AFCアジアフットサル選手権2012 UAE 5月30日

 準決勝 日本vsオーストラリア 
   
             

準決勝、日本はオーストラリアを3-0で破り、決勝進出を決めた。

日本は前半なかなかエンジンがかからず、決定機を手にするも決めることができない。
試合の主導権を握りながらも、1点を奪うことができない。

スコアボードが動いたのは後半だった。

後半29分に逸見勝利ラファエルのパスを木暮賢一郎が押し込み、日本が先制点を決める。
先制点を決めた日本はその後もカウンターから北原亘、そして残り数秒でパワープレー返しから逸見が決めて、3-0で勝利。

日本が決勝進出を決めた。 日本は6月1日深夜、決勝でイランを破ったタイと対戦する。


  [得点経過]
   1-0 木暮賢一郎(日本)29分
   2-0 北原亘(日本)32分
   3-0 逸見勝利ラファエル(日本)39分


逸見勝利ラファエルが前線にパスを送る。日本代表最年少の彼は試合終盤にパワープレー返しから1点を奪った。
逸見は今大会、毎試合得点を決めている。
      

ロングパスに抜け出す仁部屋和弘。そのドリブルが活かされるとは言い難い。
なぜパスを受けた後に縦へという選択肢を自らのトラップの進行方向によって消してしまうのか。
個の力で試合を決定づけることができる選手だけに決勝でのパフォーマンスに期待したい。
  

ゴールエリア内でパスを受けて、反転しようとしたところを相手ディフェンスに倒された高橋健介。
この日も再三の決定機をものにすることが出来なかった。
前線での起点になり、シュートの場面にも必ず顔を出している。あと足りないのはチャンスの時に決めるだけだ。
  

稲葉洸太郎がパスを前線に送ろとする。稲葉はこの日もドリブルでチャンスをつくっていた。
  

小曽戸允哉がドリブルで相手ディフェンスを抜き去る。小曽戸はそのドリブルで何度かチームに決定機をもたらした。
  

日本代表を応援するサポーター。多くの方が日本をスタンドから盛り上げている。
  

低調なパフォーマンスに顔をしかめるミゲル・ロドリゴ監督。
監督がいうように日本はパフォーマンスを向上させなければ、決勝でタイに勝つことはできない。


そのセービングで日本に勝利を呼び込んだ川原永光。


日本代表のフィクソ、滝田学が前線にパスを送ろうとする。日本にとって貴重な選手だ。


29分、待望の先制点を決めて喜ぶ木暮賢一郎とそのゴールをアシストした逸見。日本はこのゴールを決めるまで苦しんだ。


先制点に続いて32分、2点を決めた北原亘がサポーターのところへダイブしようとする。
北原はこの日ゴールを奪うなど攻守に貢献した。



 <この日も3点目の得点を決めた逸見勝利ラファエル選手のコメント>

準決勝ですし、簡単な試合ではなかったです。相手のチームはフィジカルが強かったですね。前半は決定機はありましたけど、ゴールに到達することができませんした。後半はゴールを決めて、落ち着いて試合を進め、いい試合をすることができました。前半はナーバスではなく、プランどおりにいかず、いろんなプレッシャーを感じていました。ハーフタイムにミゲル監督から話があり、またプレースタイルは変えずに戦うことを言われました。それで後半に得点が決まり、試合に勝ちました。

(決勝で対戦する)タイはとてもいいチームだと思います。いいプレーをしますし、ディフェンスもとても堅いし、攻撃もすごくオーガナイズされています。彼らのミドルレンジからのシュートには気をつけなればいけないです。明日はしっかり休んで、偉大な決勝をプレーしたいと思います。




                             記事・写真 座間健司

 
 

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