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　関東リーグ2015
　第11節 9月26日 東久留米スポーツセンター

　　コロナFC/権田 vs ファイルフォックス府中

　　2位コロナFC/権田に前節首位・柏トーアを破って最下位を脱出したファイルフォックスが挑む。

　権田鈴木監督とチームリーダーの大場選手。意外と少ないツーショット。
　

　ファイルフォックスから権田までの勝点差は7。首位柏とは8。
　今期、関東リーグは最終順位2位までが地域チャンピオンズリーグに出場できる。
　勝てば射程圏内に入るが、敗れれば逆転2位以上がかなり遠のくファイルフォックス。背水の陣。
　

　前節引き分けで首位取りには失敗したが、3節以降負けのない権田。
　前節、首位柏を破ったファイルの反撃を止められるか？
　

　

　

　2分、権田、山村和士(権田11)からゴール前で朏島慎吾(権田10)がボールを受け↓
　

　左の山村朋也(権田14)に振ってから折り返し↓
　

　上がっていった山村和士(権田11)が決める！
　

　権田先制！権田らしいゴール前で左右に揺さぶる見事なゴール。
　

　アシストの兄・山村朋也に駆け寄る弟・山村和士。
　

　

　次の得点は8分、右サイドを上がった大場(権田20)がGKも引き付け↓
　

　中央に張った江成(権田19)が合わせる！
　

　またも権田らしい得点で2-0。権田強し。
　

　「(ファーストセットの)山村兄弟の活躍に引っ張られてセカンドセットも調子に乗ってくれれば･･･」
　という試合前の鈴木監督の言葉がそのまま現実になる。
　

　

　負けられない試合。やられっぱなしでいられるかとファイルが反撃する。
　

　12分、左サイド長尾(ファイル15)が中央へ流したボールに↓
　

　田辺(ファイル7)が滑り込み↓
　

　ゴール右隅に決まる！
　

　ファイル1点返して2-1。
　

　さらに気持ちを前面に出してファイルが攻める。
　

　

　優勢に進めていた権田だが危ない場面が訪れる。
　

　

　

　しかし次の得点は奪えず。2-1のまま前半終了。
　

　なんとしても勝なければいけない。権田の攻撃への備えなど、細かく説明するファイル吉成監督。
　

　しかし後半が始まるとリードしている権田が攻め込む。
　

　23分、朏島慎吾(権田10)のラストパス↓
　

　山村朋也(権田14)、一歩届かず。
　

　

　続いてフリーキックのチャンス↓
　

　山村和士(権田11)が蹴ると見せて小池(権田28)が中に入れ↓
　

　中央に移動していた山村和士(権田11)がダイレクトでゴールへ打ち込む↓
　

　

　権田に追加点！3-1、ファイルを突き放す。
　

　3点すべてが狙い通りのパスワークから。2位にいる理由を見せ付ける。
　

　

　しかしファイルの心も折れない。1分後の25分、ゴール前でフリーキックを得ると↓
　

　ちょん蹴りから長尾(ファイル15)が蹴ると見せかけて吉成(ファイル11)はヒールで後ろへ↓
　

　田辺(ファイル7)がポスト際に思い切り打ち込む！
　

　ファイルがまた追い上げる！3-2。1点差！
　

　チーム得点王、9得点の田辺。この日2点目。
　

　

　しかしその後も主導権は権田。
　

　32分、左サイド江成(権田19)が金子(権田9)に預け↓
　

　金子(権田9)が戻したボールを↓
　

　中央に移動してきた江成(権田19)が無人のゴールに押し込む！
　

　権田また突き放して4-2！
　

　ボールも人も横に動く権田のフットサル。ここも相手を崩しての得点でまた2点差。
　

　

　さらに権田は前プレをかける。「守りに入れるほど器用じゃないんで」(鈴木監督)
　

　劣勢のファイルだがまた1分後の33分、コーナーキックで↓
　

　ニアから丸(ファイル14)が豪快なシュートをGKの頭上に叩き込む！
　

　4-3！ファイル3度目の1点差！巧さの権田に気持ちで追いすがる！
　

　

　

　

　残り4分。ファイルはパワープレー開始。追いつけるか？
　

　双方にチャンスは訪れるがゴールは割れず時間が過ぎる。
　

　

　残り8秒、ボールを奪った山村和士(権田11)が体勢を崩しながらシュート！
　

　無人のゴールに転がって権田にダメ押し点。5-3。ファイルの希望を打ち砕く！
　

　試合終了。権田勝利！ファイルには無情のホイッスル。
　

　勝点差は10。残り6試合。ファイルの逆転優勝には絶望的に近い差がついてしまった・・・
　

　

　権田はこの時点で柏を抜いて勝点20。このあとの試合で勝点18の柏が引き分け以下なら首位となる。
　

　貴重な2点目4点目を挙げたコロナFC/権田・江成選手にお話をお聞きしました。
　
Q.今日は後期に巻き返しを計ろうとするファイルフォックスが相手でした。
僕らは2部から上がったばかりで常にチャレンジャーの気持ちでいます。ファイルには前期勝っていますがそれは忘れて、昨年の王者ですし、今日もチャレンジャーとしてどんどん前から仕掛けて行こうという気持ちで戦ったことが、前半の2点につながったと思います。
Q.ハーフタイムはどんな話をされたのですか？
2点取るまでは良かったんんですけど、その後1点返されて慌てちゃってたので、もっとディフェンスを寄せて相手について行こうという話と、攻撃は落ち着いて3点目を取りに行こうと話していました。
Q.後半2点差にすると、またずぐ1点差に追い上げれれるという展開でしたが？
後半の2失点はセットプレーで取られていて、そこはウチの課題なので集中していかないと毎回苦しい試合になるので注意したいですね。
Q.先制点は山村兄弟のファーストセットでしたが、その後江成さんのセカンドセットが良かったように思います。
今期ずっと同じメンバーで組ませてもらっていて、前回くらいからかなりコンビネーションが合ってきたと感じているので自信を持って攻撃出ることで出来ています。なので本当はもっと僕なんかがチャンスを決めていれば楽な試合になれたんですが。今日は僕が取った時は皆がゴール前にボールをくれたので、僕は無人のゴールに押し込むだけでした(笑)。
Q.でも江成選手自身でゴール前に切れ込む場面も沢山ありましたよね？
そうですね、それが僕の特徴なので。この1部の舞台だと、敵のディフェンスも仕掛けてくれるので、逆に突破できるというか、そこが面白いし勝負を仕掛けられて充実していると思いますね。ただそこでボールを取られてカウンターされることもあるので、そこはもっともっとチャンスを作ったり点を取ってチームに貢献したいなと思います。
Q.同じセットの7番・朏島賢佑選手が病気明けと聞きましたが？
実は賢佑(けんすけ)がお多福風邪にかかって治ったばかりで練習にも出れなかったのですが、その分を13番の花田孝汰が埋めてくれたりしてて、最近チームとしてもまとまってきたかなと凄く感じます。
Q.開幕2連敗のあとは負けなしが続いていますね。
ちょうど第3節でファイルフォックスさん相手に初勝利して、これで行けるって自信をつけさせてもらって、そこからチーム全体がいい方向に向かっているので、次の試合をしっかり勝って、柏さん次第ですけど、出来れば首位で選手権の中断期間を迎えたいと思います。
Q.優勝に向かってまっしぐらですね。
最初から目指すのは優勝だったですし、前期の目標の4位以内も達成したので、後期はもう優勝しかないですね。でもまだ苦しい試合が続くと思うので、受身にならずに常にチャレンジャーの気持ちで、でもそれが出来れば結果は出ると思うので頑張りたいと思います。

　次節・第12節は10月11日(日)柏市中央体育館で行われます。
　　11:00　ファイルフォックス府中 vs　バルドラール浦安セグンド
　　12:50　リガーレ東京 vs ゾット早稲田
　　14:40　コロナFC権田 vs FCｍｍ
　　16:30　柏トーア’82 vs ブラックショーツ

　

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