関東リーグ2015
第2節 6月20日 東久留米スポーツセンター
ファイルフォックス府中 vs 柏トーア’82
第1節は運営担当で試合のなかった前年王者ファイルフォックス。
瀬戸、平山、徳嶽らが移籍し若くなったチームの初戦は、第1節を逆転勝利して勢いに乗る柏トーア。
立ち上がり、柏が攻め込む。
開始23秒、さっそ右コーナーキックを取り↓
ダイレクトで馬場(柏19)が決める!
柏早くも先制。0-1。
柏がこの試合も勢いに乗るか?と思われたが↓
1分後、左サイドを抜けた小原(ファイル10)からの折り返しを↓
小又(ファイル9)が決めて1-1。
即座にファイルが同点に追いつく。
立ち上がりの失点の嫌なムードを振り払う。
どちらも自陣での守備から一気に駆け上がる攻撃で、チャンスの応酬となる。
13分、中田(柏36)のカウンター↓
ファイルGK安藤が止める。
今度はファイルの攻撃。ロングボールに田辺(ファイル7)がボレーで折り返すが↓
ゴール前に詰めることは出来ず。
続いて後ろからのパスに小原(ファイル10)がヘディングシュート↓
柏GK半田が外へ掻き出す。まだチームが成熟していないファイルは縦へのシンプルな攻撃が目立つ。
前節から好調を保つ中田(柏36)の攻撃参加↓
枠の上へ抜けていく。
前半シュートは19対18と多かったが得点は立ち上がりの1点づつで1-1。
内容的には互角、いや、やや押されているか。時間をいっぱい使い指導するファイル吉成監督。
形が出来つつある柏。冷静にフォーメーションを確認する。
後半は前半以上にカウンター合戦。前半は縦パスの多かったファイルだがドリブルが多くなる。
柏馬場(柏19)のクロスは↓
ファイルGK安藤がキャッチ。
24分、中央で受けた田辺(ファイル7)が向き直って突破↓
ゴール右に浮かせたシュートを決める!
田辺のナイスゴールでファイル逆転! 2-1。
ファイルといえど若いチーム。初めてリードを奪い喜びを爆発させる。
リードを許した柏。大野がサイドを突破するがファイルGK安藤が止める。
磯崎(柏17)のシュートパス↓
これもゴール前を抜けていく。
小原(ファイル10)は枠の右。
27分、中央でボールを奪った中田(柏36)がGKと1対1↓
今度はGKの脇を抜く!
柏同点に追いつく!2-2。
チャンスも交互に訪れるまさにシーソーゲーム。
2-2のまま終盤に突入。前年優勝チームの初戦として、より負けられないファイル。
37分、ゴール前で小又が背負って↓
右に上がってきた吉成(ファイル11)に返すと↓
左足でゴール左上に狙い済ましたシュートを叩き込む!
ファイル再び勝ち越し!3-2。
残りは3分、勝利に近づいたか?
ところが興奮も冷めやらぬわずか7秒後、左サイドから中田(柏36)がシュートパスを入れると↓
逆サイドに走りこんだ馬場がゴールに叩き込む!
柏即座に同点!3-3。間隙をぬって中田・馬場のホットラインでファイルを切り崩す。
さらに30秒後、また中田(柏36)から↓
左の田中(柏26)がダイレクトで折り返し↓
今度も走りこんだ馬場(柏19)が決める!
柏逆転!3-4。勝ち越し点を奪われてから40秒で逆転!馬場の連続ゴール!
勢いだけで取った逆転ではない。力を感じる今期の柏。
残り2分半、ファイルはパワープレーで再逆転を狙いにいく。
しかしシュートがこぼれたところ↓
柏GK半田が拾ってロングシュート↓
無人のファイルゴールに決まって3-5!残り1分20秒、大きな追加点が柏に入る。
残り時間を最後まで攻めたファイルだが、この時点でのファイルに、この試合を返す力はなかった。
タイムアップ。3-5、柏の勝利。崩れ落ちるファイル。
劇的な幕切れで柏が前年王者を下した。
終盤での逆転負けというショックもあるが、ファイルは本当に悔しそう。
しかしここ数年、毎年選手が入れ替わる中でこの姿勢がチームの成長につながってきた。今年はどうなるか?
柏は2試合連続の逆転勝ちで単独首位!次節は昨年2位のカフリンガ戦。強さを本物にしていく戦いが続く。
柏トーア・奈須監督にお話をお聞きしました。
Q.開幕2連勝!若いとはいえファイルフォックスにも勝ちました。勝因を教えてください。
ファイルさんは開幕初戦ということでかなり気持ちが入ったゲームになると思いましたので、その気持ちに僕たちも負けないように、気持ちの戦いを一番に考えて試合に入りました。開始からしばらくボールが持てない時間があったんですけど、そこでも折れずについていって、失点、得点、失点と繰り返す中で最後逆転できたというのは、やはり気持ちで勝ろうという選手の思いが伝わったのかなと思います。
Q.守備がすごくいいと思いますが監督の評価は?
開幕の権田戦は守備の距離が開いていていきなり2失点してしまったのですが、そこは練習の時から注意してやっていたところなので、試合中に修正して対応することが出来ましたし、今日も失点はしていますけど、「どの選手も」体を張ったプレーができるようになっていますので、これは継続してやっていきたいと思います。
Q.2連勝して今後の目標はどこに置きますか?
連勝はしましたが、僕らは一戦一戦やっていくしかないと思っていますので、次は勝点9、ではなくて、毎回勝点3をいかにして取るかというのを選手と一緒に体現して行きたいと思います。もちろん上を目指すのは当然なのですが、勝点もチーム作りも、毎回の積み重ねです。その結果、少しでも上にいければと思います。
Q.今日も同点ゴールと決勝ゴールを奪った馬場選手の評価はいかがですか?
攻撃に関してはすごく特徴のある選手だと思うんですけど、意外なところで、その攻撃の前のボールを奪うのも馬場だったり、守備の面でもスピードがあるのですぐに距離を詰められたり貢献しています。皆さんの目に映っている攻撃というのは当然彼の特徴なので今後も見て頂きたいのですが、今後は守備の面でも活躍する馬場和也を、是非見守っていただければな、と思います。
次節は6月28日(日)ウイングハット春日部で行われます。
11:00 柏トーア’82 vs カフリンガ東久留米
12:50 バルドラール浦安セグンド vs リガーレ東京
14:40 ファイルフォックス府中 vs コロナFC/権田
16:30 ゾット早稲田 vs FCmm
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時