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　　関東リーグ2014　12月28日　駒沢体育館
　　　　
　　最終節　ブラックショーツ vs ファイルフォックス府中

　　　　関東リーグ2014もいよいよラストマッチ。最後は優勝と地域チャンピオンズリーグ出場をかけた戦い。
　　　　前節まで首位のファイルフォックスの勝点は29。直前の試合で2位タイ同士の対決をカフリンガが制し、
　　　　勝点31と上回られた。ファイルフォックスが優勝するにはこの最終試合で勝利するのみ。
　　　　対するブラックショーツは勝点23で暫定5位。
　　　　最終順位が4位となれば2月に行われる地域チャンピオンズリーグの出場権を得る。
　　　　暫定4位のバルドラール浦安セグンドを逆転するにはこちらも勝利するしかない。
　　　　つまり4チームの運命がこの試合に懸かっている。シーズン最高の大一番が始まる。
　　　　　
　ファイル吉成兼任監督はカード累積でこの大事な試合に出場停止。ファイルOBの仲間と観戦に回る。
　

　練習前から緊張した表情の両チーム。
　

　

　ファイル瀬戸選手は盟友吉成監督の背番号をつけて練習に参加。
　

　ブラックショーツはいつも通り新海監督。
　

　ファイルフォックスは松村栄寿コーチが監督としてベンチに入る。
　

　

　

　

　

　

　

　

　開始1分、佐藤(ファイル6)がドリブルで中央から左へ突破↓
　

　左足シュートがファー側ゴールを捕らえる！
　

　早速ファイルが先制！ 0-1。
　

　

　さらに2分、中央を徳嶽(ファイル7)が駆け上がり↓
　

　狙い済ましたシュートがGKの脇を抜く！
　

　早くも2点目！開始2分で0-2！
　

　ファイル大一番で最高の立ち上がり！
　

　

　

　動揺するブラックショーツ。それでも点を取りにいくしかない。
　

　しかし余裕の出たファイルが優勢に試合を進める。
　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　12分、田辺(ファイル21)が中央から意表をついたトゥーシュート↓
　

　ブラインドになったか。GK飛びつくも届かず！
　

　0-3。2点目から10分ぶりの得点もファイル。圧倒的有利な展開となる。
　

　

　

　

　さらに1分後、パスをカットした佐藤(ファイル6)が飛び出し↓
　

　GKもかわしてゴールに流し込む！
　

　0-4、何をやっても入るファイルフォックス。お祭り状態！
　

　

　

　試合を投げるわけにはいかない。気持ちを見せようとするブラックショーツ。
　

　しかしブラックショーツが前に出て裏を取りやすくなったこともあり、ファイルフォックスにチャンスが続く。
　

　16分、山本(ファイル8)のクロスを↓
　

　丸(ファイル14)がファー詰めし、GKが弾くが↓
　

　左から中央に詰めていた山本(ファイル8)がこぼれ玉に追いついてゴールを決める！
　

　

　なんと0-5！ まだ前半16分だが勝負あったか！
　

　

　

　17分、ファイルが取ったタイムアウト時。気持ちを再度揃えるブラックショーツ。最後まで戦うぞ。
　

　再開後、柴田(ショーツ9)のシュートは惜しくも左に外れる。
　

　

　18分、鈴木(ショーツ5)の落としを左に上がった飯塚(ショーツ13)がダイレクトでゴールへ流し込む。
　

　

　ようやくブラックショーツに1得点。1-5、まだ4点差だがファイルのお祭りムードは止める。
　

　

　

　1-5で前半終了。
　

　ファイルフォックスのハーフタイム。油断しないで行こう。
　

　望みは薄くなってしまったブラックショーツ。プライドをかけて後半を戦う。
　

　

　

　

　前半途切れかけた集中を取り戻し、攻めるブラックショーツ。
　

　

　しかしファイルフォックスも安易に攻めずしっかり守る。
　

　

　

　

　28分、左サイドでボールを奪った柴田(ショーツ9)↓
　

　前に出たGKもかわして↓
　

　倒れこみながらゴールへ流し込む。
　

　後半最初の得点はブラックショーツ。これで2-5、試合らしい雰囲気が戻ってきた。
　

　

　目の前のプレーに集中するブラックショーツが攻めファイルが守る。
　

　

　

　

　

　

　

　

　

　残り6分、ブラックショーツはパワープレー開始。
　

　攻め続けるブラックショーツ。
　

　

　37分4秒、ファイルGK安藤のロングシュートを鈴木(ブラックショーツ5)が止めに行き↓
　

　2枚目の警告でレッドカード！ブラックショーツは貴重な残り時間のほとんどを一人失ってしまう。
　

　うな垂れる鈴木。
　

　

　絶望的な状況のなか、鈴木のためにもブラックショーツは一人少なくても攻めまくる。
　

　

　

　退場が解けた終了間際。細矢(ショーツ21)から↓
　

　山口(ショーツ15)の折り返しを↓
　

　木村(ショーツ19)がゴール前に飛び込みゴールを決める。
　

　

　喜びのないゴール。ブラックショーツの意地を感じるゴールだった。
　

　さあ、残り2秒、優勝の瞬間に備えるファイルフォックスベンチ。
　

　ラストプレーはゴール前へのキックイン。ファイルフォックスが弾き返したところで試合が終わる！
　

　

　タイムアップ！ファイル優勝！念願のタイトル奪取！
　

　

　

　

　

　ライトゲームは差がついてしまったが、1シーズンを戦い終えた両チームに沢山の拍手が送られた。
　

　ブラックショーツは前節まで優勝の可能性が残っていた。それが最後は4位も逃してしまった。
　

　昨年覚醒し3位。今期も上位争いを演じたブラックショーツ。しかし真の強豪への道は険しい。
　

　昨年ファイルを卒業したOBたちへ手を上げる安藤。
　

　

　最終戦までもつれ込む激しいリーグ戦だっただけに喜びもひとしお。優勝おめでとう！ファイルフォックス！
　

　

　

　

　
　ここからは表彰式。準備中、表彰用に用意されたマイクを見つけ熱唱？するカフリンガ夏野キャプテン。
　

　

　ファイル高橋も熱唱。
　

　

　

　

　

　準優勝のカフリンガから表彰。プレゼンターは関東リーグ理事でもある柏奈須監督。
　

　

　優勝のファイルフォックスはカップもあるため2人で受け取る。
　

　

　得点王は20得点！ゾット早稲田の米谷選手。2位に4点差をつける独走の得点王でした。
　

　監督賞はバルドラール浦安セグンドの新造監督。
　大きく入れ替わった若いチームで開幕ダッシュに成功、見事チームを4位に導きました。
　

　選手監督間投票によるベストファイブ。目玉はノーボメンテの次田選手。
　

　優勝したファイルフォックスからはもはや大御所の瀬戸選手。
　

　

　ベストファイブ受賞おめでとうございます！
　左からファイル瀬戸選手、ゾット米谷選手、セグンド岡田選手、ノーボ次田選手、ゾットGK渡辺選手。
　

　選手を代表して瀬戸選手から締めの挨拶。
　「これから関東リーグのチームも全日本選手権、地域チャンピオンズリーグを戦います。
　熱い戦いを見せたいと思います。関東リーグはもっと多くの人に足を運んでもらえるリーグに
　なると僕は思っています。選手の皆も頑張るので、応援よろしくお願いします。
　一緒に関東リーグを盛り上げて行きましょう！」(拍手喝采！)
　

　

　みんなで記念写真。地域チャンピオンズリーグでも頑張ってください！
　

　

　

　Fリーグ始まる前の2006年以来8年ぶりの優勝を決めたファイルフォックス吉成監督にお話をお聞きしました。
　
Q.優勝おめでとうございます。今年は優勝！という思いが強かったのではないかと思いますがいかがですか？
いやー正直4月の段階では優勝というのはあまり考えていませんでしたね。もちろん出来ればしたいですけど、なにぶんメンバーが半分入れ替わっているので、やってみないと分からないというか、何がなんでも優勝、という感じはなかったです。ここまできたら優勝するぞ！っていう話が出るようになったのは2順目のFCｍｍに勝ったくらい(10月18日13節)、中断期間に入った頃からですね。
Q.一昨年もベテランが沢山抜けるなか地域チャンピオンズリーグも準優勝で、そのためか若いメンバーが沢山Fリーグに移籍して、それでも今年また新しいメンバーでまた素晴らしい結果を出せています。こんな風に出来るのはなんででしょうか？
一番の理由は、集まった人間が素晴らしかったからですね。みんなウチのチームに入ってきて、本当にひたむきにチームのために出来ることをやってくれて･･･たとえその試合でメンバーを外れても愚痴を言うやつもいないし、その日はチームのために水を用意したりしてくれて、でも試合が終わったらまた次の試合に向けて準備するし。みんなちゃんと自分の課題を受け入れて、その課題を解決するためにチームで一体になって練習し続けられる、っていうことが一番大きかったですね。
Q.そんなメンバーが集まるのは、または毎年育つのは吉成監督の指導も大きいのではないですか？
いやーどうなんですかね(笑)。でも元がよくないとこういう風にはならないですからね。僕が監督という立場になってチームの方針とか立てさせてもらっていますけど、僕は皆に納得してもらえるように一つ一つ話をしていくだけで･･･僕の場合は気持ちから入るんですけど、気持ちだけでも選手はついて来ないですから、こういう理由でこういうことやるんだよ、という理論もしっかり説明して、両方のバランスが大事だと思いますね。ただそういう理論とかプランとか立てるじゃないですか？でも上手くいかない時のほうが多いからって話もしていて、そんなときはやっぱり気持ちだぞ、っていう話はいつもしていますね。
Q.これから全国へ戦いに出るわけですが、他の地域のチームに向けてフィルフォックスはこんなチームだぞ、という所を教えてください。
まだ選手権は関東大会もありますし、僕らもチャレンジャーなんで上から言える立場では全然ないんですけど･･･そうですね、ファイルフォックスは1年間で一番成長したチームだぞ、って思いますね。シーズンの最初の試合と今の試合では全然違うっていうか、だからもっと強くなって全国大会の時を迎えたいと思います。今日よりさらに成長した仲間と一丸になって戦うので、相手も全員で一丸になって戦いにきてくれたらいいなって思います！　
Q.ありがとうございました！優勝おめでとうございます！
　


　　　　最終節、その他の試合
　　　　　　　　第1試合、FCｍｍvs柏トーア’82のレポートはこちら
　　　　　　　　第2試合、バルドラール浦安セグンドvsリガーレ東京のレポートはこちら
　　　　　　　　第3試合、カフリンガ東久留米vsゾット早稲田のレポートはこちら
　

　
　　　　　関東リーグ上位陣と都県予選を勝ち抜いたチームが激突する全日本選手権・関東大会。
　　　　　1月24日25日から栃木県清原体育館で開催されます。(31日・2月1日は栃木市総合体育館。)
　　　　　取材もいたしますが試合数も多く全試合レポートはできない予定です。
　　　　　一発勝負のトーナメント。毎年熱い勝負が続きます。ぜひ生観戦をお勧めいたします。
　　　　　　　
　
　　　
　　

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