Fリーグ2012-13 第26節 1月26日 浦安市総合体育館

  バルドラール浦安 vs デウソン神戸 
   
   リーグ終盤の追い上げで、プレーオフ進出の可能性を残して最終節を迎えた5位浦安と4位神戸。
   同時刻に試合が行われる3位府中が敗れれば、このカードの勝利チームが逆転でプレーオフ進出となる。
   一時は3位と差がつき、逆転は難しいと思われた両チームだが、まずは勝って府中からの朗報を待ちたい。

試合の前に浦安の女子チームで関東女子リーグ王者の「バルドラール浦安 ラス・ボニータス」のエキジビジョンが行われた。
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相手は浦安のジュニアチーム「バセ」。ジュニアといえさすがに男子相手に敗れはしたが、複数の女子日本代表も抱える強豪。
浦安は男子第2チームの「セグンド」も今期関東1部リーグ3位。下部組織の育成にも実績を残している。
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    ※この試合のその他の写真はfacebookのアルバムに載っています。
 
 
さあ、この日のメイン。試合前のアップに登場しサポーターに挨拶する神戸の選手たち。リラックスしているように見える。
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この日、キャプテン高橋が足を痛めて出場を控えた浦安は緊張感たっぷり。
プレーオフ進出の為はもちろん、ホームのサポーターへの感謝の為にも最終戦は勝たなければならない。
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神戸は攻撃の核、岡崎チアゴが累積で出場停止が痛い。
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序盤から浦安の動きがいい。有効にプレスを掛け神戸のボールを奪う。
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星・稲葉のドリブルを起点に神戸ゴールを脅かす。
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普段はパスの良く回る神戸だが、この日は浦安のプレスを回避するため長いボールが多い。
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しかし神戸のチャンスは浦安GK藤原がセーブし、浦安優勢で試合は進む。
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8分、裏に出た星のドリブルを神戸GK冨金原がファールで止め、浦安にフリーキックのチャンス↓
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ここで浦安の岡山監督がタイムアウト。セットプレーに細かい指示を出す↓
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上手くいくか不安げな岡山監督。
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リスタート、直接狙わず中央に戻し、右サイドから移動してきた田中がシュート↓
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グラウンダーでゴール左に決まる!
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会場は喝采!してやったり田中智基!
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欲しかった先制点をセットプレーでもぎ取った浦安。見事な采配。
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リードされた神戸もカウンターで対抗。惜しいチャンスを作る。
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しかし全体としては浦安ペース。いつもは前目に張ることの多い星だが、
この日は低い位置でボールを奪ってそのまま上がる動きが目立つ。
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芳しくない表情の神戸・小川監督。
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17分、神戸森のシュートは惜しくもゴール左。
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終盤神戸の攻勢を防ぎ、声を上げるGK藤原。
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プレーオフが掛かるだけに激しい試合となるが、
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前半は1-0、浦安リードで終了。シュート数は浦安13、神戸9。
神戸は終盤の追い上げも実らず無得点。浦安は押しているうちにもう1点欲しかったか?
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後半を前に円陣で目をつぶり、気持ちを高める浦安。なんとしても勝とうという姿勢が見える。
ちなみにこの時点で府中の途中経過は0-1。なんと浜松リードで前半を折り返している。
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府中の途中経過にさらに会場の緊張感が高まる中、後半も激しくゲームが始まる。
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クロスにファー詰めしてゴールを狙う神戸。
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ゴール前で押し込めず謝る山蔦。
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スルーパスに追いつけず悔しがる山元。追いつかなければいけない神戸だが、後半序盤のチャンスを生かせない。 
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すると25分、浦安田中が自陣からカウンター↓
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逆サイド前線へパス↓
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これに追いついた星がキーパーの脇を抜いて決める!
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浦安に追加点!2-0。貴重なゴールに一斉に手を上げる浦安の観客たち!
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雄たけびを上げる星翔太。この日は切れている。結果も残した。
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2点差となり岡山監督の表情も緩む。
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これでプレーオフ進出の最低条件の勝利には3点が必要になった神戸。無理をしてでも攻めなければいけない。
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すると残り14分の時点で、早くもパワープレーで点を取りに行く。
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しかしパワープレー開始1分足らずで稲葉がパスカット。ロングシュートを放つと↓
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無人の神戸ゴールに決まってしまう!
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これで3-0。まだ時間はあるが、展開的に試合がほぼ決まる追加点に沸く会場。
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さらに2分後の29分、今度は星がロングシュートを決め4-0。
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もう決定的なゴールに星の表情も緩む。
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神戸はもちろん攻め続けるが、
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36分、またもや稲葉がボールを奪って↓
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余裕をもってゴール! ご褒美のような得点で5-0。
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諦めるな!と声を上げる神戸GK冨金原。
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しかし終盤はむしろ浦安がボールを保持。
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38分、岩本のゴールでダメ押しのダメ押し。
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試合終了! 6-0、プレーオフへの可能性をかけた一戦は浦安が完勝といって良い勝利。
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まずは勝利を喜ぶ浦安。
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神戸は5位でシーズン終了。最後の期待を込めて集まったサポーターに感謝の挨拶で幕を閉じた。
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さあ後は府中の結果を待つのみ。会場には府中の試合はまだ終わっていないとのアナウンス。
ツイッターなどで試合経過を見ているものもいるが僅差の模様。それにもちろん選手は何も知らない。
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もうやることはやった。選手達は果報をベンチで待つ。
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浦安でMCを勤めるミスインターナショナル日本代表ファイナリストの佐藤由季さん(左)とタレントの京乃ともみさん(右)も祈りをささげる。
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3分後、結果がアナウンスされた。2-1、府中の逆転勝利。惜しかった。もう1勝足りなかった。ビジョンを見上げる選手達。
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サポーターも苦笑い。しかし年末には大きく離されていただけに、よく追い上げたと暖かいコールが巻き起こった。
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今シーズン最後のホームゲームにつき、選手一同で会場の観客に挨拶。
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サポーターへの感謝と来期のプレーオフ進出を誓った岡山監督。
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最後は会場一周。
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ボールやシャツのプレゼントで今期を終えた浦安だった。
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 神戸・小川監督のコメント 
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うちも浦安さんも勝たなければいけない試合だったんですけれども、浦安さんのほうが少しですが勝利への執念で上回ったのかな、と思います。選手は良くやってくれましたし、パワープレーも結果的には1点も取れなかったですけど、取ろうという意思は示してくれました。ただ勝ちきれなかったという事実は受け止めて、これから選手達と一緒に生かしたいと思います。最後まで期待してくれたファン、サポーターの方には申し訳なかったなと思います。このメンバーで上位に行きたかったというのが正直な感想ですが、全日本もありますので、その頃には強いデウソン神戸になれるようにまた選手みんなで頑張りたいなと思います。

(記者の質問に対し)
チアゴが不在でパワープレーでピヴォの位置にが瀬川が入りましたが、けっして彼は悪かったわけではなくしっかり働いてくれたと思います。
それと途中で府中の試合の情報は入れませんでした。いづれにしても勝つしかないので、良い情報なら入れても良かったかもしれませんが勝利に集中してもらいたいと思っていましたので。
パワープレーが早かったのは2-0から勝つしかない、ということは3点取らなければ行けないので。選手にもハーフタイムで早くパワープレーを仕掛けるかも、とも言っていましたし、結果的に点を取れませんでしたが、あれは問題ないというか、やるだけのことはやったということだと思います。 
 
 
 浦安・岡山監督のコメント
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まずはプレーオフどうこうというよりも、最終戦をしっかり勝って4位以内で終わろうという目標を達成できて良かったと思います。途中でシステムを変えたりもしたんですけど、そこにも選手達が対応してくれましたし、その前の戦う姿勢という点も含めて、満足いく内容だったかと思います。

<Q.今日そして今シーズンのチームの出来について教えてください。>
今日はボールも良く回って良い出来だったので、これをいかに継続して今後に繋げていけるかということだと思いますし、チームスポーツにありがちなことなんですが、試合の内容が良くても結果がついてこない時期というのもあって、そこでチーム内で葛藤があったり自信を失ってしまったりして、実際の内容も悪くなってしまったりするのですが、今期も毎週ビデオミーティングというのもやって、ここはしっかり出来てるぞ、と話しあったり、そういうものの繰り返しで終盤良くなっていったと思いますので、今後もそういったことを続けて行くということだと思います。

<Q.(大手新聞社から)日本代表5人を抱えての4位という結果は、世間的(フットサルに特に詳しくないメディアや人)には悪い結果に見えるのではないかと思うのですが?>
言い訳のようになるのであまり言いたくない部分でもありますが、ワールドカップもあって代表合宿が多く、チーム練習への参加が減ったり、代表中の怪我などでコンディション的に厳しくなることと、代表監督のスタイルで選ばれる部分もあるので、代表に選ばれたから実力がずば抜けているわけではなく、同レベルの選手はリーグに沢山いると思いますし、あとうちは外国人選手なしでやっていますので、日本代表に負けないレベルの外国人が代表合宿に行かず、ずっとチーム内にいるということの利点もありますので、うちが他より好条件ということは一概に言えないと思うのですが、そう見えてしまう人がいるのも承知していますし、難しい部分ではあると思います。
 

 会見後、浦安キャプテン高橋健介選手にお話をお聞きしました。
<Q.今日ちょっと足を痛めて試合に出れなかったということですが、客観的に見て今日の試合の出来はいかがですか?>

今日はもう100点に近い内容だったと思います。ディフェンスも安定していましたし、両チーム勝たなければ行けないなかで、取るべきところで取って、パワープレーも耐えて点を取れたというのは非常に良い出来だったと思います。ただ展開的に先制点を取れて、次の得点も取れて、理想的に試合が進んだので、これが押してても点が取れないとか、逆に相手に先に得点されたりとかの時に、いかに我慢して自分達のの流れに持ってこれるか、が本来重要なのだと思います。

<Q.リーグ終盤に追い上げが出来たのはどういったことが良かったのでしょう?>
どこがというよりもメンバーが揃ってフィールド4人の連携が高められたことが結果が出た要因でしょう。
怪我人や代表のメンバーが揃ったこともありますし、新加入の2人、田中と渡井がフィットしてきたというのもあると思います。来期どういうシステムでやるか分かりませんし、メンバーも多少加わったりもすると思いますけど、ベースはもうしっかりしていると思いますので、これを高めていければ、来期はもっと上に行けると思います。

<Q.全日本選手権はどう戦いますか?>
昨年準優勝で目標は優勝しかないんですが、自信は持っています。もちろん、全日本は一発勝負で、Fの下位のチームも地域で頑張っているチームも、それこそ去年僕らがやっことの逆も起こりますから気は抜けませんが、それも含めて経験のある選手がうちには揃っていますし、相手がどうとかじゃなく、まず一番大事な初戦、そしてそのあとの一試合一試合、自分達がやれることをしっかりやってやっていけば、おのずと結果につながると思っています。
 
 
     最終節は府中-浜松戦、町田-名古屋戦も掲載予定です。
 
 
      ※浦安ラスボニータスの写真はこちらです。

     



 

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写真・記事:金子保子 中根高磁 

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Fリーグ順位表

順位 チーム 勝点 得失
1 → team logo 名古屋
オーシャンズ
30 +59
2 → team logo バサジィ大分 26 +34
3 → team logo フウガドール
すみだ
23 +4
4 → team logo 湘南ベルマーレ 18 +6
5 → team logo バルドラール
浦安
18 +1
6 → team logo シュライカー
大阪
18 -1
7 → team logo ペスカドーラ
町田
18 -3
8 → team logo 立川府中
アスレティックFC
16 +1
9 → team logo ヴォスクオーレ
仙台
10 -17
10 → team logo Fリーグ選抜 7 -21
11 → team logo エスポラーダ
北海道
6 -21
12 → team logo ボアルース長野 1 -42

2019年第11節終了時

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