Fリーグ2012 第13節 9月17日
ペスカドーラ町田 1-3 バルドラール浦安 町田市立総合体育館
前節それぞれ直接順位を争う北海道・湘南に勝利し、この時点で6位の浦安と8位の町田。
低迷するチームを何とかしてほしい。最年長、甲斐修侍。
立ち上がり、勢い良く攻める浦安。
2分、浦安のフィードボールに飛び出したGK梅田のクリアボールが篠崎(町田16)に当たり↓
篠崎が慌ててクリアしたボールが渡井(浦安8)に当たってこぼれたボールを杉尾(浦安16)が無人のゴールへ蹴りこむ。
浦安が町田のミスを逃さず先制。
引き続き優勢なのは浦安。
9分、浦安左からシュートパスを大地(町田14)が追いついてクリア↓
しかしゴールの正面にこぼれ、渡井(浦安8)に決められる。
これで0-2。浦安が順調にリードを広げる。
浦安は高橋・星の前プレが効いている。町田に攻撃の余裕をなかなか与えない。
浦安はゴールシーンの他にも、町田の裏を抜ける惜しいシーンを何回も作る。
17分、ようやく町田は右サイドからのクロスに森谷(町田3)が反応。決定機を作るが惜しくも外れる。
前半はシュート数こそ町田9-10浦安だが、0-2の点差通り、終始浦安ペースで終わる。
後半に入って町田も反撃に転じる。
ゴール前に迫るシーンが続く。
24分、浦安川股のカウンターに篠崎(町田16)が懸命に戻りスライディング。
ボールに行っているようにも見えるが、判定はイエローカード。
このリスタートは浦安決めきれず。
27分、森谷(町田3)がこの日ピヴォに入ったゴール前の大地(町田14)へパスを出すと↓
大地がトラップ仕切れず、ボールが抜け↓
それがなぜかゴールに入ってしまう。
思わぬ形で1点を返した町田。これで1-2。
32分、金山(町田7)にもイエローカード。
後半は町田もよく攻めた。プレーも激しくなる。両チームともファールが重なる。
34分、深津(浦安4)から大きく右前線へロングパス↓
これに追いついた中島(浦安7)が右足を振り抜き、GKとニアポストの間を抜いてゴールイン。
追い上げられた浦安に貴重な追加点が入る。
これで1-3。再び2点差。
残り5分、まだ今期ホームで勝ちのない町田。必死にゴールを目指す。
残り3分を切ってパワープレー開始。
滝田(町田8)がシュートを放つが決定機を作れない。
このまま1-3で試合終了。浦安が逃げ切り3連勝。
ちょっとかわいくスタンドに手を振る浦安・岡山監督。
ワンゴールワンアシストなど活躍した渡井も笑顔。
町田のホーム初勝利はいつになるか。次回のホームは9月30日(日)浜松戦。
ここで勝たないといけない町田だが、浜松の唯一の勝点は前回の町田戦の引き分け。
互いに勝つ気で独挑むことになるだろう。白熱したゲームを期待したい。
浦安は14節も勝ち4連勝で5位浮上となった。ここから上は遠いが、ようやく目標に歩みだした感じだ。
次節は首位名古屋戦。リーグの盛り上げ役を期待したい。
バルドラール浦安:岡山監督のコメント
前回も話をしたが、とにかく内容自体は日に日に試合を重ねるごとに良くなっていたので、あとは勝ち癖をつけること・自信を深めることだと思う。内容も良かったと思うが、とにかく結果を出したかったので、そういう部分では喜んでいる。ただ、これで五分の星にもっていっただけなので、スタートラインに戻ったつもりで、また気を引きしめて頑張っていきたいと思う。
バルドラール浦安:高橋選手選手のコメント
試合に勝つということが、僕らに足りなかった大事な部分だったので、それを成し遂げられたことは良かった。
レフリングに関して、批判ではないが、ピヴォに入ったときに(ディフェンスが)非常に強くきてもファールにならなかった。ピヴォを使った攻撃が、あまりできなかった時間帯が多かったので、そういう時にどのようにやっていけるか、自分たちでピッチ内で改善しなければならなかった部分だと思う。
今回の試合に関しては、たまたま良い時間帯に先制点・追加点と取れたので勝利という結果がついてきたが、内容に関しても自分たちで主導権を握れるようなフットサルができるように、次の1週間準備して、一つ一つ順位を上げれればと思う。
ペスカドーラ町田:関野監督のコメント
非常に悔しい結果になった。試合前に「今シーズン、ホームでの勝利が無い。前節、湘南に勝つことができ勢いに乗りたいところだったので、全員で全力でホーム初勝利をあげて次の試合を迎えよう」と言っていた。選手たちは、気持ちはとても入っていたと思うが、それがプラスの方向には向かなかった。ディフェンスも、前節と比べボールへのプレスも甘かったと思うし、連動性も落ちていたと思う。何が原因かは、これから考えなければならない。
前半の2失点について、1点目は事故のようなもので、2点目はしっかりディフェンスをしてクリアしたものがこぼれた所をつめられたものだった。この2点に関しては、どのようなゲームの中でも有り得る失点の形なので、僕の中では許容範囲。後半の1失点に関しては、裏を取られた失点だった。今日の試合の中でも、完全に崩されて点を取られた1点だったので、そこに関しては修正をしなければいけないと思うし、分かっていたことでもあったので、チーム内での意識を改革・修正をしなければいけないと思う。
なかなか点が取れなかったことに関しては、ジャッピーニャと友紀が帰ってきて、やっと開幕のときのセットに戻り、今週からスタートした状況だったので、なかなか「かみ合ってないな」とゲームを見ていても感じた。ジャッピーニャも友紀も、まだ100%ではないので、踏ん張りどころで踏ん張れなかったりする状況が見られた。チーム事情的に、それでも使わなければならない状況があるので仕方ない部分はあった。
この負けたことを紳士に受け止めて、次の試合が迫っているので、気持ちを切り替えて、次の試合のことに頭をシフトチェンジして、次の試合のことを考えていきたい。
Q.最後の2分半のところでパワープレーを始めたが、パワープレーを始めるタイミングについて悩みはあったか?
A.パワープレーは残り4分位からやるつもりでいたが、5ファールになっていたので、大地をフィクソに入れ、攻撃的な金山・本田・永島を前に入れて「どんどん仕掛けろ」と話をしていた。一つでもファールが取れれば第2PKで1点差まで詰め寄れる。その段階からパワープレーに入ろうかと考えていた。2分半あれば1点は取れるのではないか、この前の湘南戦のときも、残り2分半で同点に追いつき逆転できたという成功例があったので、ああいう形になった。
ペスカドーラ町田:大地選手のコメント
僕自身的には、今日の3失点は全て自分たちのミスだと思っている。失点に直結する判断ミスが最近多い。そういったミスが1つ2つあるとフットサルの試合では勝てないと思う。個人的にもそうだが、もっともっと一人ひとりが判断レベルを上げていかないと、この先同じ繰り返しだと思うので、意識を変えていきたいと思う。
この試合の公式記録はこちらです。
第15節の「町田vs浜松戦」も掲載予定です。
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写真・記事:大関朋美
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時