・町田アスピランチvs柏トーア、決勝戦・町田アスピランチvs府中AFCサテライトを掲載します。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時