Fリーグ2012 第2節 代々木第一体育館 6月17日
シュライカー大阪 vs ペスカドーラ町田
開幕2日目、名古屋と並ぶ優勝候補の大阪と、昨年7位・一昨年9位の町田。
大阪有利と思われた一戦だが、開幕初日の湘南戦でも好ゲームで勝利を収めた町田が
積極的に勝負を挑み、終盤までもつれる熱戦となった。
試合前、村上哲哉キャプテンに声を掛ける大阪ドュダ監督。
祈りをささげる町田ゴレイロ原。
スターティングファイブは
大阪:ヴィニシウス・一木・瀬戸・村上・GKイゴール。
町田:金山・滝田・永島・篠崎・GK原。
もともとボールポジェッションは高い町田だが、大阪に対しても高い位置でのボール回しを試みる。
永島(町田11)が右サイドからドリブル↓
大きく蛇行しながら突破を図りゴール前まで行く↓
シュートまでは行かなかったが町田の選手の動きが軽快だ。
横江(町田9)のシュートを2人で止める大阪。
大阪はロングパスからのシュートで対抗。永井(大阪8)のシュートはGK原がセーブ。
フリーでシュートを打たせるな! 原の声が飛ぶ。
5分、甲斐(町田5)が中盤でボールを持つ↓
え、打つの?というタイミングで遠めからシュートを放つ↓
低い弾道からの上向きシュートが、あのイゴールの頭上を抜いてゴールイン!
40歳、甲斐修侍のゴールで町田先制!
大阪も黙っていない。ロングパスに飛び込む林(大阪14)。
9分、キックインから逆サイドの永井(大阪8)がダイレクトボレーで折り返すと↓
ゴール前の甲斐に当たってゴールに収まる!
オウンゴールだがファーサイドに佐藤(大阪22)が詰めていたからこそのゴール。大阪同点に追いつく。
得点とオウンゴールで行って来いの甲斐修侍。
永島(町田11)はどんどん突破を図る。
金山(町田7)がゴール前に入り込むのを阻止する瀬戸(大阪19)。
アラからピヴォにコンバートされた森谷(町田3)。まだピヴォらしい動きは少ないが前線に張ってボールを受ける。
全体的に圧している町田。18分、右サイドでボールを受けた篠崎(町田6)が切り替えして一人交わし↓
強いシュートをゴールに叩き込む!
町田勝ち越し! 1-2。
イゴール相手に真っ向勝負のシュートで2得点!町田の思い切りの良さが勝ち越し点を生む。
町田は前半だけで25本ものシュートを放った。日本代表・滝田(町田8)も5本。
前半を1点リードで折り返した町田。しかしまだまだという感じ。当然だが勝ちに行っている。
ハーフタイムに手を拭くイゴールさん。
後半を前に真剣に話し込む大阪。打開して逆転に掛ける。
後半もキレる永島(町田11)。村上(大阪24)を交わしてシュート。
ヴィニシウス(大阪10)のシュートのコースに滑り込む金山(町田7)。
シュートが人に当たってこぼれたボールをゴール前でクリアする永井(大阪8)。ゴール前のシーンが増える。
接戦に当たりも激しい。両チームともファールが溜まる。
ヴィニシウス(大阪10)を抜いてシュート体制に入った森谷(町田3)を飛び出して阻止するイゴール。
村上(大阪24)がサイドからミドルシュート。前半やや圧されていた大阪が盛り返し始める。
すると28分、高い位置でボールを奪ったヴィニシウス(大阪10)↓
GK原を交わしてシュートを放つ。
ようやく同点に追いついた大阪。これで2-2。
この喜びようが厳しい試合を物語る。
町田も勝たなければ意味がないと必死の攻撃を続けるが・・・
30分、町田が一度クリアしかけたボールが一木(大阪13・7の向こう)に治まり、すかさず決める。
天を仰ぐ町田。肝心なところでミスが出る町田と逃さない大阪。
大阪は苦しんだ試合をひっくり返し、勝負強さを見せる。
しかしまだ10分ある。町田の内容が良いだけに大阪も気が抜けない。
34分、町田が第2PKゲット。キッカーは横江(町田9)。
しかしイゴールをこれを阻止。町田同点ならず。
その後も激しい試合が続く。
イゴールを交わしにかかる滝田(町田8)。
ゴール前に入り込む篠崎(町田6)。
イゴールと競り合いに行く金山(町田7)。
金山のミドル。
篠崎のダイビングボレー。後半も町田のシュートは大阪14本を上回る19本。計44本のシュートを放つ。
しかしここで勝ちきるのが大阪。3-2のまま時間が過ぎる・・・
最後イゴールのロングスローでタイムアップ。3-2、大阪の逆転勝利。
一安心といった感の大阪。
町田は破れたが、昨年とは違う戦いぶり。真実味のある戦いとチームのまとまりを感じさせた。
大阪は2連勝。終わって見れば順当に名古屋・大分に続く3位でスタートを切った。
今期こそは優勝を勝ち取れるだろうか。
大阪・一木選手のコメント。
今日の試合はうまくいかないところが沢山あって苦しい試合だったんですけど、相手のミスを逃さず逆転することが出来ました。大阪は守備のチームと言われていて、2点までは取れても3点目をどう取るかが課題だったんですが、それが昨年ヴェニシウスの加入で変わってきて、今年はチームとして3点目を取れるようにと取り組んでいて、実際今日は3点目が決勝点になりましたが、それを出せたことが良かったです。前半、1-2で負けているが後半は引き分け狙いでなく勝ちに行くぞ、とドュダ監督に言われて、同点後も攻撃の意識を忘れずシュートを打ったことが勝利につながったと思います。
町田・篠崎選手のコメント。
今日はGKがイゴール選手ということを意識したのではなく、むしろ意識しないで自分達の形で攻めようと、精度の良いシュートを打てば入ると試合前に話し合って挑みました。実際手ごたえもありましたし、どこが相手とかいうことは関係なく自分達のフットサルを高めていけば結果が現れていくと信じています。
<Q.開幕前、プレシーズンマッチでの出来は悪かったですが、何か変わりましたか?>
プレシーズンマッチでは新しいメンバーや戦術を試していたので内容が悪いように見えたと思いますが、僕らからすれば急に仕上がったわけではなく、実は昨年終盤からチームの状態がかなり良くなっていて、今日出たメンバーは昨年から引き続きのメンバーなので、もともとある程度やれると思っています。これからも自分達を信じて一戦一戦戦っていきます。
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記事・写真 中根高磁 金子保子
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時