SuperSports XEBIO Fリーグ 2016/2017
 プレーオフ2ndラウンド 2月25日 墨田区総合体育館


  名古屋オーシャンズ vs ペスカドーラ町田

  リーグ戦1位の大阪への挑戦権を賭けた2ndラウンドはリーグ戦2位の名古屋と3位町田の対戦。
  名古屋は破れれば初めてFリーグのタイトルを失う。名古屋は10連覇、町田は初優勝を目指す一発勝負。

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 開始早々名古屋のチャンス。パスカットした星からゴール前のシンビーニャのシュートはGKイゴールが弾き出す。
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 立ち上がり押し込まれた町田。2分、森岡の左足でのミドルシュートはポストを叩く。
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 その後、両チーム、一進一退の攻防が続く。
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 12分、名古屋のセットプレー、酒井→シンビーニャのシュートは町田・原が体でブロック。
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 15分、ゴール前でボールを持った森岡がDFを外しながら右サイドに流れ↓
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 反転がてら右足で強烈なシュート↓
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 ゴール左隅へと突き刺さる! 
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 町田先制。0-1。
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 昨年とは逆の立場になったエースがの得点でリードを奪う。
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 前半はこのまま0-1で折り返し。
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 後半に入り21分、ボールを奪ってゴール前に抜けたセルジーニョ、
 町田・金山が後方から引っ張ったとアピールするがノーファール。
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 22分、前線に走り出した金山を目掛けてGKイゴールからロングスロー、
 GK篠田の頭上を越えるループ気味のヘディングシュートが決まる。
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 してやったりの金山のゴールで0-2。町田がリードを広げる。
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 10連覇に黄色信号が灯り、名古屋に焦りか?ファールが多くなる。
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 33分、名古屋は中村をGKに置きパワープレー。星。サカイ、酒井、前鈍内、右サイドにレフティーを置く布陣。
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 しかし38分、シンビーニャのシュートをキャッチした町田GKイゴールがパントキック↓
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 綺麗な弧を描いて無人のゴールに吸い込まれる。
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 0-3となり、町田が勝利を確信。
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 そして試合終了! この瞬間、名古屋10連覇の夢はついえる。
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 町田はFainal進出。両者に涙があふれた。
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 これで残るは大阪と町田のみ。決戦は翌週行われる。
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 名古屋オーシャンズ・ペドロ・コスタ監督のコメント
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まず、初めの言葉として、本当に彼らはよくやってくれたと選手に伝えたいと思います。10連覇がかかっている年に、色々なプレッシャーがある中、選手にはお疲れ様と伝えたい。今日も0-3で負けている状況で、最後まで気持ちを出して戦うことは簡単なことではありません。
私たちが求めていた結果ではないですし、10連覇をどうしても達成したいという気持ちがありました。でも、目の前には安定して戦う町田がいて、全く言い訳はありません。今日の試合は、非常に大事な試合で宝になりますが、スカウティングを見て、私たちは何が悪かったか、いくら私たちがシュートで上回っていたとしても、ポゼッションが高かったとしても、結果は0-3で変わらないので、残念ですけれども、それを飲み込まないといけないのだと思います。
すべては私の責任です。私の力不足です。ここから挽回するためには、結果を残していかないといけません。結果にこだわったより良いフットサルを提供していきたいという思いは変わりません。このチームはいま良い方向に進んでいると思います。若い選手、世代交代したチームでプレーオフを経験できたことは非常に大きかったと思いますし、これから今の若手が軸になっていけると感じた試合で、この戦いによって先が見えたと思います。これから少しずつ、そして積極的にチームを強くしていきたいという思いがあります。切り替えて、今後に向けて頑張っていきたいと思います。

Q.この終わり方で、リーグ戦が大阪に負けて2位だったということもあるが、放出したエース(森岡選手)に先制点を決められ、今季問題だった得点力についても、無失点で終えたということは今季を象徴しているかと思う。一番嫌な展開での終わり方だったのではないかと思うが如何か?

A.確かにデータは事実です。得点不足で、最後になってしまった今日の試合で、元オーシャンズのエースに失点を許してしまい、本当に悔しい思いでいっぱいです。
私は、エースがもう名古屋から出ることが分かった上で監督を引き受けました。今までチームの多くの得点を取ってきた選手がいなくなることで、そこは大きな壁、一つの課題と感じていましたし、その壁を乗り越えないといけない。今シーズン必要だったのは、そこを全員でカバーできなかったこと。ただ、全く効果がなかったシーズンではなかったと思います。ある程度、私たちがやっている方向性は充分感じることができたシーズンでしたし、そのやっていることは間違っていないとシーズンを振り返って感じ、私はそれを信じています。あとは、チームの戦術、選手も少しずつシーズンを戦っていくなかで、こういう負けも肌で感じて、若い選手もこういう舞台だからこそ経験できたことも沢山あったと思います。
今は一歩下がってしまいましたが、私たちには王者としてのプライドもありましたし、私自身は、ここで一歩前に進んだのではないかと思っています。負けたことで選手が成長できると思っています。なので、負けてしまいイメージとしては良くないですが、良い方向には進んでいると思います。私たちが今シーズン考えていた世代交代をし、それら若い選手たちが軸になっていくということでは、今シーズンは結果がつきませんでしたが、これをやり続け、我慢することも彼らの成長には必要だと思います。

Q.今回の得点力不足については、森岡選手の退団、シノエ選手の開幕直前での退団など不測の事態があった。そこに対応するために、どのようにして得点力を上げようとしてきたのか?

A.今季、森岡選手が抜けて、チーム構成としては、その穴を埋めるシノエ選手が加入するという考えだったが、急遽退団し穴が空いた状態になってしまった。そのタイミングで他の外国人選手を考えたところ、私のその時の決断はストライカー的存在ではなく、チームのバランスを考えてくれる選手を考え、ディフェンスの選手を獲ることを考えた。
私も昨シーズンまでは選手として一緒にやっていて、今いる選手がもっと点を取れると信じていましたが、その考えが少し甘かったのかもしれません。ストライカーの特徴がある選手ではなく、ダニエル選手を獲得し、彼はやれることを最大限にやってくれてチームに貢献してくれたと思います。ただ、今振り返れば、もっとシビアに考えるべきだったのかもしれません。
今シーズンから取り組んでいる戦術があますが、新しい選手が多いなかで、思った以上にその戦術から点が取れていない状況がありました。もっとその戦術から点が取りたかったという思いはありますが、そこも時間が必要です。今シーズンは点を取れませんでしたが、やっていることを信じて続けていけば、来シーズンは心配事が少なくなると思います。もっとブラッシュアップして、選手も成長して、チーム全体で、より点を取れるようになっていくと信じています。得点力不足の解消は、戦術をより磨くこと、それと選手構成についてもシビアに考えていかないといけないし、今シーズンはいろいろと勉強になりました。


 名古屋・星選手のコメント
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監督が言った通り、僕たちオーシャンズは結果が全てだと思っています。なので、今日のようなトーナメントに関しては勝った側が強いし、言い訳はないです。ただプレイヤーとしてやっていて、この1年で作り上げてきたディフェンスのシステム、セットプレー等の方向性は間違っていないと思っています。ここで止めるのではなく、全日本選手権、次のシーズンにつなげてていくことが大事だと思います。僕たちは下を向くのではなく、次の選手権、次のシーズンに向けて動き出すことが大事だと思っているので、今日は悔しさで泣いたり、思い返すのも良いと思いますが、明日からは切り替えて次に進んでいくことが大事だと思っています。



 ペスカドーラ町田・岡山監督のコメント
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昨シーズンはレギュラーシーズンを2位で終えて、当然、自分たちが名古屋への挑戦権を得ると思っていたのですが、それが叶わず、1年越しにこういうチャンスが巡ってきて、そして、良い試合をして勝つことができたので、本当に嬉しく思っています。
ただ来週、すぐにまた、もっと強い相手と戦わなければいけないので、次に向けて練習をしていきたいと思います。

Q.リーグ戦の終盤に(第32節)に大阪と対戦したと思うが、その時は相手もメンバーを入れ替えていました。あの試合をどの程度参考にしていきますか?

A.あの試合は、ブラジル人選手2人(チアゴ、ヴィニシウス)がいなかったのですが、そもそも大阪は良い選手が多いので、良い監督の下、良い選手が日々トレーニングを積んでいるので強敵だったことは間違いないと思っています。ただ、Finalはもっと強いことも間違いないですし、注意しなければいけない点も増えてくるので、その部分をもう一度確認して臨みたいと思います。あの試合は、当日までは当然、チアゴもヴィニシウスもいると思っていて、そういう準備をしていたので、次に彼らが出てきたときには、それをしっかりと実践して、良い結果を得られるように頑張りたいと思います。

Q.今日は森岡選手の個人技、金山選手の裏への動きからのヘディングシュートなど、名古屋にはない武器で勝ちました。一方で、セカンドセットが見せているクワトロがどの程度機能していたのか教えていただきたい。あまりゴールを脅かしているように見えなかったが、今日の出来はいかがでしょうか。

おっしゃる通り、機能し切れたかというと、そこまでではありません。ただ、リードを奪っている状態で、ミスの仕方だったり、そのなかで冷静にプレーはしてくれていたので、プレーに関しては満足しています。サポートのタイミングや角度、仕掛けに入ったときのパスの選択肢などが足りなかったのは確かです。ただ、リーグ最終節の大分戦では、そのタイミングがしっかりと合って、かなり良い崩しができていたので、微調整すれば大阪相手でもしっかりとつなげると思います。
今日も全く機能していなかったとは思わないですし、要所では良いプレーを見せていました。実際、失点もなく、ディフェンスも集中していました。失点しないことを考えてセットも組んでいたので、動きには満足しています。よく走ってくれたし、全体的には良かったと思っています。

Q.Finalでは今シーズンの大阪をどのように見ているか?そしてどのような戦いをしたいか?

A.大阪は本当に完成度の高いチームで、マークもなかなか剥がれないし、決定力も格段に高いので、今までにないくらいの強敵だと思っています。フットサルのタイプは全く違うので、どちらが良いとかではなく、大阪のやり方は素晴らしいし、リスペクトも持っています。ただどちらが良いということではなく、僕は町田のような流動的なフットサルが好きですし、それが機能したときは、やはり一番強いという思いを持ってやっています。日本人のスタイルに合った戦い方だとも思いますし、それを証明できたらな、と強く思っています。

Q.名古屋に勝って名古屋の連覇が止まったが、リーグ戦とこのプレーオフを戦って、今年の名古屋の印象はどうだったか?

A.やはり監督も変わって、まだ調整している部分もあると思うので、多少は今までより落ちる部分があるのかもしれません。ただやはり、友紀も話していましたが、勝負強さとか、昨日の試合でもどちらに転んでもおかしくない展開でミドルシュートを決めてきたりとか、そういう試合をたくさん見てきましたし、名古屋にしかない強さは変わらないと思っています。
昨年の全日本選手権の決勝でも町田は勝っているし、町田には良い選手がそろっているので、しっかりと集中して、戦術面をしっかり理解して高いテンションで入る、良いコンディションで入る、という全部がそろえば、今までも、今年も、勝てるという自信は常に持ってやっています。試合に入る前はいつでも名古屋に勝てると信じて戦っているので、そこまで大きく名古屋自体が変わったとは思っていません。


 町田・金山選手のコメント
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1stラウンドに勝った後の記者会見でも話しましたが、本当に今チームの雰囲気というか、高いテンションで試合の前半から誰も集中を切らすことなく、40分間戦い続けることができたことが勝因だと思いますし、苦しい時間も、仲間を信じて、自分を信じて戦い抜くことができたことが良かったと思います。
監督が話したように、来週は本当に重要な試合があるので、今日の試合は今日まで。来週の試合を見据えて、そこに向けてしっかりと、今日はベンチに入っていなかったメンバーを含めて、練習からしっかりと戦って、切磋琢磨して、プレーオフFinalを良い状態で迎えられるように頑張っていきます。

Q.リーグ戦とこのプレーオフを戦って、今年の名古屋の印象は?

A,名古屋の勝負強さなどは、若い選手が入って変わった部分もあったが、AFCクラブ選手権の戦いなどを見ても、本当に強さがあると感じていましたし、リーグ戦の勝敗を見ても、そういう部分を感じていました。昨日も、勝率が悪い相手にしっかり戻していくところなど、自分たちも意識していた部分なので、去年はそれ(苦手なチームに勝つこと)ができなかった中で、今年は大きな舞台での勝負どころを知っているチームに、しかも引き分けでも相手が上がれるという状況のなかで勝ち切ることができたのは大きいと思います。
名古屋の強さは、今日戦っていてすごく感じましたし、最後の1秒まで気を緩めることができなかった相手だと思うので、そういう意味でも凄く大きいものでした。


 

(写真/記事:大関朋美)    
 

 







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Fリーグ順位表

順位 チーム 勝点 得失
1 → team logo 名古屋
オーシャンズ
30 +59
2 → team logo バサジィ大分 26 +34
3 → team logo フウガドール
すみだ
23 +4
4 → team logo 湘南ベルマーレ 18 +6
5 → team logo バルドラール
浦安
18 +1
6 → team logo シュライカー
大阪
18 -1
7 → team logo ペスカドーラ
町田
18 -3
8 → team logo 立川府中
アスレティックFC
16 +1
9 → team logo ヴォスクオーレ
仙台
10 -17
10 → team logo Fリーグ選抜 7 -21
11 → team logo エスポラーダ
北海道
6 -21
12 → team logo ボアルース長野 1 -42

2019年第11節終了時

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