関東リーグ2013 第15節 11月30日 ウイング・ハット春日部
ゾット早稲田 vs フウガすみだ
台風順延の11節も含め、残り5節となった関東リーグだが、早くもフウガの優勝がかかる試合となった。
ここまで引き分けもなしの全勝で首位独走のフウガが3位ゾットに勝ては優勝が決まる。
ゾットは自身の順位のためにも、Fリーグへ昇格するフウガへの意地のためにも勝ちたい一戦だったが
いまのフウガはあまりにも強すぎた。
無敵のフウガを支えるコーチ陣。左から、菊池コーチ、内山コーチ、須賀監督。
優勝争いの常連、ゾットのベンチも3人、小林コーチ、松田選手、秋山コーチ。
フウガは優勝はかかっているが十分すぎる勝ち点差があることもあり特別な緊張感はない。
ゾットはかなり気合が入っている。
序盤から様子見なく攻め合う両チーム。
中盤でボールを奪うと一気にゴールへ向かう。やや押しているのはゾットか。
米谷のシュートはGK揚石がセーブ。
丸山のシュートは惜しくも右に外れる。
2ndセットに変わりフウガも攻め込む。中村のシュートはわずかに左。
岡山のシュートも左。
荻窪のスライディングはGK渡辺が止めて米谷がクリア。2ndになってからはフウガペースに。
1stセットに戻って諸江のシュートは↓
太見が触れてゴールイン!
これはGKも取れない。フウガ先制。0-1。
エースの先制点で優勝へ好スタートを切った。
今度は太見を追い抜いて入ってきた半田のシュートパスを↓
ファーサイドで金川が合わせるが、GKも反応し枠外に。
先発の宮崎に代わって1stセットに入っている半田。
半田は1stセットに変化を与えるオプションとして使われる。この試合でも2順目から出場し効果を発揮した。
2ndセットには神尾が久々に出場。メンバーが固定されないのもフウガの強さの秘訣か。
16分、押されていたゾットにフリーキックのチャンス↓
しかしフウガにカットされ杉尾のカウンターから
右サイドの神尾にパスしたところで杉尾を倒し、今度はフウガがゴール前でフリーキック。
このフリーキックを杉尾自らシュート↓
中村がブラインドにもなり、ゴール右下に直接決まる!
これで0-2。フウガが2点差を追いつかれることは滅多にない。早くも優勝が見えたか。
直後、ゾット監督清野が反撃のシュート。惜しくもバーに当たり得点ならず。
さらに直後、左サイドを突破した岡山が折り返し↓
駆け込んだ杉尾が体ごとゴールに叩き込む!
前半で0-3。気持ちよく試合を進めるフウガ。
動きのいい杉尾は連続の2点目。
さらに中村のシュートはポストに当たる。
0-3で前半終了。ゾットの気合もフウガには通じないのか。
ハーフタイム。もちろん諦めない清野監督の指示が飛ぶ。
後半立ち上がり、ゾットが一矢報いる。
開始1分、左の米谷から↓
中央、小笹が溜めて右へ浮き玉パス↓
斜めに駆け上がった荒木が強烈なシュートをサイドネットに決める!
素晴らしい連携で反撃のゴール。1-3、ゾットが追い上げる。
ゾットの得点でにわかに試合が活気づく。
25分、フウガの攻撃。左サイド金川が切り返してクロス↓
ニアで宮崎が合わせ、ポスト際へ流し込む。
フウガ4点目。1点返された後の貴重な追加点。試合の流れを引き戻す。
フウガGKは後半も揚石。失点後安定したプレーで試合を落ち着かせる。
フウガのカウンター、太見が折り返し↓
逆サイド金川のシュートは枠の上。
この時間帯は激しいカウンター合戦。
30分、左サイド岡山からのロングパスを逆サイドへ詰めた神尾がダイレクトで決めて、フウガ5点目。1-5。
試合を決定づける後半2点目。神尾は今期リーグ戦初出場で初得点。
4点差で残り10分、苦しくなったゾットだが気持ちは切らさず攻めに出る。
34分、ゾットは荒木をGKにパワープレー開始。
しかしフウガは安定した守備を見せる。
残り2分、金川のパワープレー返しで、1-6。
さらに裏を取った太見から逆サイドの諸江が決め、1-7。
残り1分、ようやくゾットに1点入る。右小笹の折り返しを左で待つ米谷が押し込み2-8。
打ち止めは残り30秒、左宮崎から中央の金川↓
左にそれたシュートを再び宮崎が決める。
これで2-8。宮崎のゴールで1stセット全員ゴール。
タイムアップ。フウガ優勝の瞬間。
余裕はあったがやはり嬉しいもの。フウガのコーチ陣も表情がほころぶ。
優勝を分かち合おうと春日部に訪ずれたフウガサポーターの前へ。
須賀監督の胴上げ。
続いて金川キャプテン。昨年は放り上げてそのまま落下させられるというデンジャラスジョークを受けているだけに
恐々と胴上げされる金川キャプテン。「落とすなよ、落とすなよ・・」それはフリに聞こえてしまいますが・・・
最後はサポーターにも呼びかけて一緒に記念撮影。
おめでとうフウガすみだ。関東リーグ卒業を3連覇で飾り、いざFリーグへ歩を進める。
フウガすみだ、須賀監督にお話をお聞きしました。
<Q.おめでとうございます!優勝の感想をお願いします。>
Fリーグに昇格する年にはそれに相応しい成績で優勝したいと思っていましたので、個人的にはこの結果に満足しています。今年はいつも以上にチーム内での競争も激しくなっていて、それが良い影響となってミスも少なくプレーの質も上がって勝ちきれる強さにつながっていると思います。ただこの先にも地域チャンピオンズリーグがありますので、ここはひとつの通過点と考えています。
<Q.残り4試合ですが、引き分けもなしの全勝優勝にはこだわっていますか?>
いや、全勝というのは意識していないですね。というのは、今日も後半の立ち上がり(ゾットに失点を許して)ああいう形になったんですが、勝ちにこだわるとあそこで守りに入ってつまらないフットサルになると思うんですね。僕らは見ていて面白い、ワクワクするフットサルを目指しているので、勝ちにこだわり過ぎてアグレッシブルさを失いたくないと思っています。ですから全勝にはこだわっていません。でもその中でも負けなしは通してリーグを終えたいと思います。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時