Fリーグ2012-13 最終節 1月27日 町田市立総合体育館
ペスカドーラ町田 vs 名古屋オーシャンズ
ここまで無敗で優勝を決めている名古屋オーシャンズ。この最終節にシーズン無敗優勝をかける。
8位町田が無敗優勝を阻止するのは至難だが、前回の対戦では残り2分まで名古屋をリードし善戦している。
なんとこの日の町田体育館は青いスポーツコート仕様。名古屋相手の最終戦ということで採用された。観客も来てびっくり。
町田の新戦力・出浦。花巻でも活躍したドリブラーが関東リーグマルバから加入。ホーム初登場。
今期限りで引退を表明した木暮(名古屋10)をさらにベテランの甲斐(町田5)が笑顔で迎える。
名古屋先発GKは石黒。
序盤、町田も集中している。名古屋の攻撃にしっかりと対応。
ゴール前にボールを入れさせない。
すると2分、自陣からリカルジーニョがロングループシュートを絶妙な位置に放ち、見事にゴールイン!
自分でもびっくりの超絶ゴールで名古屋が先制。早くも0-1。
ところが直後、町田のカウンター。横江(町田7)が左サイドを駆け上がり、そのままシュート↓
GKの足元を抜き同点に追いつく。
1-1。さっそく追いついた町田。名古屋相手に接戦に持ち込むことができるか?
名古屋はここから慌てることなく、しかし圧倒的に攻撃し出す。
逸見(名古屋8)の突破をファールで止める永島(町田11)。
13分、右サイドを抜けた吉川(名古屋15)↓
走りながら狙い済ましてシュートを決める!
これで勝ち越し。1-2。
勝ち越した位では満足しない名古屋アジウ監督。
このあとも攻めまくる名古屋。
出番を待つ川原。
18分、右サイドでボールを持つリカルジーニョがディフェンスを交わしてクロスを放ち↓
ファーポストで待つ北原(名古屋3)が押し込む!
よく決めたねーと駆け寄るリカルジーニョ。前半のうちに1-3とリードを広げる。
ハーフタイム。ご機嫌な北原。余裕のある名古屋のベンチ。
この日の観客は9割方埋まった1825人。もちろんリカルジーニョや木暮を見に来た観客もいるが、
大半は町田の応援。意地を見せないといけない。
しかし後半も名古屋がリードを広げる。22分、コーナーキックから↓
ボールを受けた前鈍内(名古屋12)がミドルシュートを決める。
これで1-4。呆然とする町田。
何とかしなければ。今期精神的にも成長した滝田が出番を待つ。
しかし名古屋の優勢は続く。
27分、ここで出浦(町田18)登場。「代表を目指すためFに帰って来た。」流れを変えられるか?
町田は課題のGK渡辺のセーブで追加点を防ぎ反撃を待つ。
33分、狩野(町田10)が倒され、なんと名古屋は6ファール目。町田に第2PKのチャンス。
キッカーは町田の第2PK職人・横江。
しかし後半から出場のGK川原のプレッシャーの前に、左に外れてしまう。
38分、自陣で森岡にプレッシャーをかけられドリブルで交わす出浦。
そこをリカルジーニョに狙われ転がったボールを↓
森岡が折り返し↓
リカルジーニョが決める。
ダメ押しの得点で1-5。
やってしまった、という表情の出浦。「約束事がまだ浸透していなかった。(町田関野監督)」
しかしチームメイトに「第2PKを取りに行け」と言われたドリブラー出浦は果敢に攻撃を仕掛け↓
ゴール前に入ったところを倒される。
狙い通り第2PKをゲット。
サポーターからは出浦コール。期待は高い。
しかし全日本選手権はマルバの予選時に未出場ながら登録済みだったため出場できず。もったいなかった。
しかしこの第2PKもゴール右へ外れてしまう。
いつもは決定率の高い横江の第2PK。
「出浦のミスがなく第2PKが2本決まっていれば1点差だった。(関野監督)」それを言ってはキリがない・・・
名古屋は最後まで真剣なプレーを見せる。
1-5で試合終了。町田は見せ場を作れず最終戦は終了した。
名古屋は無敗優勝達成。「もう今後できない記録かもしれないから達成したかった。(渡邉選手)」というが、
あっさりと成し遂げた。今期の名古屋は本当に強すぎた。
町田は終戦。集客力はあるチームなだけに低迷が長すぎる。奮起に期待するしかない。
まだプレーオフと全日本選手権があるが、リーグ戦は最後となる木暮に、長年の戦友・金山が花束を贈る。
照れくさそうにチームメイトのところに戻る木暮。
アウェーに駆けつけたサポーターに挨拶する名古屋。
Fリーグ設立前から内外で日本のフットサルを牽引し続けた木暮。プレーを見られるのはあと数試合だ。
町田も最終戦の挨拶。「来期はホームゲームを無敗で終えたい。」
※この他の写真がfacebookのアルバムに載っています。
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写真・記事:大関朋美 中根高磁
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時