Fリーグ2012 第19節 12月1日 大田区総合体育館
名古屋オーシャンズ vs バルドラール浦安 フォトレポート
名古屋5人、浦安4人の日本代表を要する両チームの対戦。
プレーオフ進出のためには少しでも勝点が欲しい浦安は
3位大阪との勝点差が6。王者名古屋相手に勝点を奪えるか?
(この試合のフォトギャラリーはこちら。)
Fリーグ初開催の大田区総合体育館は今年6月に完成したばかり。この試合の前に大田区長が激励に訪れた。
ゲームキャプテンは名古屋渡邉、浦安岩本。
序盤から名古屋が優勢に試合を進める。
特にリカルジーニョの動きが良い。
惜しくもゴールならないが、浦安ゴールを確実に脅かす。
しかし11分、星(浦安9)のカウンターを後ろから森岡(名古屋9)が引っ張って倒す↓
これが一発レッドカード!
ショックを隠せない森岡。
星はガッツポーズ。
ここで浦安はタイムアウト。名古屋が退場で一人少ない2分間の内に1点を取りに行く。
対抗する名古屋も必死の指示。
一人少ない名古屋に浦安が襲い掛かる。
稲葉のシュート。
星のシュート。しかし2分間、攻撃を捨てゴール前を固めた名古屋が守りきる。
5人対5人に戻った直後、名古屋の逆襲。右サイドのサカイからのボールを中央でリカルジーニョが詰めると↓
ボールがGKの足に当たりゴールに転がってしまう。
名古屋が先制。強いセンタリングを入れたサカイに駆け寄るリカルジーニョ。
先制後、勢いに乗る名古屋は攻勢を続ける。
しかし16分、左サイドから杉尾(浦安16)のシュートパス↓
これを絶妙な位置に飛び込んだ小宮山(浦安5)が押し込む。
リカルジーニョはハンドを主張するが認められず。
名古屋に傾いていた流れを引き戻す見事なゴールに胸を張る小宮山。
さらに17分、第2PKを得る浦安。キッカーは稲葉。
Gkの動きを読んで逆転のゴールを叩き込む。
僅か2分で逆転に成功した浦安。会場が沸き返る。
サポーターに指を立てる稲葉。
この後、名古屋は反撃ならず。
前半は1-2と浦安が逆転して折り返す。
手ごたえのある表情の浦安。
しかし名古屋がこのままやられるはずもない。後半開始から浦安ゴールに猛攻を仕掛ける。
23分、中央右側からリカルジーニョの浮き玉パス↓
左から飛び込んだ吉川(名古屋15)がアウトサイドのボレーシュートでゴールに流し込む。
見事な連携で同点に追いつく名古屋。
さらに攻める名古屋は25分、右サイドのペドロコスタ(名古屋14)からのクロスに
ファーサイドで待つ北原(名古屋3)が合わせる。
これで3-2。後半開始5分で早くも逆転!
表情が一気に緩む名古屋。やはり強い。
逆転で余裕の出てきたリカルジーニョはさらに切れる動きを見せ浦安を翻弄。
ベンチに戻っても激しく声を上げるリカルジーニョ。
前半の森岡の退場以降、ジャッジに不満があるのもあるが、気合が入りまくっている様子。
そんな中の27分、久しぶりに浦安の反撃。自陣中央でボールを奪った稲葉が弧を描きながらドリブルで駆け上がり↓
飛び出したGKをかわす絶妙なシュートでゴールイン!
これで3-3、三度目の同点! 一人で決める力を発揮した稲葉がほぼ満員の会場を沸かせ、盛り上がりは最高潮に。
稲葉のドリブル時に後ろから引っ張ったとして渡邉が2枚目のイエローで退場。
しかしファール後のアドバンテージ中に稲葉が得点したため、名古屋も1人減ることなく5人対5人で試合開会。
さあ残り10分、どんな結末を迎えるか?
しかし荒れた試合でも強いのが名古屋。31分、ゴール前でフリーキックを得ると↓
前鈍内(名古屋12)が壁の隙間を狙った強いシュートでゴールネットを揺らす!
これで勝ち越し! 4-3。
さらに33分、前鈍内(名古屋12)が中央から左サイドへパス↓
吉川がダイレクトで叩き込んで5点目!
5-3となり残り7分。普通ならまだ予断を許さない点差だが、名古屋にとっては勝利を意識できる追加点。表情も緩む。
浦安はもちろん諦めない。ブロックされるが稲葉のシュート。
さらにパワープレーで攻撃に出る。
しかし36分、浦安が6つ目のファール↓
名古屋に第2PKで追加点のチャンス。逸見ラファエルが蹴りこみ↓
きっちり決めて6-3。さらに勝利に近づく名古屋。
前半退場になった森岡が心配そうに観客席で見守る。
浦安はパワープレーを継続するが、攻撃は実らない。
終了間際にはもう一度名古屋に第2PK。
絶好調のリカルジーニョがトリッキーなシュートを放つが↓
これはGk藤原がセーブ。
しかしこのまま6-3で試合終了。しゃがみ込む星翔太。
最後は途中までの大接戦を感じさせない名古屋余裕の勝利。
退場者二人を出し逆転逆転のシーソーゲームだったが、こんな時でも慌てない名古屋の強さが目立った。
浦安はプレーオフ3位以内を目指すには厳しい勝点0。20節終了時点で3位大阪との勝点差8。もう負けられない。
MOMはリカルジーニョ。鬼に金棒の名古屋の優勝は堅い。今後はプレーオフ争いに注目だ。
この試合のフォトギャラリーはこちら。 公式記録はこちらです。
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写真:大関朋美 中根高磁
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時