全日本選手権 関東大会
準決勝 1月31日 駒沢体育館
柏トーア’82 vs ペスカドーラ町田アスピランチ
都県代表16チームが全国大会への3つの切符を争う全日本選手権の関東大会。
勝てば2位以上が決まり全国大会出場が決定する準決勝。
第1試合は関東リーグシードの柏トーアと
東京大会優勝、前日ゾット早稲田に勝利したペスカドーラ町田アスピランチの対戦。
東京都1部リーグ2位の町田アスピランチは関東リーグ勢を破って準決勝まで勝ちあがってきた。
東京大会から数えると関東1部リーグ勢に4連勝。もはや都リーグで優勝できなかったのが不思議な位のアスピランチ。
アスピランチはトップチームと同じく高い個人技とボール回しに長ける。
柏トーアはリーグ戦では終盤の失速で地域CLを逃したが、選手権では全国大会にあと1勝までやってきた。
序盤からドンドン攻めに出るアスピランチ。
アスピランチは持ち前の前プレ、ボール回しをこの試合も臆せず披露する。
元々カウンターが得意の柏トーアはしっかり守ってチャンスを狙う。
12分、瀬戸(アスピ5)のクロスを↓
山野(アスピ20)が押し込む↓
ゴールインかと思われたが↓
磯崎(柏17)がかき出す!
ライン上に乗っていたが確かに入っていなかった。押されながらも柏が守り続ける。
15分、ゴール前の田中(アスピ18)にボールが入り↓
ワントラップからシュートを放つが↓
柏GK中村が体で止める。
20分、キックインからのサインプレー、相原(アスピ4)のシュートパスに↓
飛び込んだ瀬戸(アスピ5)が合わせるがGK中村がナイス反応でブロック!
前半、アスピランチの猛攻をしのぎ切った柏。中村の好セーブが光った。
点は取れなかったが上手くいっている、後半も根気良く続けようとアスピ小川監督。
2012年以来2回目の全国大会チャレンジとなる柏トーア。地域CLに届かなかった分、気持ちは強い。
後半開始。
直後、奥の若林(柏8)からゴール前の馬場(柏19)にボールが通り↓
ダイレクトでゴール左へシュートを決める!
柏先制! 1-0。
前半押されていた柏が後半開始12秒で1点を挙げる。
勢いの出た柏、さらにカウンターを仕掛ける。
21分ちょうど、柏がコーナーからボールを繋いで↓
中央の馬場(柏19)が↓
持ち替えて左足シュートを決める!
馬場の連続ゴールで2-0! 柏が一気に突き放す。
小さな振りからでも強烈なシュートを放つ男、馬場。
「馬場くんを抑えるのは勝利の前提条件」と警戒していた小川監督は渋い顔。
2-0となってからはまた町田が押し込む。
柏はカウンター狙い。前半と同じ展開。
守る柏にファールが貯まる。
残り5分、パワープレーに入ったアスピに柏のロングシュート↓
これは外れる。
焦りながらも何とか守って攻撃続けるアスピランチ。
残り1分、柏の守り確認のタイムアウト後、アスピランチが最後の攻撃に向かう。
直後、ゴール正面から西村(アスピ10)のシュートがディフェンスの間を抜けてゴールに吸い込まれる!
アスピが1点返して2-1。残り1分だが最後の望みをつなぐ。
ようやく取れた得点に絶叫するアスピベンチ。
攻めるアスピ。しかし時間がない。
最後、GK中村のクリアでタイムアップ!
叫ぶ柏トーア。 念願の全国大会決定!
攻めまくったアスピランチだったが終盤まで得点できずに敗退。同日5時間後の3位決定戦に回ることとなった。
柏トーアはリーグ戦の悔しさを晴らし、2度目の全国大会へ。おめでとう柏トーア。
全国大会出場を決めた柏トーア’82・奈須監督にお話をお聞きしました。
<Q.全国大会出場、おめでとうございます。>
前日までのアスピランチの戦いを見てきて、関東1部の選手と同等以上のものを持ったチームだと考えていたので、今日は戦い方を明確にして戦いました。そして結果がついてきたので本当に嬉しく思います。
<Q.どういった点に気をつけて戦いましたか?>
相手にスペースを与えてしまうと状況判断良く攻撃を展開されてしまうので、スペースを与えずにカウンターを狙おうという話をしていたのですが、スペースを消してボールを奪ったところからチャンスも作れてマイボールの時間も増えましたし、勝利につながったと思います。具体的には相手の1stセットとこちらの2ndセット、相手の2ndセットとこちらの1stセットの噛み合わせがよかったので、相手の良さを消すことができたと思います。
<Q.後半押し込まれた時間帯に前方に大きく蹴っていましたが、あれはもう蹴り出していいという指示だったのですか?>
いやあれは、前半相手がピヴォに厳しく来なかったので、ピヴォを狙っていこうという指示だったのですが、そこの精度が低くて流れてしまったのが多かったんですが、指示通りやってくれたので良かったと思います。
<Q.今日はアスピランチ相手に守ってカウンターを徹底していたようですが?>
関東1部の意地もありますけど、まず勝たないと話にならないので、選手たちとも話しあって、相手のチームの戦い方との兼ね合いで守ってカウンターという形が必然と出てきたので、そこに徹したのが勝利につながったと思います。
<Q.残り1分のところでタイムアウトを取りましたね?>
上手くいっていなかったわけではないのですが、ボックスの守りの最終確認をしようとタイムアウトを取りました。しかし正面からその間を相手に抜かれてしまいました。あれは僕のミスだったと思います。
<Q.これで2回目の全国大会ですね?>
今年は本当に地域CLに手がかかっていたのに逃して、選手権だけは何としても出ようと選手たちと話していたので、先ほど勝った瞬間、選手たちも喜びを爆発させていましたけど、この勢いを全国大会にも繋げて結果を残したいと思います。
柏トーア’82は全国大会でAグループに入り、3月4日から静岡エコパアリーナで1次ラウンドを戦います。
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順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
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1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ 大分 |
26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 |
2019年第11節終了時
8.18 | チャレンジすみだvs町田 |
---|---|
7.21 | 第6節 町田vs名古屋 |
6.22 | 開幕戦インタビュー |
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイルフォックス | 9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 |
2019年第4節終了時
12.15 | 17節 リガーレvsゾット |
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12.13 | 17節 ロンドvsファイル |
12.122 | 17節 カフリンガvsショーツ |