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　関東リーグ2015
　第14節 12月5日 柏市中央体育館

　　コロナFC/権田 vs リガーレ東京

　関東リーグは残り5節。この日の注目は2位タイ同士の対決、権田vsリガーレ。
　首位柏は勝点25。2位の両チームは勝点21。互いに柏との直接対決を残しているが、
　残り試合は権田が4試合なのに対して、リガーレは5試合。

　リガーレの守備力はリーグ最強、と称える権田の鈴木監督。
　2試合勝利がないので、2位対決は意識せず、まずは勝ちたいという。
　

　リガーレは勝てば首位柏に勝点差1、残り試合も4試合で並ぶ。気合十分。
　

　権田は勝って柏に1差に迫っても残り試合数が一つ少ない。もし敗れれば窮地に立たされる。
　

　リガーレは先発に普段別セットの岡野と麻賀をそろえ、得点力を1stセットに集めてきた。
　

　権田はキャプテン山村朋也が累積で出場停止。代わりのキャプテンは19番江成。
　

　優勝争いを左右する大一番。試合開始。
　

　立ち上がり、強力1stセットのリガーレが攻勢をかける。
　

　

　碓井(リガーレ4)のシュートはポストに弾かれる。
　

　

　慌しくなる権田ベンチ。
　

　4分、碓井(リガーレ4)が左に振り↓
　

　岡野(リガーレ9)がミドルシュートを決める！
　

　

　リガーレ先制！ 0-1。
　

　狙い通り、1stセットで先制点を奪う。
　

　その後もリガーレペースが続く。
　

　しかし6分、中央でボールを持った山村和士(権田11)↓
　

　2回の反転で中央へ向き直し、左足を振り抜くと↓
　

　強烈なシュートがゴール右上を貫く！
　

　山村和士のスーパーゴールで権田が同点に追いつく。
　

　

　しかし、追いつかれてまだリガーレが優勢。
　

　

　

　気持ちを前面に出してドンドン前プレを仕掛けるリガーレ。
　

　しかし権田も譲らない。ややリガーレ優勢ながらもこう着状態。10分を過ぎても1-1。
　

　

　15分、ベンチから出てきたばかりの関口(リガーレ30)が斜めに駆け上がり↓
　

　そのまま放ったシュートが↓
　

　ゴール右隅に決まる！
　

　

　リガーレ勝ち越し！ 1-2。
　

　キャプテン碓井と抱き合う。
　

　若手の関口、リーグ初得点が、大事な試合での貴重なゴール！
　

　ベンチワークが鍵と言っていた権田･鈴木監督。即タイムアウトを取る。
　

　権田にもチャンスが多くなる。
　

　

　前半終盤はカウンター合戦。チャンスとチャージの応酬。
　

　

　

　

　1-2で前半終了。全体としてはリガーレペースだったが、点差は1点。
　

　緊張感が伝わってくるリガーレベンチ。西野兼任監督。
　

　

　

　　　　　　

　優勝へ近づくのはどちらか？ 後半開始。
　

　後半は権田が勢いよくスタート。
　

　花田(権田13)のシュートは右に外れる。
　

　22分、攻勢をかける権田のボールを奪ってのカウンター。麻賀(リガーレ18)が左ライン際を上がり↓
　

　右ゴール前へのクロスを岡野(リガーレ9)が折り返し↓
　

　待ってましたと碓井(リガーレ4)がゴールに叩き込む！
　

　

　リガーレに追加点！ これで1-3！
　

　サポーターも大歓声！
　

　新1stセット、大正解！
　

　

　会場はリガーレムード。しかし権田もこのままやられていない。
　

　リガーレをゴール前に追いやる。
　

　

　

　攻める権田、守るリガーレ。
　

　

　

　リーグ終盤戦に備え合宿してきたというリガーレ。ベンチも一体となって戦う。
　

　

　34分、権田タイムアウト。パワープレーの準備をする。
　

　しかし本格的にパワープレーに入る前、山村和士(権田11)が右から左へ↓
　

　中央やや左から左足を振り抜くと↓
　

　ゴール右側に突き刺さる！
　

　またも山村和士のミドルシュートで2-3、権田が1点差に詰め寄る。
　

　兄でキャプテンの山村朋也の不在の穴を埋める山村和士の活躍。
　

　はやり2位対決。リガーレムードの試合だったが、残り6分で1点差。
　

　権田が攻め込む。
　

　

　

　リガーレ必死の守り。高い集中で決定機は防ぐ。
　

　

　

　

　リガーレはカウンターで追加点を狙う。
　

　

　

　残り3分、権田は先ほどからやり掛けていたパワープレーを本格的に開始。勝負に出る。
　

　しかしリガーレのカウンター。戻る大場(権田20)。
　

　

　

　終了間際、岡野(リガーレ9)のロングシュート！
　

　わずかに右に外れる。
　

　ラストプレーはヘディングの競り合い。
　

　タイムアップ！2-3、2位タイ対決をリガーレが制する！
　

　大事な試合の勝利にリガーレの喜びも大きい。
　

　

　

　権田は連敗で首位戦線から大きく後退。首位柏とは勝点4差な上、1試合少ない状況に追い込まれた。
　

　リガーレは勝点24で柏と1差。残り試合数も同じ。直接対決は最終節前、19日の東久留米だ。
　

　

　貴重な2点目のゴールを上げた、リガーレ30番･関口選手と西野監督(右)、碓井キャプテン(左)にお話をお聞きしました。
　
＜Q.見事2位対決を制しました。勝因はどこでしょう？＞
西野監督：この試合に備えて練習してきたことは実はあまり出せなくて、2つの失点もスライディングすれば防げたのかなと思いますし、攻撃の面も岡野にボールを預けて頼ってしまったのは周りがボールを持って抜けていくというプランからは外れてしまったんですけど、シーズンの中ではプラン通りにいかなくてもこうして勝つ事もあると思うので良かったと思います。
＜Q.今日はセットを組み替えましたね？＞
西野監督：ピヴォの岡野にサスーン(碓井)がパスを出せますし、岡野が疲れたときには関(関口)とかの周りの選手が走れるので、その分僕の居る2ndセットは我慢してやることにはなるんですけど、セットの分け方としては攻守ハッキリしていて良かったと思います。
＜Q.1-1で関口選手の勝ち越し点が出て、皆さん喜んでいましたね？＞
西野監督：関は昨年サスーンがサテライトでずっと面倒見てきて、今年は序盤に怪我もあってこれまで無得点だったんですけど、彼は練習から凄く頑張ってくれていたのと、今日僕が会場に入った時にいい顔をしていて今日はやりそうだなと感じたので、1-1でこう着している時に彼を使って、交代してすぐの得点だったので、チームとしても個人的にも凄く嬉しい得点でした。
関口選手：大事なところで得点を決められたのはなおさら嬉しいんですけど、まずどういう状況にしても結果を出したいと思っていたので、まだ少ないですけどこうして支えてくれる先輩がたに恩返しを一つ出来始めたことがまず嬉しいです。今日の得点に奢らず、まだしっかり足元を見つめて、今まで通り西野さんの練習についていって、自分に足りないものを補いつつ良いところを伸ばして行きたいと思います。
碓井選手：最初トップチームに上がったとき、関は西野さんの練習についていけなくて泣いたりしたんですけど、ホントにいい奴で好青年ですし、これからのリガーレをし背負って行ってくれると思うので、応援してやってください。
＜Q.今日のチームの一体感は凄かったですね。＞
西野監督：実は(2週前に)合宿をしてきたんですが、僕は皆にフットサルだけじゃなくてリガーレというチームを好きになってもらいたいと思っていて、ただフットサルが好きなだけだったらどこのチームでやってもいいだろうし、でもリガーレというチームでやっている喜びを感じてもらえたら自然と試合で声も出るだろうし、誰かに抜かれてもスライディングできるだろうと。そういうところにチームの価値が生まれるだろうと思って合宿をやった成果かなと思います。
＜Q.これで1位柏と勝点1差になりました。そして直接対決も残っています！＞
西野監督：それまでに柏が敗れてくれれば良いですが、最終節前の東久留米(19日)の直接対決で戦って、そこで勝てば自力優勝も100%見えてくるので、その前の来週の2連戦(12日13日)で負けないようにまずはしたいと思います。僕らは合宿でもその2連戦を想定してきたので、この1週間で今日できなかったこともしっかり直していけば2連勝もできると思いますし、その目標を達成したいと思います。その2連戦の相手は、土曜日にFCｍｍで日曜日はファイルなんですが、どちらも相手は2日で1試合で僕らは連戦なので、凄く相手に有利に見えると思うんですけど、僕らはメンタル的にはむしろ有利だと思っていますし、僕には僕のプランがあるので、日曜日のファイル戦は体力的には窮地には立っていますけど、死ぬ気で食らいついていけばファイルも追い込まれていくと思います。

　　関東リーグ第15節は12月12日(土)、柏市中央体育館で行われます。
　　
　　　11:00　ゾット早稲田 vs　カフリンガ東久留米
　　　12:50　ブラックショーツ vs バルドラール浦安セグンド
　　　14:40　FCｍｍ vs リガーレ東京
　 　　16:30　コロナFC/権田 vs 柏トーア’82

　

　

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