AFCアジアフットサル選手権2012 UAE 6月1日
決勝 日本vsタイ
日本が2006年に行われたアジア選手権以来、5大会ぶり2度目のアジア王者に輝いた!
日本は4分にきれいなパス回しから小宮山友祐のパスを木暮賢一郎がファーサイドで押し込み、先制する。
日本はタイに11分にパス回しから同点にされるが、すぐさま15分に木暮のパスを受けた北原亘が見事なコントロールシュートを決めて、2-1と勝ち越す。
後半、日本は北原がラフプレーでレッドカードで1発退場。
日本のフィールドプレーヤーが3人の時にタイのシュートが2度ポストに当たるなどピンチを迎えたが、この危機を何とか乗り切ると、31分にゴール前での間接フリーキックから最後は稲葉洸太郎が決めてリードを2点に広げた。
3-1と2点をリードされたタイはパワープレーを始めるが、日本はパワープレー返しのロングシュートで逸見勝利ラファエルが大会全試合得点となるゴールを決めると、37分に川原永光、そして38分には小曽戸允哉が決めて、6-1。
日本が決勝戦で素晴らしいパフォーマンスからスペクタルなフットサルを展開し勝利。
日本が史上2度目のアジア王者の称号を手にした!
[得点経過]
0-1 木暮賢一郎(日本)4分
1-1 WONGKAEO(タイ)11分
1-2 北原亘(日本)15分
1-3 稲葉洸太郎(日本)31分
1-4 逸見勝利ラファエル(日本)34分
1-5 川原永光(日本)37分
1-6 小曽戸允哉(日本)38分
先制点を決めてガッツポーズをする木暮賢一郎。キャプテンの一人としてチームを引っ張った。今大会優勝の立役者のひとり。
稲葉洸太郎が左サイドから縦にドリブル突破を仕掛ける。今大会、彼のドリブルは日本の大きな武器となっていた。
決勝戦でもフリーキックから見事なシュートを決めている。
仁部屋和弘がドリブル突破から相手ゴレイロと1対1の場面を迎える。彼はこの決定機にパスを選択。そのパスは味方とは合わず。仁部屋には今大会での苦い経験を糧に大きく進化して欲しい。彼は難しい試合でも勝利に直結するプレーができるはずだ。
北原亘が追加点を決めて、サポーターのもとへ走る。チームの軸として攻守に大活躍した。
後半27分にレッドカードで1発退場。ただあの試合の判定の基準を見れば、イエローカードが妥当だっただろう。審判の笛も決勝戦を面白くしていたことは確かだ。
小宮山友祐が相手選手と競り合いながらもドリブルを前に進めようとする。
この日の日本は攻守にアグレッシブで魅力的なフットサルを展開していた。
村上哲哉が相手ゴール前に侵入しようとする。
村上はこの日は最後尾でのディフェンス、そして強烈なシュートでチームの勝利に貢献した。
木暮賢一郎が相手のディフェンス網の裏に飛び出すも相手ゴレイロが飛び出し、クリアする。
日本はこの日パス回しからのロングパスで裏を狙う攻撃が成功していた。
小曽戸允哉がタイのパワープレーをはね返し、ロングシュートを決める。
そしてベンチのチームメイト、スタッフと喜びを分かち合う。
優勝トロフィーを木暮賢一郎、川原永光、そして小宮友祐の3人で掲げる。
日本が史上2度目のアジア王者のタイトルを手にした。
ミゲル・ロドリゴ監督と木暮賢一郎、小宮山友祐の両キャプテンを中心にアジア選手権を制覇した日本代表。
決勝戦は素晴らしいゲームだった。ミゲル・ロドリゴ監督にとっては彼の監督人生で初めてのタイトル。
<貴重な先制点を挙げた木暮賢一郎選手のコメント>
自分にとって最後のアジア選手権で決勝で戦えるというのは本当に光栄だったし、きれいに優勝してね、終わりたいという気持ちは強かったし、そのためにずっと監督がミゲルになってからメンバーも替わって、まあメディアにも自分のプレーも批判されたりとかいろいろあると思うけど、結果という形で証明できて嬉しいなって思います。
大会前に不安はありました。いろいろキャプテンであったり不安もありました。でもどうしても勝ちたかったし、Fリーグができてから日本代表に入ったそういう下の子たちの世代に本当にこういう熱い舞台っていうのを経験してもらいたいなって思っていました。僕もこういう熱い舞台に彼らを連れて行きたかったし、厳しいことも言っていましたけど、みんながそれに発奮して僕のこともみんなに連れてきて欲しいって思っていました。
不安と期待がずっとあって、自分なりに試行錯誤した4年間だったと思うし、もちろんまだワールドカップがありますけど、アジア選手権で本当に結果という目に見える形で証明できて、すごい嬉しいです。
記事・写真 座間健司
座間ブログ、決勝前日、ミゲル監督のインタビューはこちら
今回記事を提供してくださっているスペイン在住のフットサル記者、
座間健司のブログでもAFCフットサル選手権の記事を掲載しています。
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順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時