関東リーグ2015
第6節 8月1日 東久留米スポーツセンター
柏トーア’82 vs ゾット早稲田
3連勝のあと2連敗で開幕の勢いは一旦止まってしまった柏と
開幕カフリンガに敗れて以降、3連勝と調子の上がってきたゾット。
勝点9で首位に並ぶ両チームの直接対決。
権田・柏と並んで首位タイのゾット。しかし他の2チームより消化ゲームが1試合少なく、3勝1敗で負けは1つのみ。
直前2節、ブラックショーツ、リガーレに敗れた柏。ここで連敗を止めて首位に踏みとどまれるか?
前節から奈須監督(No.8)も選手に復帰。選手の多くも監督がまだ選手登録していたのを知らずにビックリしたとのこと。
監督自らのプレーで勝利を呼び込むことができるか?
序盤は互角に始まったが徐々にゾットがポジェッションし、柏がカウンターを狙うという展開に。
5分、コーナーキックから武内(ゾット7)がダイレクトでサイドネットにシュートを決める!
ゾット先制!0-1。
さらに8分、小笹(ゾット9)の折り返しを↓
逆から詰めた丸山(ゾット5)がゴールに叩き込む!
ゾット2点目。0-2、
得点ランク2位、丸山の今期6点目でゾットがリードを広げる。
さらに攻めるゾット。
しかしここは柏GK半田のナイス反応もあり、追加点は許さず前半終盤へ。
17分、柏のカウンター、田中(柏26)がGKの出際をコースを狙って流し込み、1点を返す。
1-2。柏は押されていた試合の流れを引き戻す。
まだ主導権はゾットだが、元々カウンター型の柏。落ち着いて守る。
前半終了間際、左サイドでボールを持った馬場(柏19)↓
内へ切れ込んで↓
ゴール前を横切りながら放ったシュートがネットを揺らす!
得点王、馬場の今期9点目で同点!2-2。
前半残り時間は7秒。柏は2点差を前半のうちに追いついてハーフタイム。
ここで負けたらズルズルと下降してしまう。勝利に飢えている柏。追いついても気を抜かない。
追いつかれたゾット、こちらも勝ちきる決意をして後半へ。
後半始まってファーストプレー。馬場(柏19)がサイドを駆け上がり↓
一気にエンドラインまで行って折り返すと↓
GKが弾いたところをゴール前に詰めていた大野(柏14)が押し込む!
柏逆転!3-2!時間は後半開始6秒!
前半残り7秒の同点弾から13秒で一気に逆転に成功!
柏が久々に今期の得点力、勝負強さを発揮する。
さらに馬場を中心に攻め込む柏。
ゾットも得意のセットプレーでチャンスは作るが得点は入らない。
25分、柏のカウンター。左の田中(柏26)が早めに中央へ入れると↓
上がってきた高村(柏18)がダイレクトでゴール左隅へシュートを決める!
柏に追加点!これで4-2。
前半終盤からの8分間で4連続得点!してやったり柏。
馬場(柏19)の飛び抜けた突破力もあるが、馬場を一人にしない周りの早い上がりもある。
奥からの馬場のシュートに↓
手前から中田(柏36)が反応↓
惜しくも入らないが柏の決定機が続く。
左右どちらからも突破する馬場(柏19)。
柏1点目を取った田中(柏26)も続く。
35分、このままやられないぞ、とゾット反撃。清野(ゾット16)のシュートで左コーナーキックを取ると↓
リスタートからボールを受けた松田(ゾット2)が踏み込んで放ったシュートがGKの横を抜く!
4-3、ゾットが1点差に追い上げる。
まだ5分ある。場を盛り上げて次の点を狙いにいくゾット。
37分、突っ掛けた柏にファール。なんと6つ目。
ゾットに第2PKのチャンス。入れば同点。キッカーは1点目を決めた武内(ゾット7)↓
しかし柏GK半田が止める!
38分、ゾットはタイムアウトを取る。同点弾は出るか。
しかし柏はゾットに決定機を与えない。馬場(柏19)のこの日10本目のシュート。
さらに詰める西形(柏6)。
そして試合終了!4-3、柏が首位対決を制する!
逆転、そして最後は追い上げを振り切っての勝利。力強い勝ち方だった。
ゾットは一歩後退で暫定4位。しかし上位3チームは1試合消化が多くまだ実質トップ争いの中にいる。
柏は3試合ぶりの勝利で権田と並んで勝点12の首位タイ。
これからシーズン中盤戦。久々の優勝争いにこのまま食い込んで行けるか。
目下得点王、この日も同点弾を決めた柏トーア19番・馬場選手にお話をお聞きしました。
Q.見事逆転で首位タイキープとなりました!
ありがとうございます。開幕3連勝のあと2連敗して、ここで負けたら去年と同じだということで、もう負けたくないという気持ちで皆1週間練習してきました。試合中も皆ベンチからも盛り上げてくれて、応援してくれる方も凄く沢山来てくれたので、それが勝利の原動力になりました。
Q.まず2点取られてしまいましたが、そこで動揺はなかったですか?
2点取られましたが、攻めている中での失点だったので、取り返せるという自信は皆持っていたと思いますし、前半の終わる間際に同点に追いつけたので、それで盛り上げることが出来たのかなと思います。
Q.今日も1アシスト1得点と大活躍でしたが、その秘訣はなんですか?
スポンサーであるとか、練習場所を提供してくれる方とか、チームとか、日頃の生活のベース、環境が凄くいいんですね。この環境を変えたら多分点を取れなくなっちゃうんだと思うんです。なので周りの環境が一番です。
Q.昨年までも素晴らしい突破力はあったんですが、今年は決定力が凄いと思います。どこが変化したのでしょう?
いや特に変化はないと思います・・・そうですね、特にないと思いますが、ただ一つ、シュートの打ち方をちょっと変えて、去年まではとにかく思い切り強く打てばいい、と思っていたんですが、いまは自分のタイミングで打つように、またはキーパーを少し見て、例えば背の低いキーパーだったら上を突き上げる、今日みたいに背の高いキーパーだったら足元を早く狙う、というのを試合前に見極めて、自分の中でイメージを作っておいてから試合に入るようにしています。あとタイミングが良ければ振り抜いて打とうと思っているんですけど、タイミングが悪くても、キーパーを見て、例えば出て来ていればちょっとアウトにかけて打つとか、そういうシュートの使い分けはしていると思います。
Q.今期の柏はカウンターを掛けるタイミングも良く、精度も上がっています。それは馬場選手の活躍ももちろん大きいと思いますが、ご自身ではどこが良いと考えていますか?
自分の活躍とは思っていないですけど、自分はディフェンスがムチャクチャ苦手なので、僕のセットに高村選手がいるんですけど、高村選手とかノリ(中田選手)とか、優汰(若林選手)とか、ディフェンスはなるべく他の選手に任せて、僕はカウンターに出来るだけ早く行こうという考えはあるので、その3枚でディフェンスを頑張ってもらって、僕はもうディフェンスがキャッチする前に動き出そうというのは徹底してやっています。ですので、自分が活躍できるのはキーパーも含めてディフェンスの選手が自分を活かしてくれるからだと思います。4人でボールを回していても、3人がボールがないところでも動いてくれて、僕に高い位置だったらいくら仕掛けてもいいよ、って練習からしてくれているんで、そのおかげでサイドで自由に仕掛けることができています。
Q.チームの目標は前期はシード、後期は優勝争い、とのことでしたけど、もう争いでなくて優勝ですかね?
そうですね。優勝・・・したいですねぇ。
Q.普段はあまり自分の得点数は意識しないようにしているんですか?
いや今年は出来れば得点王になりたい、という気持ちで、1試合に最低2点は取りたいという気持ちで試合に入っています。今日も1点で終わってしまったんですけど、2点取れれば事故で1失点しても勝てるので、チームとしてはそれでいいのかなと思います。
Q.ここまで4勝2敗、まずまず満足の結果ですか?
シーズン始まる前が凄く悪かったんで、3連勝は良かったんですけど、(4節で)準会員リーグと被って、人が分かれてベンチも盛り上がらなくて負けて、翌週も調子が上がらないままで2連敗してしまったので、そこで流れが変わってしまったのかな、と思います。これからも準会員リーグは入ってくるんで、シーズン通して、誰がいないから盛り上がらないとかがないようにしていかなければいけないなと思います。
次節・第7節は8月16日(日)府中市立総合体育館で行われます。
11:00 リガーレ東京 vs コロナFC/権田
12:50 FCmm vs バルドラール浦安セグンド
14:40 ブラックショーツ vs カフリンガ東久留米
16:30 ファイルフォックス府中 vs ゾット早稲田
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時