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　第31回全国選抜フットサル大会
　関東大会　決勝戦　5月31日　水海道総合体育館

　　東京都選抜(白) vs 神奈川県選抜(赤)

　　各都道府県の選抜チームで全国一を争う全国選抜フットサル大会の関東大会。
　　すでに関東代表を勝ち取った東京と神奈川が関東No.1の称号をかけて決勝戦を戦った。

　

　

　「決勝戦も選手を試すなどせずに勝ちに行く。(清野監督)」準決勝とのインターバルも3時間の東京選抜。
　

　準決勝から1時間、ユニフォームもそのままで戦う神奈川。
　

　不利かと思われた神奈川だが互角に攻め合う。
　

　

　

　6分、東京の攻撃。左で坂本(東京9)が粘ってスライディングで右へパス↓
　

　工藤(東京13)が合わせてゴールに流し込む！
　

　

　東京先制。1-0。
　

　神奈川も反撃。小池(神奈川3)のシュートは↓
　

　GK杉本が足でブロック。
　

　

　

　

　10分、町田(神奈川9)の折り返しを↓
　

　平山(神奈川15)がファー詰めで押し込む！
　

　

　神奈川が同点に追いつき、1-1。
　

　神奈川のカウンターが有効。チャンスが多いのは神奈川か。
　

　東京GK杉本が再三飛び出してセーブする。
　

　

　

　

　前半残り30秒、中央を山村和土(神奈川11)が駆け上がる↓
　

　体を当てられながら放ったシュートが右ポストぎりぎりに決まる！
　

　

　神奈川が前半終了間際に逆転。これで1-2！
　

　負けられない東京、リードを許して折り返すこととなり厳しい表情。
　

　

　

　

　後半前の東京の円陣。勝ちには行くが折角の選抜チームを楽しまなくちゃ、と笑顔で後半に入る。
　

　後半から出場の神奈川GK冨沢。
　

　後半開始、まず米谷(東京19)が上がる↓
　

　シュートはGK冨沢がセーブ。
　

　

　

　

　24分、左から中央に切れ込んだ武内(東京7)がシュート↓
　

　今度は冨沢止められず。東京が同点に追いつく。2-2。
　

　

　その後も東京が有利に試合を進める。
　

　

　

　

　33分、左サイドで米谷(東京19)が1回転してディフェンスを交わし突破↓
　

　

　逆サイドに駆け上がり↓
　

　体を捻ってラストパス↓
　

　待ってましたと坂本(東京9)が決める！
　

　東京逆転！3-2。
　

　苦労したが残り7分、ようやくリードを奪う。
　

　逆転された神奈川。再度、同点を目指す。
　

　しかし体力的にも厳しい神奈川、劣勢のまま時間は過ぎる。
　

　最後、朏島慎吾(神奈川10)のシュートも左へ抜ける。
　

　

　タイムアップ！3-2で東京選抜が関東大会優勝！
　

　

　神奈川も条件が悪い中、終盤まで内容的にも拮抗した試合だった。
　

　

　東京は関東NO.1チームとして2年ぶりの全国制覇を目指し、10月の全国大会へ挑む。
　

　

　

試合後、今年チームを移籍したため、昨年は神奈川選抜で出場し今年は東京選抜で出場した宮崎選手にお話をお聞きしました。

Q.昨年の味方(神奈川)が今年は敵になったわけですが。
神奈川には顔見知りのメンバーが沢山いて、どんなプレーをするか知っているのは良かったんですけど僕も知られちゃっているんでやりづらさもありました。東京では周りの皆も良く言うんですが、2000人くらいの(協会に登録している)プレーヤーがいて、その中の15人位の選抜ということで、それに恥じないプレーをしたいと思っていました。
Q.神奈川も全国優勝をしたことがありますが、東京は優勝を課せられているチームのようなところがあります。そういう意味で違いはありますか？
僕が神奈川のとき、東京をずっと倒したいと思って戦ってきたので、神奈川は今もそういう気持ちで挑んできていると思うので、それを受けて立つというか、そういう相手の気持ちに負けないくらいでやらないと駄目なのだと思います。東京を背負っているという意義を考えて、プレーはもちろん、立ち振る舞いからそれにふさわしくしなければいけないと思っています。
Q.ところで宮崎さんはこの春に関東1部のブラックショーツから東京都1部のペスカドーラ町田アスピランチに移籍したわけですが、その思いを教えてください。
それはやはりFリーグに挑戦したいという気持ちが強かったからです。僕はクアトロをやったことがなかったんですが、(町田トップチームの)岡山監督はクアトロを結構やるので、それもあってアスピランチで下積みをしたいと思いました。実際行ってみたら亮さん(神戸の監督だった現アスピランチの小川監督)もいて、皆いろいろ教えてくれるので吸収できることが多いです。
Q.アスピランチの中では経験が多いほうだと思います。チームを引っ張ろうという気持ちと新人だという気持ち、どちらが強いですか？
個人としてはFリーグに上がるのが目標なんですけど、その為にはチームも結果を残さないといけませんし、チームには大学生とか高校生も多くて僕も年齢からすると中堅(24歳)なので、そういう意味では引っ張っていかなければいけない面もあるんですが、上に瀬戸さんとかものベテランもいるので、僕は若い選手とのつなぎ役というか、チーム全体がまとまるように意識して振舞っています。
Q.トップチームとの練習も多いのですか？
それはあまりないですね。試合のあとの月曜日とかにトップで試合に出なかったメンバーとの紅白戦とかありますが、そのくらいです。
Q.町田のトップの選手と練習してみた感想は？
やっぱり早いです。判断も早いし体も強いし、関東リーグの時とレベルは一つ、・・・二つくらい上かな、という印象はあります。
Q.いま町田のトップチームは層が厚いですが、そこに加わるためにはどこを伸ばせばいいと思いますか？
運動量はあるほうだと思うのでフリーランニングの質であるとか、あと単純にボールを取られないとかいといろあると思うんですが、岡山さんはクアトロやっているのもあってフリーランニングの質にはこだわると思うので、そこは特に意識してやっています。フィジカルもトレーニングマシンで鍛えていますし、少しでも早く引き上げてもらえるように頑張りたいと思います。

ファイルフォックスから今年宮崎選手と同じく町田アスピランチに移籍した東京選抜・瀬戸選手にもお話をお聞きしました。

Q.準決勝で決勝点を挙げるなど、東京選抜の中でも攻守に存在感がありましたね。
自分の役割り的にはオールラウンダーな感じだと思っていて、東京選抜にはドリブラーとかピヴォとかのタレントが沢山いるんで、その人たちがやりやすいように僕が助けてあげられればいいと思ってプレーしています。で、皆に気持ちよくプレーしてもらって、僕が最後においしいところを持っていければいいな、って感じです(笑)。
Q.東京選抜でプレーした観想は？
実は東京選抜は初めてなんですけど、だいぶ昔、ファイルフォックスで若手だった頃、僕は選抜に選ばれてなかったんですけど、吉成圭とか難波田さんとかもいた東京選抜が始めて関東大会で負けたことがあったんです。それまでずっと勝っていたのにお前ら東京の恥だ！とか言われていたのを見ていて、やっぱり東京の責任て重いな、というのが選抜大会の第一印象でした。そして今年、僕を選んでいただいたので、監督や何年も選抜をやっている選手によく話を聞いて、あらためて東京選抜は強くなければいけないとな、と思っていますね。
Q.選抜大会というのは楽しいものですか？
そうですね。普段対峙している相手と一緒のチーム、まして公式戦でガチンコでやれるっていのは貴重な機会ですし、上手いプレーヤーとやるのは自分の成長にもつながりますから、すごく楽しいです。次は全国大会ですが、全国ってことは勝てば日本一ですから本当に楽しみでしかないです。
Q.先ほど宮崎選手にもお話を聞いたのですが、瀬戸さんも今年町田アスピランチに移籍しました。Fリーグや海外の経験もある瀬戸選手が今また町田の下部チームに移籍した理由を教えてください。
一つはやはりトップに上がりたい、ということです。Fリーグの湘南で切られて、そのあと自分の意思で海外に行って来たのにこのまま終わったら、いったい何のために海外まで行ったんだろうという思いがあったので、成長した姿を見せるために、またFを目指そうかと思いました。
Q.いま町田トップチームの層が厚いなかで、アスピランチでよければ、という話だったと聞きましたが？
岡山監督自体も僕のこと知らなかったと思いますし、そんななかで受け入れてくれたのはありがたいと思います。サテライトチームで若い選手が沢山いるのに今年30歳になる僕を受け入れてくれたことをポジティブにとらえて、「よし、一発やってやるか！」という気持ちです。Fに上がるのが目的なので、呼ばれたれらいつでも行けるように準備して待っています。
Q.アスピランチの中では最年長ですが、チームリーダーでもあるんですか？
もちろんチームは若いですし、素直な選手も多くて認めてくれているので、僕の経験が役に立てば伝えていきますし、でも他にキャプテンもいますので、リーダーっていうより相談役？みたいな感じですね。僕もせっかく経験してきたことをフットサル界に還元しなければと思っていますし、ちょうどそれがチームのためにもなっているかな、と思っています。

　関東リーグ1部が6月13日(土)奥戸スポーツセンター(東京葛飾区)で、
　2部が6月14日(日)栃木市総合体育館で開幕します。詳しくは→関東リーグHP


　

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